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楽しい日々を過ごす主人公の知らないところで
力を蓄えてその手を伸ばそうとしている七不思議。
七不思議の目的がきれいに分かったのはいいのですが
さらに『親友』と何があったのかも分かりましたが
一体どうしてそういう思考回路に陥ったのか。
子供特有の純粋なもの、というのでは
片付けられないものがあります。
いやでも世間を考えると、短絡的に純粋に
こう思うのはあり?
自分が一番、と思っていれば、あるやも、です。
どんどんと協力者は増えていくわ
手を伸ばし放題だわ。
繋がりって大事ですね、という教訓になりえるやも?
いやでもよくもまぁ『親友』してたものです。
小さいとげに見て見ぬふり?
きれいな現実だけを脳内に置いて、目をつぶって…。
それはありえる現実です。
おかげでこれだけ自信のない主人公が出来上がり
小学生の気持ちのまま、大きくなって…。
『親友』の事を違和感にせず、きれいさっぱり
忘れてしまった方が、良かっただろう小学生。
きちんとした記憶の中の『親友』に、1巻の時の
かけ離れに、驚きがあります。
違和感は、なかったですけど。
違和感と言えば、消えられない記録に納得です。
昔ではなく現代だからこそ、そこは不思議の塊。
きちんとそこまでクリアーしているのに
ものすごい現実感がありました。