紙の本
先の展開に期待大!
2002/07/16 20:49
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:秋野そら - この投稿者のレビュー一覧を見る
富士見二丁目交響楽団(通称フジミ)に常任コンダクターがやってきた。それもばかでかい、190cmを越す長身と、それに見合うだけの態度の、そしてそれを凌駕する天才ぶりのコンダクターが。
素人集団とあまり変わらないフジミのコンサートマスターを務める悠季は、その才能に嫉妬する。そしてある誤解から強姦されるハメに…
そこからはじまる悠季と圭の純愛ストーリー。
カルチャーショックでした。
甘く見てたんです。
オーケストラの話といっても、このジャンルだから恋愛第一主義だと思ったんです。
でも違ったんです。それは単に勇気のバイオリン一辺倒の性格からくるものなんでしょうが、とにかく真面目にクラシックに取り組んでいるのがわかる。なんだか自分までオーケストラの一員になったような錯覚さえ覚えます。だからといって、恋愛が軽く見られているかというとそうじゃなくて、クラシックを通して、二人の関係がより蜜なものになって行く、その過程がもう、ハラハラドキドキのしどおし。
結構きわどい話の内容でもあるのに、頭の片隅に、クラシックが聞こえてくる。
これから続く長期シリーズの第一作。
先の展開に期待が膨らむ一冊です。
紙の本
BL系メジャー作品
2002/02/21 21:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雪屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボーイズラブ系の作品といえば、代表的な作品ともなっている“フジミ”ですが、最近までなんとなく「とっつきにくさ」があった私。クラシックとかはおよそ縁もないし、難しそうな内容なのでは…? なんて感じていて、知ってはいても読むには至らなかった訳だけど、先日、遂に気になり読んでみる事に。そしたら、見事にハマッてしまった訳です。
BL系の作品というと、文章としては小難しくなく、若い世代にも慣れ親しんだ感のある表現が多く使われていて読みやすい、中高生向けというイメージがあるが、秋月さんの作品はそれより少し上という感じの、しっかりした文章で、人物の話し言葉なんかもきちんとしたもので、内容にも粗がない。
全体的には、それほどBL系的な印象は強くないが、きちんとツボもおさえてあるし、キャラクターも嫌味がなくて、私はあまり好きではない「男の女々しさ」も無くて、好感触でした。早く続きが読みたい気分です。
「色々BL系は読み漁ったが、まだ読んでいない方」には特にお勧めしたいと思う1作です。
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とっとと二人がくっついてしまったので、そこから先はいかに音楽家として成長していくかという話に。それがまた素敵。クラシックを聞き出すようになったきっかけ。作者の罠にまんまとはまりました。
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音楽の話とかは好きなんだけど、攻めがどうしても好きになれず。読んでてイライラするし、スタァ〜ップ!って……笑っちゃうんですけど…。音楽というか、楽団中心で話が進んでいくので、どうにも…。あと受けが可哀想すぎて…。同情通り過ぎてつらいよ…。
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はい、最近読んでるシリーズってこれです(死)
凄いです、読み進めば進むほど愛しくって辛くって叫びたくなってきます!
で、出逢い編なこの巻。
初っ端からハードです……
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富士見二丁目交響楽団シリーズ記念すべき1作目。
悠季がコンサートマスターをする富士見交響楽団に、桐ノ院圭がやってきた!!
楽団を舞台に描かれる物語。
なんかいろいろ凄いです!
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まだボーイズラブではなくジュネ系とかやおいとか呼んでいた高校生の頃にはやったこの「富士見二丁目交響楽団」シリーズ、いまさらながら読んでみました。さすが一世を風靡(?)しただけあって、ただ男同士でレンアイしてるだけじゃない。クラシック界を舞台にした成長物語としてもおもしろい!シリーズ全部読むことに決定です。
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初めて読んだシリーズだけれど、面白かった。なんか、ギャグみたいな会話がBLなのに違和感ない、みたいな…。進展が遅いけど楽しく読めます。
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こちらもBLでは超有名どころの作品です。大音量のワーグナーが鳴り響く室内で強●されちゃう主人公。
あの●姦シーンをこす衝撃は私の長いBL読者暦といえどありません(笑)とはいえこの作品の魅力は、最初は反発しながらも心を開き成長していく主人公と見事なオケシーンの描写。
もともと音楽は好きなほうなんですが、この作品でクリーブランド管弦楽団とか覚えちゃいました。クラシック好きな人にも大変魅力あるこのシリーズ。最近はちょっと間延び感があるので手にとってないのですが、一部はほんとに名作でオススメです。
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これは、私の若気の至り
負の遺産的本の内の一冊
この本を読めとはいいません
人に薦めたことは、たった一度だけです
でも、世間一般では余り受けていない作家さんや世間からは黙殺されているような作家さんの中にも、文章表現豊な方々はたくさんいるという事を、私は知りました
この秋月こおは今でこそもう読んではいませんが、未だに気にいっている作家の一人ではあります。
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腐女子なら名前は必ず知っている超有名シリーズ。
若きヴァイオリニスト・悠季と、天才指揮者・桐ノ院圭の
織りなす美しくも愉快なオーケストラ物語が楽しめます。
秋月先生のライフワークと言っても過言ではないかも。
あのタンホイザー強姦狂想曲は必見です(笑)
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人生変わっちゃった(笑)
ただのBLとは言わせない。
まだまだ続いてますねぇ、大河ドラマですね(笑)ここまできたら、最後までついていきますよ。
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この本からすべては始まってしまいました。このシリーズとのお付き合いも10年を過ぎました。何度も読み返しすっかり本もよれてしまいました。
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借本。
「炎の蜃気楼」がダメだったので、こちらにチャレンジ。
挿絵がお気に入りの方だったので、つい。
あまり好きではない著者だったのですが、この本で急上昇。
一応19巻迄は、読んでみるとします。
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長いです。いつまで続くのか。
悠季が音楽家として、どう開花いていくのか。
音楽好きには、堪らない小説です。