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小説家の工はある日実家近くの葬儀屋から父の姿が見えないと告げられる。
実家に訪れた工を待ち受けていたのは、もう1人のタクミであり、そのタクミは死刑で死んだはずの人間だった。
作品はわたしには合いませんでした。
ずっと各人が同じようなことを延々と語っており、読み進めるのが辛かったです。
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まさに死刑執行の場面から始まり、その後、話の核心がつかめないまま進む。
結局生きてるのは誰?と、途中何度も思った。
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一体だれが死んで誰が生きているのか……
時間を置いたらもう一度じっくり読み返したい
ここ数作は、人(人間、人類)のルーツをたどるような 自分自身のルーツをたどるようなものをテーマにしているのかな
と、感じます
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すごい、すごい、すごい!!!
やっぱりすごい!!!興奮!!!
読後、一番最初に思い浮かんだのは『敵は海賊・海賊版』で(というか、正確には『敵は海賊・海賊版』の匋冥で)、あれからスペオペ感を剥ぎ取って、現代にぐっと寄せて、近未来風のSF型科学技術をトッピング。
そういえば『敵は海賊・海賊版』も、宗教と信仰について書かれていたね。
その上で、意識の在り処や、意識と肉体の関係、自己の認識と、共感と集合意識とリアルな世界について書き立てる、いつもの神林ワールド。
震えた!!!
すごかった!!!
今度は、『敵海・海賊版』を冷静に読んでから、こっちも再読してみよう。
『だれの息子でもない』と『死して咲く花、実のある夢』が、相互補完的に理解を深められたように、新しく発見できるかもしれない!
【追記】
読後、最初に戻ってエピグラフを見てみたら。「消えるは/書き手か/読み手か」だもんなぁ!
もうっ。そういうことかっ!!!てなった。
あぁ、すごかった。
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期待して読んだが、心のあり方、人とは、自分とは、というテーマについては面白いのだが、ストーリーとしては消化不良の感が残る。何が本当で、いや、本当とか現実とは何か、という話もあるが、読み手にとっては一貫したストーリーとして捉えにくい。それが狙いかもしれないけど。
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人間というものは記憶の中で生きているようなものだ。互いの記憶が違えば異なる世界に生きていると言ってもいいだろう。いま見ている夢を他人と共有することはできないという事実に似ている。そう思えば人生というのは独り見ている冷めない夢に違いない――。
作家のぼく、伊郷工は連絡が取れなくなったという父の安否を確認するために実家へと戻る。
そこに、父ではなく、工と同じ名前と姿を持った男が《還って》来た。
彼は、生後三か月で死んだ工の双子の兄、文のクローンだと言い、まさにその日の午前に死刑に処せられた死刑囚だと言う。
父の行方、死刑囚の正体、そしてぼくという存在は――。
それぞれの記憶に生きて、死んでいく人々の物語。先年に『だれの息子でもない』が上梓されているが、それがこの黙示録のための序章だったように思える。今作はサイエンス・フィクションに彩られた『死者の書』という感じ。
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すごかった…
いや、何が凄いのかうまく説明できないんですけれど。
流石としか言いようが無い!
意識とは、自我とは。哲学ゾンビの話がまた此処で出てくるのですが(「誰の息子でもない」と同じく)最近の神林長平作品は昔よりもっと、ぐっと核心に迫る様な書き方をされていると思います。(そしてまだまだノビシロがある様な!)誰が死んでいるのか、生きているのか。生きて居るって云うのは、意識がある事?死んでいても死者の意識が生者に宿ったらば、それは死者では無いのでは?では宿られた生者は死者なのか?そんな感じかな。…すみません凄く薄っぺらい書き方しか出来無くて…。
最後まで読み終えてまたし最初からページを繰り直してしまいました。
うーん、凄いです。
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神林長平さんの新刊だから、と思って読んだのだが、いまいちだった。
”意識とは何か”を突き詰めていきたかったのだろうが、重箱の隅をつつくような小説になってしまっている。
時間や登場人物の人格も動きまくっていて、プロット同士のつじつまが合っているのかも、もはやよく判らない。
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難解というか、集中しないと入れないし、気を抜いてはじかれてしまうとわけがわからなくなる。
一気に読む時間と集中力がないと私には厳しかった。
献血の待ち時間に読み始めた。