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「グーグルオーシャン」の生みの親といわれる、シルビア・アールの翻訳書。海の魅力と海で何がおこってるのか語る。子どもでも読めるけれど、ルビがないのが残念。
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「たなぞう」からの引っ越し
ナショナルジオグラフィック協会付研究者シルビア博士の小冊子。本文は60ページ程で、残り30ページは博士へのQ&A。
もともとはナショジオ社の子供向けの本のようですが、無人探査では得られない、直接自分の目で見る大切さを訴えており、なかなか迫力があります。今となっては貴重だなぁ。
水中実験室への長期滞在、宇宙服のような深海用作業スーツで潜ったり一人用深海探査艇を作ったりとしているだけあって実に活き活きと水中を描いています。子供向けだけではなく、一般向けに出してくれないものでしょうか?この金額だったら本文中の写真もカラーにしてほしかった・・・
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前半は著者の経歴、後半はインタビューといった内容。
30分もしないで読める内容で、あまり深い内容ではない。こういう内容にするならもっと子ども向けに図面をたくさん入れるとかすれば良かったのに。
潜水艇のこととか話を膨らませればかなり面白くなると思うのにな、残念
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最近深海に関する本を幾つか読んでいますが、本書は研究分野と言うより研究者である著者のエッセイのような文書です。深海に関する知識を増やすためのものでは基本ないですが、とは言え大切なことを教えてくれます。
それは、「思い」が無ければその先にある分野の発展もまた無いということです。
正直なところ数式や難しい言葉を並べ立てた海の研究本は沢山ありますが、このシルビア氏のように「私は海が好き。だから自分で潜るし、そこを守りたい」とシンプルに言える人がどれくらい居るでしょうか。どの分野でも、最初誰もが持っていたこうした「思い」をどこかに置いてきてしまうのでしょう。色んなしがらみがあるのかもしれません。
でも、シルビア氏はその思いを分野の発展にまで押し上げました。全ての人はこの精神に倣うべきだと思います。この「思い」ありきでなければ人は容易に挫折し、諦め、歪められます。
そこを読み取る人が増えることを願います。