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食べること、料理を作ることが大好きだった。だから一生懸命努力した。単純なことだけど、それをここまで成し遂げられる人って、そういるもんじゃないと思う。
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元帝国ホテル総料理長だったムッシュ村上さんによる自身の履歴を綴った一冊。
例えつまらない仕事でも与えられた仕事を黙々とこなしたり、
留学のチャンスがきたら逃さず即、決断!
そして、外国人とのコミュニケーション方など学ぶべきところは非常に多いです。
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帝国ホテル料理顧問、村上 信夫氏の半生を描いた良書。幼少時代での料理との出会いや、戦中での意外(?)なエピソードなど、中々歴史を垣間見て楽しめました。
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覚えてる度:★★★★☆
日経「私の履歴書」シリーズ。
帝国ホテルの料理長を務めた村上信夫氏の自伝。
料理人というと職人や特殊といったイメージがあったが、
実際に本を読んでみるとタメになる話がたくさんある。
特に印象的なエピソードは、見習い時代の鍋洗い。
今はそんなことないと思うけど、戦前のコックは個人の実力主義が当たり前で、
自分の味を下の者に盗まれないよう、鍋を洗うときは洗剤をぶちまけたりしてから渡したらしい。
そこで村上氏は・・・続きは本でどうぞ。
料理に興味がある人もない人も、読んでみて損はしないです。
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こういう本は。ボクにとって有無を言わさず五つ星となる。お金もなく両親も亡くし12才の少年は料理の道に入る。帝国ホテル取締役総料理長。60年余に渡り帝国ホテルの味を守った男。バイキング発案者。人に優しく自分に厳しく真心を込めて。戦場のカレーライスはどんなに兵士たちの腹と心を満たしてくれたことだろう。何かひとつに人生を賭けるってほんとうに輝いてる
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以前から読みたいと思っていた、帝国ホテルの料理長の自叙伝。13歳で働かざるを得なかったこと、戦中戦後、シベリアでの生活等大変なことがたくさんあったはずなのに話に暗さがないのは、とても前向きに生きてきた人だからなのだろう。
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日経新聞「私の履歴書」を基にした一冊。帝国ホテルの名料理長の生涯を綴った一冊だが、フランス料理が格式高い時代から一般的なもん者になっていくまでの時代を描いているので実に面白い。この人自身がどうこうというよりその時代の移り変わりとどういうことが起きてきたか、であったり、帝国ホテルの舞台裏みたいな話がすごい。芸能人が住んでいるとか、皇族の扱いとか…我々にはうかがい知れない世界が潜んでいるということですな。
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もう少し色々深いところまで書いてくれれば良かったのにな,という物足りなさが少しあるものの,おもしろかったです.ちゃんとしたフランス料理食べに行きたいな.
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あぁ、フランス料理が食べたい。村上さんの料理食べてみたかったなぁ。
オテル・ドゥ・ミクニに行きたい、、、。
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帝国ホテルの総料理長を務めた村上さんの日経新聞「私の履歴書」を
元にした書籍。
仕事に対する熱意がすごい。前のめりに、できることを考えて
真綿のように吸収していく。
随所に「楽しくて、充実していて疲れている暇が無かった」という記述が
あります。
そういう人は、どんな種類の仕事でも伸びていくし、周りもかなわない
存在になる。
その原動力はやはり「夢」なのか。本人は「欲」といった記述を
していましたけど。
「これをしたい」という熱意を持つことが、人生において大きな差になるなと
改めて思わされることになった一冊。
「38年間、帰宅してから1日1時間、料理の勉強を欠かさない」とあった中、
それを読んだ私が何ができるのか。何をするべきか。
考えたいと思います。
また、東京オリンピックについても書かれていました。
東京オリンピックの食事のために、日本の有名ホテルから選抜された
メンバーで食事を作るくだりを見ると、2020年に東京にオリンピックが
来ると、各産業で、またこういった一大的な集団が作られ、国として、
成果を残すことが出来るのだなぁと、スポーツにとどまらないオリンピックの
影響力についても改めて考えました。
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苦労も努力も人一倍しているのに、一切そう言わない。ひけらかしたり、自慢などしない。
ただ、笑顔で精一杯生きていた。
ムッシュすごい。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB04387195
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エリザベス女王が来た際、スタッフの方に
英王室紋章入りの財布をくれたらしい
「中に入れるお金は社長さんにもらってください」
チャーミングな話だ。
お酒を誘う、有名人。断ると、では終わったら、バーにでも寄ってと、ジンフィズ2杯分の支払いを済ませておいてくれていた
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両親の死、出征、異国での修行を経た著者は、誰よりも料理に愛を持ち、料理に愛された人。
一流と呼ばれる人はいつまで経ってもワクワクを忘れない。
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著者の村上信夫氏は2005年に没されている。お悔やみ申し上げたい。本書は村上氏の自伝であり、前半はページを繰る手が止まらず、笑いあり涙ありの良書である。村上氏は一途に料理、特にフランス料理を愛しており、まさしく料理を作るために生まれてこられたのだなと思うほど、情熱的な人物である。戦争前に先輩シェフから教わった餞別レシピは、参考にしたいものが沢山ある。また本書には写真が複数枚掲載されており、当時の雰囲気を身近に感じることができる。村上氏はふくよかで口髭、メガネが可愛らしい印象の方だが、一番気に入った写真は犬山徹三氏である。P117に掲載されているのだが、名前に負けず劣らず、どえらい迫力の格好良さだ。いや、渋さというのか。くっきりとした二重まぶたに一文字に結ばれた口元。その目には鋭い光が宿り、シングルのスーツを恰幅良く着こなされている。ストライプのネクタイもお茶目で良い。犬山氏は、村上氏をヨーロッパ留学へ送り出してくれた恩人だ。テレビ出演の話を持ちかけたり、先見の明がある、非常にかっこいい紳士である。
「現地の流儀を尊重する。悪い点は見ずに、いいところだけを学ぶんだ。」
「勝手なメニューは書くな。自己満足するようなメニューを書いて威張っているんじゃないぞ。お客様が喜んで、今日の料理はおいしかった。楽しかったと言われて初めて、「おれの料理は」と威張るんだぞ。(犬山氏)」
「若い料理人へのアドバイス。欲を持て。急ぐな。最も大切なのは基本である。」
「料理の極意は愛情、工夫、真心」