紙の本
オンボロ道場の再建はなるのか。
2017/02/16 18:54
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
金貸しというと因業というイメージが強いので、相手を見ているお若の金貸し哲学が面白い。若いうえに真っ正直ぼんぼんな豊之助には飲み込みにくいところが多いんだろうなと楽しく読んだ。
襲われた人間を助けたら……善か悪かと迷うあたりに次巻への期待がもてる。
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第二弾
過去の事件に隠された冤罪を暴き、せっかくの道場立て直しがふいに
糞まじめで要領の悪い師範代の今後は
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千野隆司さんの「雇われ師範・豊之助(二)ぬか喜び」、2015.10発行です。三千石旗本・北町奉行の三男、永田豊之助(23)は、なりゆきから「借金道場」の師範代に。借金を返すため金貸しのお若婆さん(69)の手伝いや用心棒をしながら門弟集めをするもなかなか集まらない。海産物問屋の旦那が襲撃され、救出した件をきっかけに門弟は増えるものの、そこにはとんでもない事件がからんでいた・・・。お若婆さんにはやりこめられるけど、その孫のお美代(19)が陰に日向に豊之助を助けます。
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借金だらけの道場を切り盛りする、にわか道場主の豊之助。真面目で一生懸命だが、世間知らず。
金貸しの婆さんお若と、その孫娘、お美代。
ひょんなことから居ついた千代丸。
北町奉行所の奉行である父、その同心北山の助力も。
偶然助けた越中屋が弟子を多く、送り込んで、にわかに繁盛したが、その裏には。。。
全く、物語を作るのがうまい!
そして当時の商売に関する駆け引きや、事件を絡めて面白い作品に。
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越中屋の危機を救ったことから、大勢の弟子を得るが、越中屋も只者ではない気配。主人公は私利を捨てて筋を通す訳ですが、わりとさらっと読めてしまう感じです。