投稿元:
レビューを見る
グランドマンションの住民たちの連作短編ミステリー。叙述トリックが効いてて私は結構好きな部類(*^^*)。それぞれのストーリーにぴりっと仕掛けが効いてて最後までワクワクして読み進め、ラストにそういうことだったのかー、と楽しく読めた。
投稿元:
レビューを見る
思っていたよりどんでん返し多め。
グランドマンションというタイトルだけあって
登場人物は多いけれど、そんなに読みづらさは感じなかった。文章が自分に合っていたのかもしれない。
ページ数は文庫にしては多めだけれど
3時間ほどで読み終えた。
投稿元:
レビューを見る
☆3.8
グランドマンション一番館には様々な人が住んでいる。
そこではトラブルが起こることもままあって……
流石、折原一。
こういうことかなと考えながら読んでも、いつでも予想の上を軽々と行ってくれるので、こちらとしても気持ちよく騙される。
登場人物たちは、ちょっとこの人近所にいたらイヤ〜!となる人もいて、その微妙に遠ざけたくなる気持ちもわかっちゃう。
絶妙な人間関係。
最初の一編「音の正体」を読んで、うん、そういう感じねとウムウム頷く。
そういうの、好きよ。
「善意の第三者」がとても良い衝撃でした。
「リセット」と「エピローグ」が連載を単行本化した際に書き下ろしたというだけあって、それまでに起きたことや出てきた人物たちが関係してくる。
このまとめ方もなんだか豪華に見えて、『グランドマンション』ってタイトルにふさわしい感じがした。
投稿元:
レビューを見る
ある老朽化したマンション住人たちの話。各住人が各話の主人公となって語る。
起こることはオレオレ詐欺や不法侵入など物騒なことばかりだが、最後の種明かしは予想を裏切る。
読者の思い込みを利用した話の作り方で、各話の最後に一本取られたと思わせたいんだな、という感じ。けっこう無理矢理な感じにどんでん返しに持っていく感は否めない。
かつ、登場人物たち全員に好感が持てないため、読後感は良くない。