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この方の文才は当然、知っていたが
エッセイまでここまで、ユーモラスに書くことが出来るとは、脱帽です。
愚妻とか書いてますけど、かなりの美人な奥様なんですよね。
悔しいことに(笑)
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国家の品格以来,藤原先生は固いことしか言わなくなったのではと心配していたが,相変わらずエッセイは軽妙で面白いですね。
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数学者藤原正彦氏のエッセー、週刊新潮の2009年から2010年にかけての連載だそう。
原稿用紙3枚程度の分量だから、1本あたり短くさっと読めてしまうが、内容はなかなか濃いため、一話一話を読んでも、読後に感じ入ることが多い。
身の回りのことから政治・経済と話題は広く、国を憂う毒舌とユーモアあふれる筆致には胸をすく思いがする。
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週刊誌で読んだ記憶のあるエッセイもかなりあったが,藤原先生の文章は説得力があり,溜飲が下がるものが多い.娘たちの大学祭で先生の模擬講義を聞いたことがあるが,話術の一流でした.
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捨身という美学、惻隠の情という美学、この著者は、あくまでエシカルな立場から精神の姿勢を問い続ける。美男子云々という諧謔のパターンが食傷気味だが、矢張り大事なことをしっかり言う珍重すべき存在。
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数学者藤原先生のエッセイ。父親に借りた。とっても面白い!日本の良さ、美しさや、政治批判、歴史、日々のこと、何にでも造詣が深く、素晴らしかった。
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20161208読了
2012年発行。週刊新潮連載のコラムをまとめたもの。2009年5月~2010年6月の分。「原稿用紙三枚弱の原稿を毎週一本仕上げる」なんて素人だったらなかなか難しい…しかも読みごたえがなくてはならないし。文筆家はすごい。この方のエッセイは軽妙な回もあれば時事ネタもあっておもしろい。ユーモアたっぷりに自分もネタにしてしまうのがまた楽しくて笑いを誘う。●P30落ち込んだ時には P39自分の顔 P81一引分け四連敗 P126年齢詐称 P168「控え目」という美徳 P66ガクモンにホルモンは不要
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正直に大好きだ、作者の文が。女性の小さな好意にドギマギする一方で、凛と揺らがぬ意見。抜群のユーモアに骨太で弱者の側に立った義の意見が含まれていて、文章にどこまでも引き込まれる。管見妄語という皮肉のタイトルも内容とは逆だ。世間の妄語を見抜く見識の重要さを柔らかく手に入れられる。週刊新潮を定期購入しておけばよかったと後悔した。
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『国家の品格』に続き、著者の本を読む。文庫本の奥付は平成24年だが、著作自体は東日本大震災前。著者に「小泉竹中政権がもたらした災禍」と言わしめた自民党と並び、政権交代民主党は事業仕分けで科学技術の進歩を阻害した。ユーモアとウイットに富んだエッセイだが、政治と民主主義に対する深い定見に感服した。