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掃除中に、ふと、以前読んだものが目に入ったのでメモ。
物々しいタイトルだが、オカルト本ではない。
ダム建設のために水没した集落や、廃墟になった物件について列記。
巻末に参考文献&URLがガッツリ。
つまり、足で稼いだわけじゃないんですか、そうですか――
という、割とよくあるパターンの読み物。
まあ、潰したいほど暇な時間があれば……(笑)
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封印・・ちょっと大げさじゃないかな?と思った。
忽然と村人の姿が消えたわけでもなく、どんなことであれちゃんとした理由があって廃村になった村々
オカルト的な怖さは無く、どちらかというと寂しさを感じた
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「離島」に続いての封印シリーズ。
興味本位第一主義の装丁に反して、歴史、往時の賑わいに想いを馳せ、物哀しく締める文体がよい。
・近代(明治〜戦前)の産業振興にて街が成立・発展
・産業の衰退により過疎、廃村
というプロセスが散見される。
廃墟、廃村が生み出されるは、社会構造上必然なのではと思わされる。
また、産業構造転換が、非サステナブル(ダム、鉱山汚染)なものが当時は多い。
村の犠牲は、ほんの短期間の産業振興の踏台に過ぎなかったという虚しさが募る。
なかなかの良書である。