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普通の殺人事件と思いきや、その裏には特定の遺伝子群を持つものの拉致を企てる諜報機関があり、殺人事件の真相を解くかたわらで、彼らとの戦いが繰り広げられる。
いわば二つの物語が同時進行している状態で、そのふたつを一緒に楽しむことができれば良かったのだが、途中から諜報機関との駆け引きばかりに目が行ってしまって、本格推理のほうはどうでも良くなってしまった。
諜報機関との戦いには決着がついていないので、シリーズとしてまだまだ続くと思われるが、私はもういいかな。
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本物の小さな名探偵誕生。
すごい面白かった。
最後の展開もよかった。
過去も含めてこれからのどう承転結していくのか楽しみな作品だ。
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最初の頭脳チャレンジ!図書カード&商品券欲しさに解いちゃったよ(^o^;)そして本編に入り、シャーロック・ホームズ並の名探偵遺伝子群を持つ人を探すための一次試験だと解り、むやみにチャレンジするもんじゃないなと思った(--;)さて、お話は遺伝子保有者である妹とその兄、それを保護する御子柴家(財閥(゜o゜;))が保有者争奪戦を阻止すべく大活躍!まだ始まりの予感みたいな一冊だから、次が出るの楽しみだ(^^)♪幸村さんと話が合いそうなので友達になりたい(^^;)ゞ
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似鳥先生の新シリーズ来ましたね! 冒頭に入ってる頭の体操みたいな問題から、既に物語は始まっている。
犯人が不可能犯罪を起こす必然的理由が「名探偵の遺伝子」を持つ者を洗い出すためのテストである、というのが面白い。その結果、遺伝子を持つ者と判定された人は国際的に争奪戦が行われるほどの貴重な人材なのだ、という世界設定。
御子柴の大財閥設定とか、格闘技はお手の物メイドの幸村さん、有能すぎる辰巳さん、そして妹を守るため使用人となり(ボーイのお仕着せがお約束すぎて良いです)探偵役をこなす天野兄妹と、私の好み的に萌えポイントしかなくて、とてもとても楽しめました。
ミステリのトリックとしては地味目なものが多い印象ですが、この「不可能犯罪はテスト」設定が良い感じに物語を生かしてて、次作も楽しみです。
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これはレーベルの色なのかもしれないけど、サクサク話が進んでいくので読みやすいし、続きを読みたくなる。
喋り方や態度のせいで、辰巳さんを結構年上で想像してしまったのが、なかなか直せない。
ただ、微妙に私は合わないかも。面白くないわけじゃないんだけど。
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似鳥鶏の新シリーズ。
謎を解くために物凄い集中力を発揮する人に固有のDNAがあり、そういった人物は国家ぐるみで狙われているらしい事実を知る主人公。まさか自分の妹がそうだとは思わず、敵対組織には自分の方だと疑われる。
まだ序章という印象だが冒険小説的な要素もアクションもあり面白い。展開は思ったよりシリアスなので展開が楽しみ。
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ちょっと難しい用語がいっぱい出てきますが、似鳥さんらしい作風ダーと読み進めて行けば読めます。注意訳すきです。
両親のいない兄妹が探偵をする話でざっくりですが、奥はすごく深いです。
1番心を打たれたのは
「戦え。自分の価値は、自分で創れ」
でした。
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名探偵の遺伝子を持つ者が争奪される世界で、兄妹を取り巻く事件たち。あえて密室を作ろうとしているのが、本当にクイズみたい。
2016/8/5
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私財、人脈、プライベートをかけて日夜ひっそり世の中のために戦うお金持ち!素晴らしいです!多少性格に難があってもどってことありません!
経費でゴルフはもちろん、ご家族の誕生会やらお孫ちゃんの雛人形やらを賄ってるような社長サンは見習えば良いと思います。
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名探偵のためにつくられた謎を解く
というのが面白いー!!
なんでそんなトリックにしたの?
というところは、これですべて解決。
最近、こういうトリックのものは
理由付けが難しくなっていたと思うので
この設定は素晴らしいと思います。
もちろん、謎も話も面白く、
この先も気になる!!
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名探偵の遺伝子を持つ者はビジネス分野においても課題解決のための天才的能力を発揮するため、世界各国の経済界が血眼になって確保を争う、というアメリカ映画やアニメのような舞台設定。
天才を確保するためには殺人を含め犯罪を厭わないため、下手をすれはバイオレンスな作品になりかねないところを、似鳥氏特有のほのぼのタッチのおかげで何故か緩い雰囲気が漂っている。
賛否両論ありそうですが、息抜きに読むにはいいと思います。
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本格のトリックや名探偵を確固たる存在として、ミステリとしての面白さを保証している感じは考えたなあって感じです。
あと、兄妹萌が似鳥さん好きだなあって感じですね。
あと、やっぱりこのレーベルだから戦闘はあるなあ。
青崎さんとはまた違うアプローチで本格ミステリの中で出来ることをしていますね。
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本格推理小説ではしばしば「出来過ぎた舞台設定」による大掛かりなトリックが登場しますが、犯人がその舞台設定を作るべくして作る、そのための理由付けを探した結果が、「SDQUSを利用した『保有者』探し」ということなんだろうなぁ、と。そのぶっとんだ設定故に、逆に本格推理から遠ざかっているようにも感じましたが、話の展開が目新しいので楽しく読めました。
そして安定の脚注とあとがきが大好き過ぎる(笑)
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この物語はミステリーであると同時に、直人・七海二人が生きていくうえでの存在意義を問う物語でもある。
惨殺された両親。遺された兄妹。
児童養護施設に入れられ、しゃべることも出来ず、思いを伝える術を持たない妹。
その妹を守るのは自分の役目。
そう想い続けてきた直人にとって、自覚のない自身の深層心理を言い当てられ、晒されるのは辛いことだったに違いない。
だが、妹・七海の思いを知り、彼女の強い意志を確認した以上、その思いを受け入れることしか直人には出来ない。
直人の性格が多少うざったく、立ち回りの不味さに苛つく場面もある。
だが、設定年齢を考えればそれも不自然ではない。
本格推理が苦手な人にも楽しめる、気軽なミステリーだと思う。
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背中を向けて眠る妹に「言い訳を伴う依存からの脱却」を誓う兄と、その覚悟を狸寝入りしながら背中で感じる妹。どちらも大人だな。