投稿元:
レビューを見る
ドバイが理不尽なのはわかった。
そして、ともすれば筆者と同じような憂き目に会いうる国であることもわかった。
つまり、物質的にAdvancedであっても、
社会システム的にAdvancedかどうかは別の話であり
(ただし、社会システムにおいては多様性の問題・文化の違いといった方が正しいかもしれない)
そこを錯覚するな、ということだ。
まあそりゃそうだ、だって外国だもの。
で?
と思わせてしまうのは
あまりに筆者が薄いから。
まあどの書評でも叩かれている部分ではあるので割愛するが・・・。
投稿元:
レビューを見る
高級リゾート地ドバイで、
外国人労働者としてアラブ人の下で働き、
刑務所に入った日本人の珍しい体験記。
マスメディアではわからない、
ドバイの社会構造や実態がよくわかる。
アブダビ中央拘置所でのソマリア人やアフリカ人等
との交流を通して文化の違いや国際格差を考えさせら
れる。
ドバイを理解するための名著だし、
何より読み物として面白かった。
投稿元:
レビューを見る
「闇の子供たち」があまりに重いので、ということでお口直しにと一緒に貸してもらった本です。筆者的には大変なんだろうけれど、前に読んだ本の内容が内容なだけにホノボノしました。しかしホントとんでもない国ですね…。
中身的には本文用紙が厚いのか厚さの割りにページ数が少なく感じました。(あっさり読み終えてしまった/物理的に)
投稿元:
レビューを見る
砂漠の巨大オアシス。
表向きは華やかなドバイ。
しかし、それはオモテの顔。
陰惨な実態が浮き彫りになってます。
投稿元:
レビューを見る
ドバイドリームを願った人の壮絶な半年間のお話.
観光客と労働者としての、あまりにかけ離れた待遇.
こんな一面もあるんだな〜と教えてもらった.
投稿元:
レビューを見る
拘置所に入った初日はトイレ近くにいる囚人が臭いのためになぜ気絶しないのか不思議でならなかったが、人間は環境に適応できる動物なのである。
投稿元:
レビューを見る
・ドバイショックとは政府系不動産開発会社のナキールとその持ち株会社であるドバイワールドが2009年の11月に欧米の金融機関に対し390億ドルの負債に対する半年以上の支払猶予を求めたこと。これに対し、市場ではユーロが売られ、対外債権を異常なほど持つ日本の円が買われ、円高が進行した。
2009年12月には隣国であるアブダビから200億ドルの融資を受けた。
・7つの首長国から成り立っているアラブ首長国連邦の一国がドバイ。
・夏には気温が50℃を超すことも。
・命名法で、ビンは親父の、アールは祖父の名前のこと。そもそも名前のバリエーションが少なく、ムハンマドだのアリだの5種類くらいしか無いらしい。
・ドバイショックとは、ドバイ政府が欧米系の金融機関に対して政府系不動産開発会社である「ナキール」と、その持ち株会社である「ドバイ・ワールド」の債務590億ドルに対して半年間支払いの猶予を求めたことに端を発し、欧米系の銀行の焦げ付きを懸念した投資家からユーロが売られたこと。円高もこれから来ている?
・ジュメイラ・ビーチの人工島に建設されたブルジュ・アル・アラブが有名なバナナ型のホテル。
・ブルジュ・ドバイが世界で最も大きな人口建築物。
・砂漠なのに人工スキー場まである。
・渋滞で有名。
・人口226万人のうち、90%が外国人。ほとんどが出稼ぎ労働者。
投稿元:
レビューを見る
へー、という感じだが、割とさらっと読めて良い。
本に記載があるほど、パキスタン人は悪い奴ばかりでもない。
投稿元:
レビューを見る
彩図社のこの手の本は数ページ読んでやめる物が多いけど、この本は普通に面白かった。展開も映画のようで良かったです。ただ、行きたかったドバイへのイメージは変わってしまった。
投稿元:
レビューを見る
希望の国ドバイの赤裸々な姿がたくさん描写されています。
作中には海外では日本の常識が通じないってところがこれでもかってぐらいあります。
中央監獄所に入れられてる話、またその入れられた理由なんかがとんでもないなぁと思います。
投稿元:
レビューを見る
アラブ首長国連邦で働いていた会社が閉鎖したため、突然不法滞在扱いになって収監され、強制送還された作者の実話。UAEの社会の不条理さを切々と愚痴っていて、申し訳ないがいろいろ笑える。個人的に仕事でUAEとの関わりが強いので、興味深々で読んだ。面白かった。
前半は、ドバイの暑さや経済発展、文化的背景など、ドバイで働く作者の奮闘の様子が描かれている。後半は、アブダビ拘置所にぶち込まれたあとの、囚人たちとのやり取りや待遇などが面白おかしく書かれている。後半の拘置所の中の各国の囚人の様子や支配関係が醍醐味。
作者は今、日本でどうしているのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
何とも言えない後味の悪さはどこから来るのか。。最初から、軽い理由だけでドバイ行きを決めたとあり、最後もどうしてこんな事態になったのかを検証することも無く、軽いノリで終わってしまう。軽い気持ちで、ちょっと冒険ができたので本でも書いて話題を作ろうか、という印象を持ってしまう。北大理学部を出て、TOEICもそこそこで、シンガポールでは専門分野の会社で働いていたようなのに、何を思って「海外で寿司職人」なのか、それも3週間の養成コースで。。
ドバイについて書かれている内容も、見方が甘すぎるもの、浅すぎるもの、間違っているもの、適当に面白く書いておけば、というような印象を持ってしまう。
投稿元:
レビューを見る
536
日本人で初めてドバイで逮捕されて拘置所生活した話なんだけど面白かった。リアルなドバイ事情とイスラム教について知れた。
峯山政宏
1979年、滋賀県生まれ。 北海道大学理学部を卒業後、シンガポールと北マリアナ連邦の現地法人で勤務する。その後、寿司職人の資格を取ってアラブ首長国連邦で一攫千金を狙う。寿司職人になることはできず、現地の肥料会社に入社するが、突然会社が閉鎖され、日本人初のアブダビ中央拘置所送りとなる