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高山なおみさんが、自身のサイト「ふくう食堂」で書いていた日記を本にしたもの。
(書いていた、というのは、今年2月でWebでの日記が終わってしまったからなのです。残念…涙。今10巻が最新刊。12巻まで出るそう。楽しみにしていようーっと)
1巻〜2巻あたりは、まだクウクウ(吉祥寺のレストラン)でシェフをしていた頃なので、少しぴりぴり感というか、時間に追われている感じが出ています。
その後はどんどん緩やかになっていくイメージ。
高山なおみさんを取り囲む周りの方も魅力的です。
(だんな様で発明家のスイセイさん、編集者の方、富良野に移住してネットでプリン販売している夫婦とか。読んでいてわくわくする人生がたくさん)
毎日をゆるやかに楽しんでいくこと、つらいことも楽しいことも取り込んでいくこと。
日記だから本当につらいことは書かれていないのかもしれません。
けれど、毎日って本当に愛すべきものなんだよなっ、て感じさせられます。
そして料理がしたくなる☆
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ずっと、?から読み続けている本です。本は速く読みたい本とじっくり読みたい本という分け方をあえてするなら(正しい分け方ではないと思いますが)この本はとにかくじっくり読みたい本です。高山さんの毎日と自分の毎日のペースをあわせながら読むくらいの感覚でしょうか。この本を読むと、いつも自分が一番大事にしないといけないことや大事にしたいことをちゃんと見つめていかないと・・・という気にさせられます。高山さん自身はこの?ではCMのお料理(サントリーウーロン茶)などの仕事にも挑戦されているのですが、それも高山さんのペースで大事に取り組んでおられた様子が伝わります。また、スイセイさんとの(ご主人)日常も大切に描かれています。
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久々の日々ごはん、ちょっとづつ読もうと思ったけど結構ぐいぐい。この巻はなんだかすごく良かったなぁ〜 ぐっとくる表現がいっぱいありました。
スイセイさんの留守ごはん日記も面白かった♪
おまけレシピも早速作ってみよう!
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この本の内容がインターネットで連載されていると知った頃にはもう終了していました。寂しい。ただ書籍はあと2冊出るそうなので、それは楽しみです。
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2009.10.09
この『日々ごはん』は、公式HPに連載されている日記を本にまとめたものなのだそう。
どのごはんもおいしそうで、毎日ゆったりと充実して生活しておられるのが伝わってきて、羨ましくなってしまいました。
ただ、正直なところ……なんつーかほんとに「日記」すぎて、人さまの日常を盗み見しているみたいな変な居心地の悪さがあったのですが(^^;
そういうむずむずする感覚があるってことは、たぶん彼女の『日々ごはん』シリーズは、今の私に必要な本ではないってことなのかな。
まあ確かに、毎日の自分の生活で手いっぱいデスケドネ……
とはいえ、とにかく料理はほんとに美味しそうで、私もこういうのを作れるようになりたいなと思いました。
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高山なおみさんの文章は読んでいてほっこりします。旦那さんのスイセイさんの一言がすごくいい味だしていると思います。広島弁いいなぁって思っちゃいます。
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料理研究家高山なおみさんの日々を綴ったものです。一巻から読み進めてますが、ここにきて朝ごはんを食べるようで、なんだか安心(?)しました。
相変わらず、日々ちょっとした想いや空気を、さらっと文章に織り込んでる辺り、秀逸です。
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高山なおみさんの日記シリーズ。私はさかのぼって読んでいます。どの本もていねいに書かれているのだけれど、この本はなんだかとても好きです。
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自分にとっての一気に読んでしまうのがもったいない本の中の一冊。ゆっくり読んでいろんなことを考えたい本でもあります。いろんなことを考えたり見たり感じたりしながらゆっくり生きていきたくなる。文字だけの料理(セロリの葉と春菊のおひたしとか)どんな料理か想像するのも楽しみです。
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130704*読了
初の日々ごはん。
いいなぁ。他人の日記であり、ごはん記録なのに、こんなにもおもしろいと思えるなんて。
高山さんの日々(それもリアルタイムじゃなく過去から見る日々)にもぐりこんで、一緒に体験しているような気になる。
毎日のごはんに、お腹が空いてくるのはもちろんのこと、やる気みなぎっている日だったり、何にもしたくない日だったり、気分の波をそのまま日記でも伝えてくれるところに、親近感を感じる。
周りの人たちのあたたかさも、すてき。
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若い友人たちの結婚に幸せをわけてもらう秋から冬への日々。はじめての仕事が暮らしに小さな変化をもたらした冬から春への日々。毎日を深呼吸するように味わいを描きます。2006年9月〜2007年2月の日記を収録。
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2015/09/12 再読
スイセイさん登場。なかなかの文センスにびっくりするの巻。CMの仕事で中国に行ったりなんやかんやと忙しそうです。読んでいると、眠気を誘われます《退屈とか面白くないではなく》寝てしまいました(笑)
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さいきんすこしペースが落ちてきました。
高山なおみさんのエッセイ。
そろそろとまろうかな。。と思えど、あとすこし、と思うと読んでしまいます。
本からの抜粋。
ヨガをやっていると、毎朝の気分や体調のことが、細かいところまで分かるような気がする。無理しなくても頑張ってやれる日とか、無理に頑張らなければできない日とか、それさえも億劫な日とか。今朝は、あんまり調子がいい方ではないみたい。
パソコンをやりながらふと空を見上げると、まんべんなく鱗雲が広がっている。こんな爽やかな秋の日が、暮れていくのがもったいない。そうやって、今日も一日終わってゆくことが、最近、儚いような胸苦しいような気分になる。それは、早起きするようになったことと関係があるかもしれない。たくさん寝ていたころは、夢ばかりみていたから、現実の割合が少なかった。起きている時でも夢を引きずっていたから、なんとなしに宙ぶらりんな感じだった。現実は、ちっとも永遠なんかじゃなくて、儚い。ヨガを始めたことも、早寝早起きになったことも、私の脳みそに何か化学反応を起こしているのだろう。そして私は、本をあまり読まなくもなっている。現実を味わうのが忙しいからか?
チアキって、あんまり喋らないんだけど、何か言う時には、すごく言葉を選んでいるんだなというのが分かる。低い声で、ボソボソ切れ切れに喋る。スイセイはそんなチアキをすぐ気に入ったらしく、ものすごい早いピッチで飲んで、どんどんご機嫌に酔っぱらっていった。
帰ってから、「なんか、捨て猫がうちに迷い込んできたみたいな一週間じゃったのう。はよう風呂に入れてやらんと、みたいな。チアキってすごい口べたじゃけど、情がいっぱい詰まったような娘じゃったのう」などと、しみじみつぶやいていた。
体を動かすのって、何かのスイッチを入れるような感じだな。川原さんは、何もやりたくない日が続いた時、ごはんも食べず、テレビも見ないで、どれくらい何もやらずに寝ていられるかという実験をやったことがあるらしい。「けっきょくね、体を動かさないと、どんどん具合が悪くなっていくことが分かった」と、この間言っていた。体って、動かしてやらないと、筋肉も内臓の機能も退化していくように出来ているっていうのを、実感で感じたそうだ。
フィッシュマンズ全書
「昔から静けさってのが自分の中にあって、日々感じる空気感みたいな感じの中に果てしない静けさってのがぜったいあるんだけど、そういうことをやりたい。だから、音はどんなにうるさくてもいいんだけど、その中に静かななにかが聞こえるっていうか、感じられるものですかね」
「歌詞はいつもサラサラッと書くことにしてる。サラッと書いてあんまり見直したりしない。自分がすごく馬鹿でダサくて無力な、社会のクズみたいな気分で、とっても謙虚な気分で書くことにしてる。そうやって誰にも見つからないような歌詞を書くのが好き。もうどうだっていいようなこと、紙くずみたいなもん。それを何年もやるのがいい。この曲(BABYBLUE)もそう、もうずーっとおなじ感じです。」
自然派志向みたいな風に私はよく思われているみたいだ��ど、私、パンクだし。そういう意味の自然が、「フィッシュマンズ」の音楽には混ざっていると思う。人間が到底つかまえられないもの。身をまかせるしかない、考えても仕方ないようなもの。
私の好きな人って、こういうことが共通だ。どんな理由があっても、いばったり、権力をふりかざしたり、大声で怒鳴ったりする人が世の中でいちばん苦手。
中には、大人でも平気なふりができない人がいる。器用そうになんでもすぐに覚え、いつも明るい顔をしている人のことよりも、じつはそっちの方が私は信頼できる。初対面の時、人のそういうところを見て、好きになったりしているような気がする。
ちよじとヤーノ。
ビールを飲みつつ、もう何しゃべったか忘れたくらいにとりとめなく、ぬるい風呂につかったような、あんかけな時間が過ぎてった。かれらとは、そういうイケイケじゃない、楽なあいだだ。
映画 ブエノスアイレス
やっぱりウォン・カーウァイはいいな。
私はウィンのどうしようもないところが、切なくて、情けなくて、セクシーでたまらなく好きなので、ラストがどうもピンとこないけど。アパートの共同のキッチンで、ふたりが抱き合って踊るシーンがとにかく好き。あそこだけ何度でも見たいくらい。ウィンがひとりで泣くところとか、タクシーの中でファイの肩に頭をのせるところも、美しく、儚く、哀しく、とても情けない。お金もないし、汚いアパートだし、ノミはいるし。だから、あの退廃の中に浮かんでいる、カスみたいな幸せにしがみついてドロドロに落ちぶれたまま、ロマンチックに終わってほしかった。
家守綺評
登場するのは、庭の植物や、花、森、犬、たぬき、河童、人魚、幽霊、山寺の和尚、隣の奥さんなどなど。生きている人も死んでいる人も、植物も動物も、みんな主人公と同じ空気の中に暮らしていて、言葉だけではないやりとりをしながら、ひょうひょうと当たり前のように生きている様子がいい。これこそ超現実!っていう感じ。
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朝起きて、あったかい布団にくるまれながら読むのにぴったり。高山さんの暮らしは、丁寧だけどいい感じに力が抜けている。それでいて、読み終わったら気持ちがしゃんとするのが不思議。
毒素が抜ける感じ。