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20/3/2
偉大な魂の主はその敵を軽蔑するものではなく、実はわすれるものなのである。
混然中処>万物の中に混じっておるのだけれども、その中にまごまごしておるのではなく、その中に在って、常に、それこそ創造の道を進歩向上、中しておる。
我ひとり人に異なりて母に食(やしな)はるるを貴ばんと欲す。>老子
なるべく大器晩成がよい。
25/1/29
うーむ読みやすい。しかしいい。だからいい。
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古典だけど、とても良い本。
以下が心に残ったポイント
知識とは、学問から得るもの
知識をもとに、物事の判断ができることが見識
さらに、周囲からどんなに反対されようとも見識を貫こうとする力が胆識
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読めば読むほど味があり、難しい。
「平成」という言葉を考えた、安岡先生の素晴らしい本の一つです。
●「もの」を肉眼で見ているようでは、本当のものは見えない。
本当のものを見たければ、心眼で見る必要がある。
●知識、見識、胆識!!
知識は使って実践で使ってこと生きてくる。
まだまだ、学べることがたくさんあります。
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ちょっと読むだけで、安岡さんの知識や経験・思考の、広さ・深さに圧倒されます。
この本は、ハウツー本ではないため、即効性はないかもしれません。
しかし、ものの見方考え方を、平易に、しかし、深く述べられているため、読後の生活が大きく変わる可能性があります。
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先哲の言葉による教えは、単なる情報としていい加減に読み進めるには重く、自らの生き方を改める覚悟をもって接する必要がある。
長い目で、多面的全面的に、根本的に見ること。安眠+熟眠など、日常生活の心得。四不殺の銘などの座右銘の話。
自然の一つとして、生涯をかけて造化、維新を続けることを肝に命じたい。
10-80
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退屈は人を退化させる
みたいなことが書いてあって
確かになぁって思った
あとは
うーん
レ点とか使っていて
お前
レ点とか
持ち出すなよ
って
突っ込んだくらいかな
古典は嫌いだ
過去の読みづらい日本語は嫌いだ
最近の女子高生とメールしたら
おれもおっさんだなぁ
とか思うのかなぁ
女子高生とメールしてみたいなぁ
500円までなら出せるな
500円で10往復ならOKだぜ!
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あいまいな認識を詰めてくれるような含蓄の深い言葉にじわじわ来ます。
●民族、国家のために全てを捧げようという幕末・明治のような気分にある「個人の滅却・献究」と、機械文明・都市生活のために個人の主体性がなくなり、群集心理が横行する「人間が無内容」になる事は全く異なる。
●真のインターナショナリストになるには、最も洗練されたナショナリストでなければならない。(内が充実していないと外とも関係できない)
●機械的・享楽的文化の中であまりに情報に振り回されると自分の思考力・判断力・批判力など内面的自己がなくなってしまう。
●「知識」は大脳皮質の作用で得られ薄っぺら。「見識」は人格、体験、悟りなどが内容になる。決断力・実行力をもった知識・見識が「胆識」となる。
●道というものは、本に反り、始めに復って、絶えず新しく出直していくこと。日本は現在事窮している。創業垂統の明治精神を尋ねるのが良い。
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安岡正篤氏が、昭和36年から昭和59年の間に「師と友」に連載した記事をまとめ、1985年に刊行されたものの新装版。
言葉使いをみなければ、ごく最近書かれたものではないかと間違うくらい、現代の問題と重なるところがある。
一番最初の「肉眼と心眼」のところにある「顕在エネルギーと潜在エネルギー」は、野村監督のいうところの「有形、無形の力」に通じるところがあるなぁと思った。
これからじっくり読み進めていきたい。
(3.31追記)
運命、天命、知名、立命
先天的に賦与された「天命」と、いかようにも変えることのできる「運命」、これを知る「知名」、知ってそれを完全に発揮していく「立命」。
命は我より作(な)すもの・・・袁了凡の悟り
無心であればそこに神の慧智が発し、ものの道理、因果の関係、命数などが明らかに観ぜられ、自分が自分の運命の主になってそれを使いこなしていける。
孟子「求むればこれを得。我に在るものを求むればなり」
「万物我に備わる」
「これを求むるに道あり。これを得るに命あり」
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現代人はものを知ることしか知らぬものが多い。
真の知とはもの自体から発する光でなければならず、自我の深層から、潜在意識から発生する自覚でなければならない。これを悟るという。
すなわち「活きた人格と人格との接触、触発」であり、「全生命を打ち込んで学問する、身体で学問すると、人間が学問、叡智そのものになってくる。
これからは知識ではなく悟道の文明を!
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安岡正篤。
吉田茂、佐藤栄作、福田赳夫など、名だたる政治家が師と仰いだ賢者であり、「日本の黒幕は誰か?」という問いに対して歴代首相の殆どが彼の名前を挙げる。
平成という年号を考案したのも彼だ。「平和が成り立つ」という意味である。
彼の言葉は人の本質を捉えるがゆえに、現代にもそのまま当てはまるものが多い。いや、「人間」自体が古来から変わっていないからかもしれないのだが。
内容に関しては真新しいことはないが、それはこの本が自己啓発系の古典であるからだと思う。むしろ枝葉が多いものよりもまとまっているともいえる。
本書には関係ない人物だが、詩人の谷川俊太郎がこんなことを言っている。
「人生でね、すごい大事なことはだいたい言い尽くされていると思うんですよ。枝葉のことは一杯書いてあるんだけど、本当に大事なものは古典に書いてある気がして…」
その大事なことが、この本に詰まっている気がしてならないのである。
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雑誌の論講を抜粋したものなので筋の通った一つの論文というわけではいかないが、安岡正篤さんの哲学あふれる良書でした。
以下、琴線に触れた言葉
・よい師友をもち、読書する
・見識と胆織をもつ
・ものの考え方三原則
・同じ立場で真剣に考える
・天命と運命を知り、それを尽くす
・矛盾や対立を超え、進歩向上させる(中庸)
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安岡正篤氏が「師と友」という雑誌に
掲載した文章をまとめた本らしい。
様々な故事を引き合いに出しながら、
文明の発展が人間を愚かにすることに警鐘を鳴らし、
心眼を開くために読書、特に古典を読む事を勧めいている。
「ソ連」やら「中共」やら古い言葉が沢山出てくるが、
パソコンやスマホのある便利な生活に慣れ、
震災でそれらが無い自分の無力さを味わった今日、
書かれている内容は却って新しく感じる。
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20130808 良い言葉なのだとおもうが追いつかない。理解するためには一つづつわかるところから考えよう。
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自彊息まず。
切磋琢磨の三原則。
知識→見識→胆識。
最も洗練されたナショナリスト。
絶えざる正新。
貧富貴賤順境逆境、何に処しても変わらぬ自分。
そして、祖国と同胞のために、相共に感激を以て微力を尽くそう。
安岡先生の珠玉の言葉を収めた遺稿集。読み応えアリ。
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あの占いおばさんのイメージから何となく胡散臭い存在となってしまった安岡正篤だが、大川周明などとは違い戦後を長く生きた分だけ俗臭あるのは仕方がない。しかし、一つ一つの言葉の風韻に、やはり戦後にあって「東洋」を語ることの出来る数少ない人士だったことがしっかりと伝わる。戦後日本の社会経済にこのような骨格がまだ残っていたのかと隔世の感一入。
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学問とは、活きていなければならない。
つまり、仕事や生活が変化をもたらすものでなくてはならない。
机上だけで行うのは、知識の習得だけであって本当の学問ではない。
本物の学問は、見識・胆識となって仕事や生活が変わっていくものだ。
つまり活学だ。
活学を学ぶことを念頭におき、一燈照隅となりたいと思う。