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淡々と。
静かに、(登場人物たちにとって)あたりまえのような日常。けれども読み手にとってはなぜか引き込まれてしまう。
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第二次世界大戦後のロンドンが舞台。精神病院の二階の窓から放心して外の様子を見ているケイとその周りの女性たちに何があったのか。時間を遡って、さらにまた遡って最後にケイが何故そのような状態にまでなったのか読者に感動という贈り物と共に最高の説得力で読後の満足感を与える。
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結婚相談所のヘレンは同僚のヴィヴィアンとお客に対応していた。女性の写真が貼ってあるアルバムを見せて紹介するのだ。ケイは借りている屋根裏部屋の窓のはたに立って、一階のレオナードさんの患者の出入りを見ていた。レオナードさんは霊感で治療をするという。今は1947年。戦争から2年たった。色々なものが変わっていく。人の心も。現在から遡るように人の過去を描く。それは戦火の日々の生活を思い起こすことだ。