紙の本
今注目の3Dプリンターについて、その基本的な仕組みからそれによるものづくりの変化について分かり易く解説された一冊です!
2020/02/05 11:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、学問的な知識や実用的な知識を分かり易く教示してくれることで好評の「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は今注目の「3Dプリンター」について書かれた書です。著者である門田先生は、ものづくりのための市民工房「ファブラボ」の指導者でもあり、3Dプリンターの仕組みとその使い方、その普及によるものづくりの現状と変化などを、非常に丁寧に紹介・説明してくれます。我が国の状況に留まらず、世界各国の状況についても触れられているのはとても興味深いです。
投稿元:
レビューを見る
話題の3Dプリンタに関する一冊。
広く、浅く、限りある誌面で分かりやすく3Dプリンタに関して解説してあると感じました。
最後の部分では、教育にまで言及されており、STEM(Science , Technology , Engineering , Math)教育の重要性についても書かれており、STEM教育と3Dプリンタの相性の良さのようなものを十分に推測することが可能でした。
読了後は、地元のファブラボにも足を運んでみようかなと思うようになりました。
付箋は16枚付きました。
投稿元:
レビューを見る
自分用キーワード
積層造形技術 減算法/加算法 フードプリンタ 塑性加工 砥粒加工 光造形法 熱溶解積層法 PID制御 ファブラボ
投稿元:
レビューを見る
3Dプリンタの原理や構造、利用法を一般向けにやさしく解説。3Dプリンタでもりあがる「ものづくり」の現状や今後の展望もひと通り理解できる。
投稿元:
レビューを見る
5、名前は聞くけれども、具体的に何がどうなっていて何ができるのかよくわかっていなかった3Dプリンタ。3Dプリンタにも色々な種類がある(樹脂や金属、食べ物(!)など)とか、今後の発展性とか、広く浅くではあるけど入門書としてとっつきやすく、読みやすかった。
個人的にはフードプリンタがめちゃ気になる。
投稿元:
レビューを見る
知人から3DプリンタがAmazonで3〜4万程度で買えるようになっていると聞き、情報収集に読んでみた。個人向け3Dプリンタの多くは「熱溶解積層法」と呼ばれる方式。これに関する特許が切れたことで、多くのメーカーが参入し、価格破壊が起こった。そんなことが2010年代初め頃からあったようで、確かにその頃に3Dプリンタという言葉を聞くことが多かった気がする(なので、だいぶ周回遅れで調べている気がする)。
本書はそういった個人向け3Dプリンタに限らず、高価な業務用のものも含めて説明している。切削加工など既存のものづくりの技術についても。3Dプリンタは万能のものではなく、各手法の特性を考えて最適なものを選択する必要があるというのが、とてもわかりやすかった。
著者は工学系の研究者だが、高校教諭を勤めていたこと・ファブラボ運営に携わっていることからか、3Dプリンタを一般に広めよう、教育の現場へといった内容も多かった。
3Dプリンタをオープンソースで開発する「レップラップ・プロジェクト」というものをこの本で知った。3Dプリンタが自作できる、3Dプリンタの部品を3Dプリンタで作成できるという発想には驚いた。
国土地理院が日本全国の3D地図を公開している。このデータを使用すれば、3Dプリンタで立体的な地形図を出力できる。他にも3Dデータを公開しているという例は多い。
さらっと3Dプリンタについて知るとっかかりとして、いい本だった。なかなかに夢のある技術だ。
投稿元:
レビューを見る
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057389