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似て非なる1日を7回繰り返す話ともとれますね。もやっとした違和感を抱えつつ物語は進行しますが、何のために何が起こっているのか、そんなミステリーの要素も含んでいます。
ラストはちょっとあっさりだったかなぁ。
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『忘れる』薬、レーテの被験者となった唯の話。心理描写が多く、そこで読みづらさを感じる人もいるかも?
二度読みしたくなるね。二度読みして「ああ、なるほど、ここはこういうことね」という答え合わせをしたくなる。
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記憶を消去するという新薬の臨床実験に参加した主人公
面接を受けにきたはずが、いつの間にか知らない個室で目を覚ますという
新薬、レーテの効果を早くも身を以て体験するのだった
閉鎖しれた施設での7日間の実験
つつがなく進行するはずのそれはしかし
無惨な殺人事件でもって、その実態を変えてゆく……
****少しネタバレ****
レーテでもって抹消された記憶の
その混濁具合がよく表現されていたと思う
されていたがために非常にイライラした!
もどかしいというか
この実験では、前日分の記憶を消す、ということだけど
最終的には任意の記憶を消せるようで
そのメカニズムがちょっと謎だった
あとゆいが南を恋人に望んだというのはどこからきたんだろう?
見落としたのかな
もう少し一貫して純文学っぽければ良かったなぁという印象
所々でのふざけ具合が引っかかった
東城たちがおよそ世話役っぽくないのは替え玉だったからなのかな
被験者に対して荒ぶったり
態度がなってなかったり
洗練されてない感じが際立ってて気になった
エリスも大概おかしかったけど
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忘却薬「レーテ」の新薬実験。
7日間、起きるたび昨日の記憶がリセットされる。
昨日の出来事がなかったことになっている?
物事は連続している。
それを認識することでしか世界と繋がれない。
徐々に忘れていく。
その連続線を消し去ったとき、何と切り離される?
何を忘れる?
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ハヤカワ文庫JAから出ていたシリーズがちょっと話題になっていたので、何となく新潮文庫nexから出ていたこちらを先に読んでみた。著者のことはよく知らないのだが、デビューは角川ホラー小説大賞だったらしい。
本作は『記憶』をテーマにしたSFミステリで、1日毎に記憶がリセットされる新薬『レーテ』臨床試験のための、閉鎖空間が舞台。主人公の女子大生は臨床試験三箇所の1人。基本的にはミステリと考えた方がいいかな。
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トリックがキモの小説を読んでる途中でトリックに気づくこと。
これ以上につまらんことは無いぞ?
いや、まだこれ以上のどんでん返しがラストで待ち構えているに違いない。
さぁ、驚かせていただきましょう...
終わったぁ...。
一日ごとに記憶がリセットされ、同じ日を繰り返す7日間。
3日目で気づいてしまった。
これ、展開が「利休にたずねよ」だわ。
製薬会社オリンポスの役員を務める父が、母と共に交通事故で死んで以来、笹木唯は生物が死んでいる状態を受け入れることができなくなった。
さらに、父が会社の金を横領していた証拠を突きつけられて臨床実験に参加する事になる。
その内容は、人の記憶を消すことのできる薬、レーテの臨床だった。
7日間の臨床実験、記憶を無くして同じ日を繰り返すはずだが違和感が残る。
そして一日は、死をもって記憶が途切れる。
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記憶を消す薬、レーテの治験の話。
ギミックの所為で全体的に読み難い。
一見して、言い回しに違和感を感じるので、ギミックには、早い段階で気づける。
ここまでのギミックの割には、結末が詰まらない。ギミックに気づかなければ、きっと楽しかったんだろうが、それが全てだったのだろう
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「リライト」4部作でタイムリープ作家として頭角を現した法条遥のミステリ。外部と隔絶された空間で、記憶をなくす薬の被験者として過ごす7日間という題材は興味をもったが、種明かしが微妙。7日間が実は逆転していましたと言われてもはいそうですかとしか思えない。東条と金城の入れ替わりも死体を生きているものと錯覚させることも途中で薄々気付いた。この物語の面白味はどこにあるのだろう?結局秘薬レーテの製造方法は失われるから社会的パニックは起こらないし、主人公はお人好しだし。父が横領したと言われてあっさり信じちゃうわけ?二十歳だから仕方がないのか?いまいち面白味が発見できない話だった。
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途中でおおよそのトリックに気づいて振り返ったりしたものの読み終わってなるほどなぁ、と。
最後まで読んでまたパラパラ読み直したりはしたけれど、だからなんだと言われると難しい。
私の感じたテーマがあってるのか間違っているのかはわからないけれど(正直わからない気もするし)漠然としすぎてて、なおかつちょっと所々無理を感じる。
オチのないミステリー、という感じ。
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やっぱり途中で気づいてしまうのですね。
まさか。このトリックは。
でも気づかないフリして。
もしかして自分の読みは違うかもしれない。
そう思いながら読み進める。
それで違った場合はヤラレタゼー!
って感じるのですが。まぁそのままでしたね。
そう!つまり!比較的分かりやすいトリックとアレ?と感じさせる不気味さがウリかもしれません。自分も1度『忘れ』て再読したいな。
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2015-66
トリック自体はわかったけど(エピローグから始まってるから予想しやすい)、ストーリーは面白かった。
ややこしかったけど。
読み返したくなる。
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法城遥の、SFチックな長編。ミステリかは微妙。
あらすじ、設定は面白かったが、そのアイディアだけに頼った感が拭えない。
真相が奥深ければよいが、どちらかといえば読んでいる途中で分かってしまう。
一方で、複雑な構造は複雑なまま受け取らざるを得なく、良くできているとも思わなかった。
2
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高額の報酬を代償に、記憶を消す新薬「レーテ」の実験台となった笹木唯が中心に描かれる。毎日眠ると記憶が消される。きちんと記憶が消ええているかを実験するべく、科学者監視の下で外出の出来ぬ7日間を過ごす。
この7日間に起こる殺人事件。犯人は誰なのか。そして、なぜ科学者は、記憶を消す新薬を作ったのかーー。
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目次をみて、「エピローグから始まってプロローグで終わっているのはなんでだろう?」と思いましたが読み進めていけばなるほど納得。
物語中で人が死んでいたり、かなりの犠牲?を払って実験しているわりに、オチが軽すぎる気がして私は拍子抜けしました。
文章や登場人物の言葉使いがあまり好みでないのもあって、評価低めです…。
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記憶喪失ミステリー。
綺麗にまとまってる感じがする。
裏表紙の”驚愕のエンディングに戦慄必至”というほどのインパクトはない。