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私はやはりフィクションが好きだ
辻村深月さんのやさしいお人柄は伝わってきたけれど
エッセイはイマイチだな
一番好きだったのは表紙
憧れだわ
≪ ぬくぬくと 本に囲まれ 暮らしたい ≫
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初めてエッセイを読みました。大好きな辻村さんだったので、エッセイも抵抗なく読めると思ったら、大当たり。辻村さんの生い立ちや考え方、暮らしの中で感じることが詰まっていて、より辻村作品への理解が深まり楽しめそうです。自分も本を読むのが好きでたくさん読んできましたが、本の中身は覚えていてもその本を読んでいた時に自分自身に起きたことは案外覚えていないなと気付かされました。
地方出身者ということで親近感が湧きました。
感じたことを文章に出来るなんて作家さんってやっぱりすごいなと改めて。
周りの人への感謝を忘れない辻村さんのことがもっと素敵に感じられました。
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2001年以降、新聞、雑誌等に掲載されたエッセイをまとめた一冊。育児を中心としたほっこりするエッセイ、著者が夢中で追いかけてきた小説、映画、漫画、アニメの紹介、短編や自作解説など、内容は盛り沢山。著者の人柄や、普段どんなものに興味を持ち、どんなことを感じているのか知れるので、ファンには勿論、著者のことをもっと知りたい人も楽しめる内容になっていると思います。
一番好きなエピソードは、「ジャイアンの男気」や「十七歳のサイン会」も捨て難いですが、「「岡島」の本屋さん」がベスト。デビュー作のPOPに「売り場から支えます」と書かれていたエピソードは胸が熱くなります。ジュンク堂書店内に著者が影響を受た本を並べるという「辻村深月書店」はどんなラインナップだったのか、とても気になります。
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文章はエッセイにしては堅めだけど、性格の合わない感じの人のエッセイ?を読んだ後だったので、温かい気持ちになれた。
年が近いから感覚が似ていて、読んでいて、共感できるところがたくさんあった。こういう風に気持ちとか感覚を文章で表現できるのって良いなぁ。
グチグチ思ったりするより、週刊エッセイの「なりたい大人」のような人な心配りできる人になりたいと思った。
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エッセイ集。辻村さんがどんな思いで執筆をされているのかや、日頃の思いが良くわかりました。
存在が身近になった感じです。
「本の向こうからの手紙」と、「うちの子へ」と、
「女子と文庫」が、特に好きです。
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2011年以降に書かれた文章をまとめたエッセイ集。
エッセイは苦手ですが、時々あたりもあるので読んでみましたが、今回はだめな方でした。
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エッセイの底に一貫して流れているのは「感謝」。辻村さんの誠実で謙虚なお人柄ほんわか伝わってくる。ミーハー時代のサイン会。直木賞を受賞した時の素直な喜び。一人の母として保育園に送り迎えをする今・・・・。いささかも隠し立てすることなく思いの一切そのままが綴られている。それぞれの作品以上に著者自身そのものの魅力に抗いがたく心ひかれた。
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女子と文庫
というエッセイが一番面白かったかな。
好みの女の子を問われて「本を読むのが似合う人」と答えるのは面白いな。
その後にその男の子がどんな人と結婚したのか、オチまでついてたね。
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辻村さんのエッセイ。エッセイとは思えない感じでした。何て言ったら良いのか。エッセイ以上小説以下という印象の内容でした。文章からしてとても真面目な方なのかなぁ、と。作家さんなので当たり前の事かもしれませんが、本がとてつもなく大好きな方なのですね。その熱量が文体から読み手に伝わるくらいパワフルで楽しく読了しました。
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作家、辻村深月の普通の日々が見えてきた。
その作品に出会ったのは学生の頃。
図書館で手に取り、すごい、と思ったのだ。
その本の題名は、『ぼくのメジャースプーン』。
その後、『凍りのくじら』『冷たい校舎の時は止まる』など、作品を読み続けた。
母から好きだねえ、と笑われるほど、ずっと読み続けていた。
そう、大好きだ。
そして本書。
エッセイを読んで、やっぱり、大好きだと思った。
母親になってからの苦労、ホラー、その他もろもろ、感性が合うということはこういうことなのだろう。
「赤ちゃんとホラー映画」はこの怖さがよくわかる。
私の場合は早朝や深夜に机や台所の灯の中で静かに本を読んでいる時に起きる。
ふすまがスーッと開く。
そして、ひたひたひた、と......。
超絶強いところを読んで、怖い怖いと思いながらトイレに入っていると、突然取っ手がすごい勢いでガチャガチャガチャと動かされる。
あるいは開けた時に、丸くなっている子供が。
恐ろしい時、人は叫べなくなる。
「怖い夢」も納得。
仕事に遅刻した、時間を間違えた、そういう夢も飛び起きた時に心臓がばくばくいっているが、お迎えを忘れるというのも現実感が溢れていて怖い。
自作解説、好きなもの、直木賞が決まってからのこと......。
いろいろな出来事が生き生きと綴られている。
それが自分に対する反省であったり、日常のちょっと不快な出来事であったり、誰かに対する励ましであったり。
それわかるよ!だよねー!と、勝手に私は友達になったつもりで読み進む。
夢を叶えた友達に、憧れ、ちょっとばかり羨ましく思い、心から祝福する、そんな古い友達であるかのように。
いつか私も彼女が見ているフィクションの向こう側に行ってみたい。
消費するだけではなく、生み出す立場になってみたい。
そんな野望を刺激する、素敵なエッセイだった。
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日経新聞のプロムナードを楽しみに読んでいたのでもう一度じっくり読み返せて良かったです。
辻村深月さんのエッセイは安心して読めて優しい気持ちになれます。
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辻村さんの読書歴とか、おすすめの本とかの書評が書かれているかと思ってたら、あちこちに書かれたエッセイをまとめたものでした。
勝手に空振りの気持ちで読み始めましたが、学生時代のことや、直木賞を取ったときに書かれた文章を読むと、気持ちが温かくなりました。
はじめは怖い学校の話を書く人、というイメージだったのですが、じつに多彩な作品を書かれる作家さんで、ご自分の著書について書かれたところを読んで、もっとこの作家さんが読みたくなりました。
辻村さんはふつうにお母さんしてるんだなぁ。エッセイで人となりがわかると、小説にも愛着が湧きます。
これからも現実では子育てをしながら、さらなる空想の翼で羽ばたいてくれることを願っております。
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2016.1.14.辻村深月さんの日常を綴ったエッセイ。やはりエッセイより作品の方が面白いとは思うが、保育園に子供さんを預けながらの執筆や生活が垣間見られ、この思いがあの作品の拝見にあるのだろうな…などと思え、興味深かかった。
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作家になる前から、作家になってから、夢中で追いかけてきた小説、漫画、アニメ、音楽、映画、美味しいもの・・・etc.すべてが詰まった、読むと元気になれるエッセイ集。
さくさく読めました。やはりエッセイよりも小説の方が好きですが。面白い作品については興味を惹かれるものもあって今後手を出してみようかなと思います。自作の解説はあまり見ないスタイルで斬新ですね。あとがきとはまた違って面白いなあ。作家になっても変わらず誰かのファンで、様々な作品を愛する姿勢に共感を覚えました。子育てに関しては自分がまだ経験ないせいかもしれないけど、別に辻村さんだから書けた文章ではない気もする。あっさりしてあまり心に残らなかった。
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辻村さんのエッセイ第二弾。前の本は日々のこと徒然、という感じだった気がするけど、今回はやはり子どもの話題が多い。保育園のお迎えに遅れてしまうという悪夢の話がおもしろかった。
自分の高校生の頃の話もあったけど、やはり当時から文才と作家への情熱があったことがよく分かる。綾辻さんや小野さんに熱烈なファンレターを書いて覚えられたりしているのも、書いた量や情熱だけでなく、やはり文章のセンスがあったことが大きいんだろう。
個人的にうれしかったのは、『子どもたちは夜と遊ぶ』について辻村さんの思いが知れたこと。一番好きな作品なのに、代表作では挙げられないことが多く、残念に思っていた。でも、辻村さんも浅葱に思い入れがあると分かって、しかも続編の可能性があるみたいで希望が持てた。ずっと待ってます!