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さすがの伊坂ワールドですね。一見、短編集なのに、最後にひとつの物語に繋がって読み終えた時のすっきり感は言葉になりません。
おいしいスイーツが食べたくなる一冊ですねぇ。しかも、そんなときにキルフエ・ボンからメルマガが届くし(笑)
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さすが突拍子もない伊坂ワールド爆発。まっとうな現実的・常識的なところにいるはずが、いきなりわけのわからない展開とかナナメ上の理論とか出てくる。それが面白いのだけれど、現実論者の私はたまに疲れる(^^; 伊坂作品を読むときは、そのバランスの上で。
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誰かのなんてない一言が、ゆるいゆるい繋がりで誰かの未来を後押しする。
人生や決断や勇気なんていう大変な言葉の中に、そういう軽やかな一面を見せられるとホッとする。
何といっても、題名が、心躍る!
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裏稼業の下請け溝口と岡田を軸にした連作短編集。各話とも明確な結果は語られず、含みをもたせた結末になっている。
それぞれの話には関連性はないが、前の話に伏線があったり、通しで読む楽しさも提供してくれる。
伊坂幸太郎の裏稼業ものは怖さと笑いとやさしさがうまく同居してて好きだ。
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全5章、時系列や登場人物が入り乱れて、いつの誰??って思いながら読み進める。
ちょっと読み返しながらニヤッとし、ラストは言葉では描かれない溝口と岡田を想像しなんとも言えない気持ちに。
なんか、オシャレすぎる。
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伊坂幸太郎だ。
面白い本を読んだ。感銘を受けた部分に付箋を貼って、印象的なところにマーカーを引く。
伊坂幸太郎ではできないっつーの。少なくとも初読ではムリ。面白すぎて、ヤバすぎて、気持ちよすぎる。
感想を一言で言うならこれしかない。「伊坂幸太郎!」
あー、面白かった。
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最後気になる終わり方がよかった。
人って大なり小なり誰かに影響を与えながら生きているんだなぁって感じたお話でした。
どんな生活してても残り全部バケーション♪
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伊坂幸太郎さんならではのユーモアが含まれてて面白かった。特に好きだったのはタキオン作戦。絶妙な真実っぽさがなんかよんでてそそられた。
ただ毒島の命令だから溝口の下についていた高田が最後の場面で溝口の命令に従ったのは少し疑問が残った。
残り全部バケーション。良い言葉だなぁ。
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「面白かった!」
物語の展開は、流れるようなものではなく、読み進むうちに読者を「どういう繋がりなんだ?」と混乱の境地へと陥れさせられる。
しかし、流石、伊坂幸太郎氏。
各章の話は、最終章でその繋がりを明らかにし、ストリーの顛末は「まさか・・・そうっだったのか!?」と感嘆する。
解説で書評されているが、物語の一部を省略することで、読者の期待感を抑揚させる手法には、まさに「恐れ入りました!」である。
「本の帯」にだまされることが、しばしばあるけれど、この本は当たっていた!
『時を行き来する いくつもの話は、やがて大きな物語に』
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いや~、相変わらずの面白さ。毎度のことながら、それぞれ異なった時代・人物のことが描かれている各章が、軸となる人物を中心に、最後で綺麗に収束していくさまが圧巻です。気持ちいい。当たり屋みたいな物騒なのが主人公だけど、間抜けな会話が憎めず、たまに善行みたいなことまでしちゃってるのも楽しい。展開とか登場人物には紛うことなき作者印が押されているんだけど、マンネリ感は皆無で、これもまた高品質の優秀作品でした。
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うまい。
話の展開、セリフまわし、世界観の演出。
どれを取っても抜群です。
また、最初は関係のない物語が最後に一気に1つになる伏線の張り方のうまさもたまりません。
実に伊阪幸太郎っぽい物語の作り方でした。
ちょっと抜けて見えるけど案外真理をみぬいた風の登場人物たちが大好きです。
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終始心地よい気持ちで読める今回の伊坂作品。悪い人も出てくるけれど、憎めない人ばかり。岡田は憎めないよねえ、愛おしい。残り全部バケーションの一言!最初から最後まで残り全部バケーションでしょ!
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「実はお父さん、浮気をしていました」
から始まる伊坂ワールド全開の一冊。
伊坂先生の話に出てくる小悪党は、どうしてこうも憎めない人ばかりなのだろうか。
メインとなる岡田は何となく他作品に多く出てくる黒澤とイメージが被る。
飄々としていて、何を考えているのか掴みづらい。
しかし、急に人間臭い一面を魅せ、読み終わった時にはすっかりファンになってしまう。
一方、もう一人のメインである溝口は粗暴で、考え無しの行き当たりばったりと岡田とは正反対であるけれど、そのいい加減さに何故だか自分が救われるような気がしてしまう。
物語は時間軸が行ったり来たりしながらも、確実に進んでいて、ここであの話が繋がるのか!ここであの人が出てくるのか!とラストに向けて次々と判明していくのは、さすがの一言。
最初から最後まで散りばめられた点が線になり、最終的に一つになる。
紐なのか、布なのか、星座なのか色々考えたけれど、円かな。いや、湖かもしれない。
気軽に食べられて爽快になれるアイスのような一冊だった。
佐藤正午さんの解説も面白おかしく書かれているので、是非最後の1ページまで読んで欲しい。
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面白かった!
しかし,登場人物のような人たちは嫌いだ。
景品でもらった図書カードで紀伊國屋書店購入
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各々の章の話は一見バラバラしるのに、最後には綺麗に回収していく。この話の転回の持っていき方は鳥肌ものです。裏稼業に足を染めながらも、ちょっと間の抜けた主人公の軽快な言動が心地よい。いやー、今回も面白かったー!