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辻村さんいいなあ。プロムナードに載ったものを中心に作られたこの本。元々プロムナードは好きで読んでたけど、こうやってまとめられて改めて読むと、人柄とかが伝わってきてあったかい気持ちになった。ふだん、小説家のプライベートな感じは見たくないと思う方やけど、この本はまた読み返したいと思う本になりそう。実はあまり作品は読んでない。これから読んでみようかな。
2016.3.7
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普段、発売間もないハードカバー本を買うことはないのですが、これはもうタイトルの『図書室で暮らしたい』と表紙のイラストに思いっきり共感してしまい、しかも大好きな辻村深月のエッセイときたら手に取らないわけにはいきませんでした。
友人とのランチの帰り道、パン屋さんでパンを買い、ふらりと立ち寄った昔ながらの小さな書店で平積みされているところを見つけました。
読んでいて、途中、何度も涙で中断を余儀なくされました。それでも読み始めたら止まらなくて、読み進めては泣き、を繰り返してようやく読了。
「好きなものが多すぎて、ごめんなさい!」のオビのアオリ文そのまんま、好きなもの、好きなことについて、作品への愛の滲む文章でたくさん語られています。
さらに、小さな子供を持つ母親の体験談も多数掲載されていて、泣いたのはおもにこちら。「うちの子へ」はもう涙なくしては読めない……!
全編に共通していると思うのは、他者への感謝の気持ちに溢れていること。子供の頃に貴重な体験をさせてくれた大人の話や、作家生活、育児生活のなかで出会った人たちからの温かい言葉や気遣い……それらをテーマにしつつ、そこに敬意や感謝が込められていて、心がほかほかしました。
辻村さんの人柄の温かさを知ると同時に、自分の好きなことに正直に、まっすぐになるための勇気を伝えてくれる素敵な一冊です。
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大好きな作家さんのエッセイ。買わずにはいられない。作家さんが作家としている理由、日々どんなことをとらえているのか、それがどんな形で仕事に生かしているのかを赤裸々に語っている。
自分の過去の経験とかぶっていることも多く、嫌な過去もあるけれど、それも受け止めていて、この人にもこんな思いをしたことがあったんだ、と優しいく嬉しい気持ちになった。とても心強い。いつまでも思春期のころの気持ちを忘れず、色々書いているのはすごい。忘れていた気持ちを思い出させてくれる。
自分のことを書いているわけではないとわかっていてもそう捉えてしまう、そうなることを筆者も書いているけれど、私もこの本を読んで同じ気持ちになった。
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2016.9月
辻村さんのエッセイ。小説はほぼ読んできたけど、エッセイは2冊目かな。自分の過去、子育てのこと、本に対する思い、読者への思いetc…同世代の等身大の女性の言葉。すごく瑞々しくて、辻村さんの人柄がすごく表れていて、とてもよかった!こういう人が物語を作ってくれてることに嬉しくなる。本を届けてくれてありがとうって思う。好きだ辻村さん。特に子育てのこと、保育園のこと、本のこと、本屋のこと、学生時代のことは、自分自身と重なる部分もあって。なんか友達ができた気分。わたしも中二病だ。
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綾辻さんとのエピソードはすごくグッとくるものがあった。才能が勿論あったから今成功されてるんだろうけれど、それ以上に小説家になりたいという気持ちが強かったからというのもあるのかなと思った。何かを目指すにはそれくらいの覚悟と気持ちが人や運を引き寄せていくのかも。
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内容について調べずに、タイトルだけ見て読もうと思ったので、期待していたものとは少し違った。エッセイ集でした。作家さんがどんなことを考えて生活しているかとか、この年代ならではの話とか、共感したり、しなかったりする軽さがいいのかも。
直木賞を取った後の話は、結構好きだった。夢を持って生きていた、田舎の女の子だった辻村さん。小説家という夢を叶えるのはすごいこと。小説も読んでみたい。
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デビュー当時から大好きな辻村さんのエッセイ第2弾、とても楽しく読めた。
昨年、書店のサイン会で少しお話する機会もあり、ふんわりとした優しい方だった。日々の暮らしの中で、小さなことにも気を配り感謝の気持ちを持たれていて、ますます好きになった。
これからも新刊を楽しみに待ちます!
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なんつーか・・・いろいろ、圧倒されます。辻村さんというのは、オタクなだけあって(?)、非常にピュアで、まっすぐで・・・そのひたむきさがイタく感じられて、ちょっと引いてしまうくらいである。
とはいえ、いやだからこそ、気になってしまう作家さんでもあるんですけどねw
作家さんの書くエッセイというものは、そこに滲み出てくるものが非常に面白いですよね。
本書の中で一番よかったのは「自作解説」です。こういう思いをつづってしまうことが、好ましくもあり、小説を読む側にとっては邪魔でもあり・・・読みたくはなるんだけど、感情を引っ張られてしまいますからねぇw
困ったもんですwww
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実を言うと、私は辻村深月が好きだと胸を張って言えなかったことがある。自分がこういった、ややこしくて自意識の強い女だと知られたくなかった。けれど今、はっきりと言える。私は辻村深月が好きだ。大好きだ。辻村さん、作家になってくれて本当にありがとうございます。このエッセイを読んで「輪るピンクドラム」を観始めた。「Ⅴ 自作解説」で、浅葱にまた会えるかも、と思って胸が震えた。あんなに幸せになってほしい主人公はいない。首を長くして待っているから、彼の幸せになった未来を、教えてほしい。
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ずっと読みたかった本!読めて嬉しかった。
タイトルから、おすすめ本の紹介かと勝手に思い込んでいたけれど、エッセイや自著の解説、直木賞受賞での思いなどが書かれていて面白かった。イラストも可愛らしくて素敵。
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あちこちに書いたものを集めたという感じのエッセイ。
辻村さんという人がわかってきた気がする。
改めて思うが、辻村さんって本当にバランスのとれた人だなと思う。
3世代家族で育ち、普通にお母さんもやっている。
愛されて育ち、ちゃんと愛している人なんだなと。
思わず親近感が湧いてしまうようなところも多々あり
特に、子育てをしながら働いているお母さんたちは元気になれるかも。
私は、題名にもある本好きの部分に膝を打った次第です。
私よりずっとお若いのでずれる部分もあるけど
ホームズのくだりは、自分のことのように読んだ。
そして、うちにずらりと並んだジョジョシリーズ。
同じく「怖い」と思って手が出ない私の心も揺れ動いています(笑)
ご自分の著書について、数冊書かれているところは
読者にはたまらない部分でした。
こうやって、作家・辻村深月さんができ上がっていったんだなと感じることができる本でした。
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いろいろな所に書いた文章をまとめた本。
結婚して子供もいてたのを初めて知りました。
創竜伝やジョジョへの文章にはニヤニヤしてしまいます。
辻村さんのことがよくわかる一冊です。
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辻村さんの個性が光っているエッセイであっという間に読んじゃいました。
子育ては未経験ですがやっぱりその文章は特に印象が残っています。
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私は、辻村深月が初めて好きになった作家です。
他のジャンルにも言えるのですが、
私はジャンル全体が好きというよりも、ジャンルの中でも特に好きなものが存在し、その特に好きなものを突き詰めるのが好き。
だから、本を読むのが好き、なのも、
色々な本を読むのは確かに好きだけれど、本を読むのが好き、となるときに思い浮かべるのはできれば辻村深月の本を読みたいという気持ちなのです。
私は、辻村深月を好きになって、追いかけてきて、
良かった、「幸せ」だ、とこの本を読んで思いました。
前半のエッセイももちろんよかったのですが、
何よりも胸をうたれたのは後半。
自身の著作について触れた章と、直木賞を受賞した際のことを書いた章です。
大好きで大好きでたまらない、
あの登場人物たちのことを。
生みの親である辻村深月が再度優しい言葉でふれてくれる。なんて幸福なことだろうか。
「胸が締め付けられる」なんて、フィクションでよく見るようなことを体験したのは初めてかもしれない。
紙のページの上に彼の名前を見たときに
ぎゅううと胸が締め付けられる。愛しくて切なくて。
ありがとう。と、辻村先生に本当に言いたい。
彼のことを忘れていないどころか、とても大事にしていてくれて、ありがとう。と。
辻村先生が、どんな思いで作家としているのか。
作家になった当初の思いは消えることはないけれど、年月を重ねさまざまな本を書くことで周りの影響も受け良く変化していると思う。「成長」というのかな。
だけれど、本当に辻村先生の良さを支えているのは、根っこのような、芯のような。
この本のなかでも強く辻村先生が仰っている思いがあってこそなのだと思う。
だから、私は辻村深月先生の本を読み続ける。
彼女の思い・彼女の言葉を信じることができるからだ。
作家と、一ファン。重なることもないかもしれないけれど、私の中ではかけがえのないもの。
辻村先生が、過去の著作を振り返る中で、
初期のころからのファンである私が受け入れがたい作品については内容をあまり振り返り触れないことに、私が好きで大事な作品については登場人物たちを親友のように名前を呼ぶことに。
私は安堵し喜びを感じている。
不安を感じる必要はなかったんだなと。
先生は変わってしまうんじゃないか、という心配。
不安を感じ始めて、『鍵のない夢を見る』で恐怖を覚えてから以降、辻村先生は「心配ないよ」と思えるような作品を出してくれているように私は思える。
本作もそのうちの一つ。
優しい本です。
是非、読んでみてください。
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私はやはりフィクションが好きだ
辻村深月さんのやさしいお人柄は伝わってきたけれど
エッセイはイマイチだな
一番好きだったのは表紙
憧れだわ
≪ ぬくぬくと 本に囲まれ 暮らしたい ≫