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にわかオーディオファンの自分には、とても良い本だと思う。
圧縮形式、デジタル、アナログ、コンバータ、うんぬんかんぬん、
それらについてきっちり説明した上で、
実際にどういうオーディオシステムを構築すれば
良い音で聞けるのかを、結構具体的に教えてくれる。
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こういう本、読みたかったんです!図書館でみつけてさっそく借りてきました。最近、ボイスレコーダーで録音したデータをパソコンで編集しているので、どうやったらよい音になるかとか、音楽編集するパソコンの仕様はどんなものがよいのかとか、すごく気になっていたんです。音楽ファイルの基礎知識や、アナログオーディオ機器がデジタル音楽再生には意外なほど効くことなど、ずっと音楽にかかわり続けていた私には、これからの音楽ライフを楽しむために役に立つと思います。
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これを読んで
(1)CDを全部FLAC形式でPCにいれ
(2)FOOBARで再生し
(3)USBオーディオインターフェース(2000円)の出力を
(4)昔いただいたメインアンプに直結して聞く、
(5)すばらしい音です。
副産物
(1)HARDOFFで2100円のパイオニアのブックシェルフスピーカー購入。いい音。
(2)クラシックのCDを買いまくらずNAXOSに月1980円払い35000枚聴き放題。
音楽人生変わった。ありがとう。
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当然といえば当然なのだけど、イヤフォンやヘッドフォンでは味わえない音がある。それは低音の体に響く音。なるほどそうなのだ。
言われて初めて気がついた。なんとなくイヤフォンヤヘッドフォンで音楽を聴くことが楽しくなかったのはそのせいなんだな。
パンクやジャズなど、どーんと音の塊が迫ってくる音楽には、携帯プレーヤーなんか向かない。そう確信した次第。
本書がユニークなのは、CDやレコードなどの音源をすべてデジタル化して、アンプとスピーカーはアナログで楽しもうという提案。そのためのソフトや機器などが手取り足とり紹介されているのもいい。
アイチューンやソニーのウォークマンがファイル形式を特定のものにして客を囲い込み、自分の陣営の音楽販売サイトからのみ商品を買わせようとする戦略などは、実に気色が悪い。
古くはベータとVHS、近くはブルーレイなどの規格戦争は、まだ一般消費者にも分かりやすかった。でもネット音楽ビジネスのこうした囲い込み戦略は巧妙に隠避されている。ユーザーが賢くならないといけないなあとつくづく考えさせられた。
ちなみに著者が強く勧める携帯プレーヤーは対応するファイル形式が柔軟なCOWONなど。
ソフトも、ソニーやアップルの自社の商品優先のソフトではなく、フリーソフトを徹底して推奨している。
自分の好きなものを、可能な限り自由に選択する。これが大人の楽しみ方なんだなあと実感した1冊。
でも、まずは自分用のパソコンが必要だなあ。
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[ 内容 ]
デジタル音楽をアナログ重視で楽しむ!
何千曲もの音楽作品をファイルで管理し、手軽に楽しめるのがデジタルオーディオの魅力。
でも、圧縮による音の劣化、ファイル形式の違い、コピー防止技術など、様々な壁もあります。
本書では、こうした壁をサクッと乗り越えて、音楽を本当にいい音で楽しむ「大人の方法」を目から鱗の新発想で提案します。
「デジタルを使いアナログを楽しむ」画期的新ガイド。
[ 目次 ]
第1章 「圧縮ファイル音楽」の是非を考える
第2章 携帯プレイヤー進化の光と影
第3章 デジタル音源=コピー制御という悲劇
第4章 あなたの「音感」は何型か?
第5章 大人のためのデジタル音楽ファイル活用術
第6章 複数の音楽鑑賞スタイルを楽しむ
第7章 「ピュアオーディオ」の神話と誤解
第8章 デジタルとアナログが両立した鑑賞環境
手段はデジタル 魂はアナログ(あとがきにかえて)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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iPodや圧縮音源、現在の音楽業界の音圧競争についてや、デジタルとアナログの両方のよさを取り入れた鑑賞術が書かれています。
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震災以降、いい音が無性に聞きたくなってきた。村上春樹著「意味がなければスイングはない」なんて本も読むものだから、なおさらだ。そこで、20年来のコンポも壊れたし、そろそろ買い換えようかと思いながらオーディオ雑誌などめくると、スピーカーやアンプなどもすっかり様変わり。iPodを直接つなげて聞ける?デジタルファイル化されたCDより高品質の音楽がネットワーク経由で聞ける??
今のオーディオの世界はどうなっているのか何か参考になるものはと探してみると、さすがBLUE BACKS!ありました。デジタル形式に圧縮された音楽は音が悪いのか、から始まり、最後の音の出所であるスピーカーに及ぶ目からウロコまでは行かなくとも、確かにそうだなとわかりやすく原理から解説してくれます。
早速オーディオコーナーで視聴してみると・・・おぉ、すごい、iPodだろうがCDだろうが、スバラシイ音ではないですか!ということで、早速スピーカーとアンプ、CDプレーヤーを買ってしまいました。やさしく光る真空管アンプなどにもぐらぐらくる自分を発見。果たしてオーディオマニアと成り果てるのか、音楽愛好家の道を歩むのか、ここからが分かれ目(両者の違いはこの本を読めばわかるぞ)。ある意味絶対絶命。
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マニア的なオーディオ術ではなく、デジタル時代の現代に即した音楽鑑賞法を提案してくれる良書。早速、CDの無圧縮保存と無線オーディオシステムを手に入れることしました。
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タイトルをよく見てみると、「鑑賞術」とあるように、オーディオ技術を解説しているわけではない。
著者の経験について描写しているだけである。
そのため、著者と趣味の合わない人には役立たない情報も多いかもしれない。
iTuneの代替ソフトウェアにしても、紹介の域はでていないかもしれない。
デジタル技術についての薀蓄がそれほどあるとは限らない。
自分では知らないことがいろいろあったので役立っています。
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PCやその周辺機器の機材、またメディアの容量については記述が古くなってしまっているのは仕方がないことであるし、本書が出てから、iTunes StreのDRM廃止&ソニー系レーベルの参加というビッグニュースが続いた中、あえて3年半ほど前の本書を読んでみた。
大いに納得である。同じ音楽を聴く人によって違う。聴く環境、音感、リズム感、重視するポイントなどから、同じ曲が好き、といっても推しのポイントは変わってくるし、逆に好き嫌いの分かれ目も出てくる。
元アマチュアドラマー(ドラム歴5年、ブランク20年)としては昨今の打ち込みドラムによるレコーディングや、TVでのあてふりには少し食傷気味だったのであるが、その当たりも書かれていてなんともスッキリはできなかったが状況は理解はできた。
そしてデジタル機材とアナログ機材。
アナログ機材として、80年代の59,800円クラスのプリメインアンプは当時高校生だった自分の高嶺の花としてよく覚えております。入門に買うには非常にバランスのいい製品が各社からラインナップされていて、「ハズレのない」製品が揃っていた製品群でした。
デジタル音源についても、ロスレス音源を薦めてはいるものの、イヤホン鑑賞ではその性能を発揮できないからと、ロッシ-ファイルでの携帯プレイヤーの利用を薦めるなど非常に縦断である。
また、オーディオパラノイアにありがちの、ケーブル問題は、ばっさりと「デジタルは信号の伝送がエラー訂正が行われて速度が保たれているならば、ケーブルの品質にはよらない。保存している記録メディアにもよらない」と言い切っている。
この考え方がまたいいですね。無駄にお金をかけない。デジタルが確実に伝わるところは確実さだけを確保すればよく、かといってアナログ部分にも青天井に機材を投入するのではなく、個々人の好みの音を作っていこうという、この姿勢に共感しました。
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オーディオマニアのための本ではなく,いたってまともな理系な人が理解できる本.コストを抑えて良い音を得るための具体的な方法が記されている.著者の解がベストではないと思うものの,考え方はわかりやすい.自分なりの方法を見つけてみよう.
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敷居が高く感じられるタイトルだが,読みやすい語り口で,専門用語も丁寧に説明してくれて,むしろオーディオに対する敷居を下げてくれる本だと思った.複雑で種類が多く,値段も張るオーディオ機器も,「なんだ,こんなに気軽に始められるのか」と気付かされ,自分がオーディオとどう向き合っていけばいいかの見通しがつきとてもわくわくした.音質に対する誤解,近頃の音楽制作の現状など,興味深い内容も多く,とても中身が濃い.
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この本のおかげで自分なりに快適な気持ちで音楽を聴けるようになった。
いまでもたまに読み返して初心にかえることがある。
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パソコンなどで音楽を再生してたのしむ状況に合った音楽鑑賞のありかたについて、著者自身の見解をまじえながら解説している本です。デジタル・データとして音楽ファイルを管理し、じっさいに音をつくるアナログ部分の機器にこだわるというのが、著者の基本的なスタンスといってよいかと思います。
オーディオ・ファイルにかんする基本的な知識がまとめられており、個人的には有益でした。その一方で、2009年に刊行された本ということもあり、CDリッピングなどの方法やそのためのソフトウェアについての解説なども含まれていて、その部分は飛ばし読みですませてしまいましたが、オーディオ・ファイルについて基本的なことを知りたい読者にとっては、いまでも手にとる価値があるのではないかと思います。