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「同期」シリーズ第2弾。
警視庁捜査一課の宇田川と表向きは警察を辞めた形になっている公安の蘇我の物語である。
捜査一課内ではまだまだ中堅とも言えない立場だからか、主人公であるはずの宇田川の存在感が薄い。
一方登場場面は少ないにもかかわらず蘇我の存在は大きく重い。
多くは語られていない蘇我の人となりが、逆に寡黙で捉えどころのない公安ぽさにつながっているのかもしれない。
今野さんの物語は読んでいて疲れることがない。
停滞したように見せかけてもきちんと物語は進んでいるし、何よりもキャラクターの個性が際立つ物語が多いからだろう。
宇田川にはそれほど強烈な個性はない。
だからなのか。
読んでいて「あぁ、宇田川っぽいな」と感じる場面がなかった。
蘇我の側から見た事件も読んでみたいような気がする。
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*特殊犯捜査係に異動してきた同期の大石陽子は立てこもり事件の身代わり人質となってしまう。直後に発生した死体遺棄事件を捜査しながらも刑事・宇田川は彼女の安否が気にかかる。難航する二つの事件の捜査。幾つもの"壁"に抗いながら、宇田川は真相にたどりつけるのか!? 『同期』待望の続編。長編警察小説*
前作を飛ばして読んでしまったことを差し引いても、登場人物に感情移入できなくて残念。なんだかテンポの掴みにくい本でした。
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宇田川の同期の大石陽子が特殊犯操作係に異動してきた。
宇田川・蘇我・大石の3人は同期の中でも気が合う仲間だった。蘇我が懲戒免職となっている今、顔を合わせることもなくなっていたため、久々の再会を喜ぶ2人だったが、大石が立てこもり事件で人質の身代わりとなり、犯人に連れ去られてしまう。
大石の安否が気になって仕方ない宇田川だったが、直後に発生した死体遺棄事件の捜査に当たることになる。しかし。そちらの捜査を進めるうちに、蘇我の存在が浮上。さらに、遺棄事件と大石の事件になんらかの接点があることに気付く。
2017年7月15日読了。
宇田川の同期である大石が登場したことで、そちらに話が移行してしまうのかと思ったのですが、前作『同期』で明かされなかった蘇我の現状もしっかりと描かれていてひと安心。
さらに、土岐や植松に加え、佐賀という新たな宇田川の理解者も登場し、読み応え充分の続編でした。
宇田川自身が周りに評価されていることに無関心なのもまた面白い。蘇我のことをとぼけていると思っている宇田川ですが、それ以上におとぼけだなぁと思って、クスクスっとなりました。
良い先輩に恵まれて、これからも宇田川は成長していくのでしょう。続編が楽しみです。
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同期に続く作品
今野先生の作品では、自分の評価があまり高くないが、周囲からは「できるやつ」扱いというのが多い
そのギャップが楽しい
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特殊犯捜査係に異動してきた同期の大石陽子は立てこもり事件の身代わり人質となってしまう。直後に発生した死体遺棄事件を捜査しながらも刑事・宇田川は彼女の安否が気にかかる。難航する二つの事件の捜査。幾つもの“壁”に抗いながら、宇田川は真相にたどりつけるのか!?
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またもや公安が裏でうごめいている。ちょっと説明的とかいままでのストーリーのまとめ的な文章が多い。それがなければもっとスピード感があって読みやすい。
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「同期」シリーズ二作目。新レギュラーとしてSITの大石陽子が参加。SIT担当の立てこもり事件と捜一担当の連続死体遺棄事件が徐々に繋がる展開だが、前作に比べると粗が目立ってしまい物足りなかった。とりわけ宇田川班が別動隊に任命されてからの展開はファンタジー色が強すぎてどうにものめり込めなかった。物語の構成自体も前作と大差なく、新参加の大石をはじめレギュラー陣の見せ場も殆どないまま、さらりと完結。決してつまらないわけではないが、期待値が高すぎた故に不完全燃焼感が残る。次作で完結巻「変幻」での挽回劇を期待したい。
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宇田川の同期(女子)が警視庁本部に異動。大抜擢。誘拐事件等ではアサインされる。先輩刑事51才、土岐も本部へ。一緒に仕事がしたいが。
立てこもり事件発生。同期女が人質交換で犯人に連れ去られた。女子遺体が発見されるが同期女ではなかった
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面白いのだが、終盤の展開が一気に現実離れして警察小説としてはリアリティーが乏しかった
中国の国家安全部の殺しやが丸腰の警官6人をやり損なうなんてことありえないんだよな。そこらへんが何とも...
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シリーズ二作目。話の展開には、少しムリがあるかなぁ?て思った。警察vs公安は似たような話が多いけど、ベテラン刑事と係長が良い味を出してるかな。宇田川は、余り成長してない気が……。抱えてる事件に集中しろー!て何度も思ったけど、その宇田川の、よそ見や勘が事件解決に繋がっちゃうんだよな。この先の蘇我が気になる。無駄な描写がないので読みやすかったです。
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きっと実際はこんなことないんだろうな、っていうながれ。事件の背景が、ではなく、警察内部の動きが、ないんだろうな、と。
きっと公安は現場の刑事を巻き込まない。
でも、蘇我というスパイスのおかげでそれなりに楽しく読めました
2019.1.25
17
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先に完結編を読んでしまったのだけど、遡って思うのは蘇我さんより、大石さんの大変さ。蘇我さんはぽんと出てきて、いつもの「のらりくらり」で去っていくので、大石さんがどうなっているのか、結構ハラハラしました。このシリーズは宇田川さんの人の見る目の無さもまた、私には面白い。佐倉さんも決して無能ではなかったし。でも、「変幻」まで読むと彼は恐らく上にいくタイプなのかな、って思う。先輩、上司に恵まれていて、いいな、と思います。
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今回も宇田川さんと蘇我さん カッコよかったです。立てこもり犯と死体遺棄事件のふたつの捜査を通しての違和感…公安の壁…
最後までどーなるのよーと、ドキドキでした。
年上の佐倉さんにも「俺も勉強させてもらったよ。いくつになっても、白けている場合じゃないってな」なんて、言われちゃったりして とてもカッコよかった。(*^^*)
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同期シリーズ第2弾。警察同期が軸となり警察と公安の関係が面白く展開される。主人公の宇田川(30前半)と同世代の自分としては素朴で普通な感じが共感する反面もっと期待してしまう。いつもパートナーとして組むベテラン刑事が味があるので宇田川と自分を照らして成長してほしいと強く望んでしまう。次作へ。
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同期に続き、あっという間に読み終えた。
今野敏さんの隠蔽捜査シリーズが大好きで、他のシリーズにも手を出したが、圧倒的なスピード感と爽快感は、同期シリーズにも現れていた。
次作の変幻でシリーズ完結と見た気がするが、読む前からシリーズ完結しないで欲しいのは私だけか?