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都合良く展開しすぎる感はあるけど、わかりやすくてあっさり読むにはいい作品。
重たくなく、本当に軽い感じで読めてしあう。
最後も期待を裏切らないハッピーエンド。
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○菜々の父と当主への忠義。菜々らしい復讐劇は、一笑いも含めて痛快!
女中として風早家に仕えることになった菜々は、当主の市之進とその奥方の佐知、そして嫡男と娘、家僕の甚兵衛とともに暮らすこととなった。市之進は鏑木藩の中では上士で、藩主からの信頼もそれなりにあったが、誰かにねたまれているということもありうる世の中だ。
あるとき、轟平九郎という男が風早家に現れる。菜々に聞き覚えがあり、昔武士だった父上が差し違えた男だったのではないか、と思い出す。道で倒れている浪人・檀浦五兵衛を助けた経験から、剣術を相談しようと思い訪問するようになる。そんな中佐知の体調が思わしくなくなったり、市之進が鏑木藩に反旗を翻しているという雰囲気になったりなど、たくさんのピンチが待ち受ける。
菜々はこのピンチをどのようにして乗り越えるのか・・・!?
タイトル「蛍草」は、”露草ですね。この花を万葉集には月草(つきくさ)としるしてありますが、俳諧では蛍草(ほたるぐさ)と呼ぶそうです”(p10)”蛍はひと夏だけ輝いて生を終えます。だからこそ、けなげで美しいのでしょうが、ひとも同じかもしれませんね”(p11)と佐知も話し、この物語の中でも象徴的に語られる。
こんなに主人に忠義を尽くせる女中がいるだろうか。やはりそれは、信念を持ち続ける父上の姿を見たからだろうし忠義を尽くしたくなる当主だったのだろう。最後は、爽快感できっと読者は締めくくられる。
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奈々の年齢が私と同じだから、少し考えに疑問は覚えたけれど、エンターテイメント作品として読むとすごく良い…♡
もっと葉室麟読みたい!!!
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久々のヒット作!
江戸舞台の物語は独特の口調や雰囲気があんまり得意ではないが、気にならないくらい面白い!
敵討ち物です。ハラハラドキドキさせられました!!
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良かった~~~!
葉室さんは、こんな感じのお話も書くんだと思いました。
ちょっと、コメディっぽいような、漫画チックとでも申しましょうか。
色んな人に出会い、助けられ、成長していく様子と、奈々の一生懸命さがとてもさわやかでした。
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はかなく叶わぬ想いを秘めながら忠義を尽くす。忠義というものでは無いのかもしれない。自然と出てくる相手への想いが形になったのかもしれない。良い作品です。
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菜々がけなげで実に愛らしい!彼女はもちろん架空の人物ですが、そのまっすぐな人柄には、見習うべきところが多いと思いました。
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爽やかな読後感に浸れる一冊。
主人公の菜々も真っ直ぐで良い子ですし、何といっても風早家の夫妻が、それはもう心映えが美しく、二人のお子様方がマジ天使で、本当に素敵な家族なのです。
こんなに素晴らしい風早家に悲運が襲い、何とかしようと孤軍奮闘する菜々の姿が、健気すぎます。
そんな菜々を応援する周りの人々も、味わいがあって魅力的です(空耳アワーな呼び名も、逆にほっこりww)。
解説の方が、双葉社の葉室作品はエンターテイメント色が強い。と耳寄りな情報を仰っていたので、是非チェックしようと思いました。
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時代物だが、主人公が可愛らしいからか、軽く読みやすい感じ。
こんな風に明るく懸命に生きる姿を読んでいると、気持ちが前向きになります。
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テレビドラマを見始めて、原作が気になり、まだドラマは続くが読み始めると止まらなくて、出張の新幹線で読んでしまった。ドラマの役どころがあまりにとぴったりとハマってる気がして今後のテレビも楽しみが増えた。年齢とともに時代劇が面白くなるが、人間のやることは現代も同じだと思う。
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2022.7.15 読了
武家の娘が父親の正義のために不幸に転落し、辛酸を舐めるが父の敵討ちという志を忘れず、努力が報われ理解者も現れ最後はハッピーエンド、まあ定番といえば定番の展開。子供との交流が混じったり出会う人をあだ名で覚えたりと工夫があり、面白く読めた。
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いざってときに、人に頼るんじゃなくて、自分で道を切り開いた菜々の選択がとっても好き。
素敵な結末でよかった。
難しい言葉もほとんどなくて、さくさく読める。
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元年9月22日読了。
主人公菜々の健気さ、優しさ、精神的強さ。とても惹かれました。そして何より、出会った人々に聞き間違い、言い間違いにせよ、変な名前をつけて堂々としている滑稽さ。
きっと菜々は、自分らしい人生をこれからも歩んでいくんだろうなあ。
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フォロワーさんお薦めの一冊。
とても気持ちが清々しくなるお話でした。
ありがとうございます。
この小説は、時代小説のかたちをした、菜々という16歳の女の子が起こした奇跡の物語だと思いました。
鏑木藩の上士風早一之進25歳、妻の佐知23歳、4歳の長男正助、3歳の長女とよの居る家に女中奉公に住み込みで菜々がやってくるところから始まります。
菜々は幼い時に父を亡くし、今は母を亡くしたばかりです。
父は元武家で、轟平九郎の画策により、切腹をしています。
一之進の妻、佐知は露草(俳諧では蛍草)に見とれている菜々に「きれいな花に目が留まるのは心が豊かな証。蛍はひと夏だけ輝いて生を終えます。だからこそけなげで美しいのでしょうが。ひとも同じかもしれませんね」ということばと万葉集の月草の歌を教えて病で亡くなってしまいます。
佐知を慕っていた菜々は、その後も、一之進が江戸で闇討ちの疑いがかけられ投獄されてしまい、正助ととよを引き取り、一人で働きながら、面倒をみていきます。
一之進には、佐知から遺言で「菜々を後添えにと言われていた」ということを打ち明けられていましたが、菜々は、いったんは断っていました。
菜々の周りには、団子の好きな剣術使いの壇浦五兵衛、菜々を慕う従兄の宗太郎、質屋のお舟、儒教学者の椎上節斎、最初は敵だった湧田権蔵などがいて、何かと助けてもらいます。
菜々は、お舟に借りた家に住み大八車を借りて、野菜と草履を売りに行きます。
そしてついに菜々は、轟平九郎と御前試合で真剣にて立ち合うことになります。菜々は五兵衛に剣術の稽古をつけてもらっていたのです。
果たして菜々は…。
菜々の周りには、いつも暖かな、いい空気が漂っていました。菜々は強い精神力と機転を働かせていつも、きびきびと働き、人に幸せを運んでくる女の子だったと思いました。
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菜々ちゃんカッコいい〜
逞しくもあるけど、可愛くもあり、近所の舟、節斎、駱駝の親分、五兵衛同様見守っちゃうよね。
これ、奥方になって続きないのかな?