本の構造はユニークだけど、むしろそれで損している気がします
2010/09/24 20:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
前からも後ろからも読めるという本。
真中に袋とじがついてます。
恋人から「ミステリーツアーの目的地で待っている」というメールをもらって、樹海にはいった主人公。ツアー客は、一人一人と消えて行く。
「樹海伝説―騙しの森へ」のスピンオフともいえるだろう。
樹海の怖さとか、他人への不信が招く恐怖とか、面白いんだけど、袋とじでなんか興ざめした。
切るのが面倒だし、第一綺麗に切れない。せっかくの本が痛んだ感じがして、そのがっかりがせっかくの面白さを半減させてるように思う。
折原一は、樹海に魅せられているのだろう。
ただ、その結論というか成果、みたいなものが上梓されるには、まだ時間がかかるのかもしれない。
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※辛口です
「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」
親に交際を反対され、駆け落ちを決めた樹里に、不可解なメールが届いた。行き先は、作家が家族を惨殺したと伝えられる樹海の山荘。ツアー客が一人、また一人と樹海に消える中、彼女は恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか? そして山荘の一室で待っていたものとは…。
仕掛けはトリッキーで楽しいんです。表裏から呼べる装丁や、袋綴じもワクワクしました。でも、肝心の内容が・・・惜しいというか残念というか・・・
ツアーの目的に目をそらされているうちに、肝心の主役二人の最後に取った思わぬ行動に読者が「ぎゃふん」てな予想外の結末を演出してるはずなんですが、どうしても本の意匠が凝りすぎたせいで内容負けしてる気がします。犯人を推理することに主眼を全く置いていないので、そういう意味でも全く楽しめませんでした。というか、正直買ったことを後悔してます・・・(汗)
ただ、ミステリー好きな作家や編集者が楽しんで作ったんだろうな~という愛は感じましたが、それだけです。解説で稀作だ!と絶賛してますが、う~んそうか? コテコテのミステリファンじゃなければ楽しめるのかな?読むのに一時間もかからないのは良かった。
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表からも裏からも読めて、更に真ん中には袋とじ……という造りが面白かったです。生存者編→殺人者編の順で読みました。生存者編は、先の見えない樹海にハラハラしながら読んだのですが、殺人者編は似たようなシチュエーションに慣れてしまったのか、やや淡白に思えてしまいました。結末もそれなりに面白かったけど、わざわざ袋とじにする程の意外性は感じませんでした
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前からも後ろからも読めるという本。
真中に袋とじがついてます。
恋人から「ミステリーツアーの目的地で待っている」というメールをもらって、樹海にはいった主人公。ツアー客は、一人一人と消えて行く。
「樹海伝説―騙しの森へ」のスピンオフともいえるだろう。
樹海の怖さとか、他人への不信が招く恐怖とか、面白いんだけど、袋とじでなんか興ざめした。
切るのが面倒だし、第一綺麗に切れない。せっかくの本が痛んだ感じがして、そのがっかりがせっかくの面白さを半減させてるように思う。
折原一は、樹海に魅せられているのだろう。
ただ、その結論というか成果、みたいなものが上梓されるには、まだ時間がかかるのかもしれない。
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本の表側と裏側の両方から読むことができ、
両方を読み終わった後に袋とじ部分を破って解決編を読むと
ひとつの話が完結する・・・という構成でした。
難しいものではないので、一気に読めちゃいましたが
なんとなくダラダラした雰囲気と、
人がどんどん都合よく死んでいくのがちょっぴり疑問でした。
どちらかというと、謎解きではなく恐怖小説を読んでいる感じがしました。
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<「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」駆け落ちする二人の恋人に、同じ内容のメールが届いた。行き先は、樹海の奥、作家が家族を惨殺したと伝えられる山荘。ツアー客が一人、また一人と樹海の闇に消えてゆく中、恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか?そして山荘の固く閉ざされた一室で待つものとは…。仕掛け満載、心拍数急上昇のサスペンス・ミステリー。>本の表から読む「生存者」編と、本の裏から読む「殺人者」編、そして解決編は真ん中に袋綴じ。このつくりは大変面白かった。ただ話はというと‥色々とそんなにレベルは‥という印象を受けたのが残念。
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「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」駆け落ちする二人の恋人に、同じ内容のメールが届いた。行き先は、樹海の奥、作家が家族を惨殺したと伝えられる山荘。ツアー客が一人、また一人と樹海の闇に消えてゆく中、恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか?そして山荘の固く閉ざされた一室で待つものとは…。仕掛け満載、心拍数急上昇のサスペンス・ミステリー。
裏表両面から読める・・・
表からは「生存者」、裏からは「殺人者」それぞれの視点から進む物語を読了後に、真ん中部分の袋とじとなった、いわゆる「解決編」の3部構成となっている。
興味引かれる構成で、サイコサスペンスっぽい展開にページは進む。
・・・が、回答編を読むにつれ、どこか尻すぼりな印象。
もうひと捻り欲しかった。
《2010年10月16日 読了》
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表からも裏からも読める装丁や、袋とじになった解決編など作り込まれた内容になっており、伏線もしっかり張っているのはいいのですが、ラストがあまりにも平凡というか大した盛り上がりがなく終わってしまったのがもったいない感じがしました。
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折原一にはいつも驚かされる。
この人はもう、ストーリーが面白いとか描写がどうとかいうことを超越しているので、この本を最後まで読んだらがっかりするとかそんなことは実はどうでもいいのだ。
この表紙を見ただけで、思わずニヤケてしまった。
読んでる最中のドキドキ感、ワクワク感は十分に味わえました。
それでいいのだ。
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「黒い森」折原一
本格ミステリ。乳白色。
表からも裏からも読める作品と銘打たれており、
表からの女のストーリーと、裏からの男のストーリーが、
全体のちょうど真ん中でクロスして解決篇の袋綴じがあるという、
なんとも凝ったつくりになっています。
まあこの趣向自体は面白そうだと思って本屋で手に取ったのですが、
ストーリーは今ひとつだったかな…
本のつくりが先行して、むりやりそれに合うようなストーリーを書いた感じ。
製本屋は大変だっただろうなあという同情を込めて(笑)、☆3-
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試みは面白かったが、なぞがいまひとつ・・・・
全体的に少し無理があるような
感じをうけた・・・でも、赤い森も読んでみよう。
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表からと裏からの二人の視点でストーリーが展開し、解決編が袋とじになっているという、なんとも凝った作り。。。。なのだが、ストーリーが残念かなぁ。
ツアーの目的もすぐ予想できるし、ツアーに紛れ込んでいる殺人者も動機があんまりだし。
大事そうにリュックに詰め込んでいた思わせぶりなものは、結婚に反対していた両親の頭だったりして、と恐ろしいことを考えつつ、読み進めたが、何のことはない、あれか・・・。あれとそれで、目的を達成って。まぁ、そうなんだけど。また失敗した、とかいいつつ幸せそうなのが、バカップル故か。
心中おだやかではない。 ・・・たしかに。
装丁に☆5かな。
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この本は普通に前から読むだけではなく、後ろからも読めるように
なっていて、真ん中が袋とじになっており結末が記されている。
前からは「生存者」後ろからは「殺人者」となっている。
生存者の主人公はジュリという女性、殺人者の主人公はルミオで
同じ現場を違う視点で捉えた物語かな?と思っていたらそうではなく
別々の話になっている。
「ネタバレ」
お互いの主人公がミステリーツアーに参加し樹海を行く。
ジュリはルミオから参加するように連絡を受け、ルミオはジュリから
参加するように連絡を受け参加するのだが・・・と言った感じで
ツアーの正体や2人に連絡した人物の謎が明かされる。
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何が起こるか分からないミステリーツアーの行き先は、かつて残忍な殺人事件が起きたと噂される、樹海の中にある山荘。
そしてまた惨劇は繰り返される、、、
犯人は樹海の亡霊なのか、はたまたツアーのメンバーなのか。
果たして無事に樹海から脱出できた生存者は誰なのか!
みたいな。
本の作りが、生存者、殺人者、袋とじの3つのパートに分かれていて、前から読んでも後ろから読んでも、真ん中の袋とじに行き当たるって装丁になっています。
ナイス装丁!
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装丁に惹かれて購入
レビューをざっと見た感じだとあまり期待出来なそうだけど、はじめて読む作者さんなので楽しみ