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新しい作品かと思って読みだしたら、前の作品のリメームだったが、なんだかんだで結局、引き込まれて再読してしまった。
前の作品の内容を忘れてしまっていたが、大筋は覚えているので、こういったアクション物は再読に堪えないかと思ったが、そんなことも無く、相変わらずの面白さで前篇を読み進み、その勢いで後編も読んでしまいそうだ。
戦国時代の話であっけないほど人の命が軽く、殺す方も軽く、殺される方もあきらめが早く、本筋に関係ない端役はどんどん死んでいく。そんな中で、主人公たちは本来、生き残れない状況に追い込まれながらも、生にしがみつき、圧倒的な生命力を発揮して状況を乗り越えていく。再読ではあるが、物語の世界観が圧倒的で飽きさせない良作である。
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いやぁ、これはハマった!多十の男っぷりに惚れました。蓮の気丈さの中にふと見えるか弱さもハマる。蓮が多十の嫁になるという(年の差婚的な)展開もありかと思ったのですが、それはなかったですね。残念(笑)
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血湧き肉躍る時代伝奇小説!
めちゃおもしろい。映画化してほしいな~。
山の者の多十が超強い、そうそうたる忍者にも勝つ。こういう歴史ロマンが読みたかった~。
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結構分厚いです。
最初、どういう意味のタイトルなのかわからなかったけど
サクサク読んだw
久しぶりドキドキハラハラな歴小説だなぁと。
しみじみ。
武田家滅亡からの生き残りである若千代から始まり
ムカデの生き残りの蓮。そしてタイトルの嶽神、多十。
命を狙う忍のもの達。
戦う場面が多いけど、痛快です。だいぶ。
上巻はかなり面白かったんで下巻もだいぶ楽しみ。
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過酷な運命に翻弄される蓮と勝三、それを多十の優しさがゆるゆると包んでいる感じがいい。本当に過酷なんだけどなー。それにしても、忍者ってすごい。
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全2巻。
分厚い。
「読まなきゃ損」みたいな
帯のうたい文句とタイトルにつられて読んでみる。
初めて読む作者。
武田家の隠し遺産を巡り、
次から次へと現れる忍者たちと対決する
王道の伝奇もの。
主人公が山の者で、
敵が忍者で、
仲間が特殊技能の持ち主で、
隠し遺産で、
有名どころもちょいちょい出てきて、
設定はわくわくする感じだし、
最初は結構引き込まれる。
ものの。
短い文節を積み重ねる特殊な文法、
特に、台詞の途中に割り込む手法
(「それは」○○は言った「こうだろう」)
が、段々気になってくる。
その手法のおかげでスピード感は出てるんだろうけど、
逆に結構はしょられてることも多く、
段々あらすじを読んでる気分になってしらけてきた。
キャラの使い捨ても気になるし。
まあ、シリーズとして続編が出てるみたいなので読むけど、
帯のうたい文句は言い過ぎだと思う。
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山の者の集団から追放されたひとり渡り・多十は武田家の遺児を助け落ち延びることになるのだが……。
エンタメ感満載の時代伝奇小説。スピード感とテンポのよさに一気に物語に引き込まれる。敵味方が複雑に入り乱れ、次々に襲う危機を山の者ならではの知恵と技で乗り越えていくのが痛快。主人公・多ジュウの生き様にも痺れる。下巻にさらに期待。
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武田家滅亡御その御遺金,嫡流をめぐり真田,伊賀,風魔の忍者,山の者,むかでなど異能の戦士たちがアンダーグラウンドな死闘を演じる.主人公は山の者を追放された一人渡りの多十だが,お決まりのように子供と女が仲間となり共に戦う.また火薬もなぜかこちらの専売のようで敵は用いない.いろいろ突っ込みを入れながらもスピード感につられて楽しく読めてしまう.
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この作品が最初に書かれたものなので、無坂とは別物として読まないといけないのに頭から離れられず、しかも戦いの描写においては映像が思い浮かべれない。
ストーリーとしては面白いけど、やはり今までの本に較べると落ちてしまう。
山の者を嫌っていた勝頼が山の者に息子を預けるとか、山の者に薬草を教えてもらっていた徳川が山の者を殺す、たとえ徳川が携わっていないとしても部下は命じているのは許せないと別物として読めない。
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一人渡り、多十。滅亡した武田の嫡流若千代と武田の隠し金をめぐり、真田に仕える忍び猿、北条の風魔、徳川の伊賀四天王らが、暗躍する。