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リーマンショックの内幕を描いたノンフィクション
痛快、面白い。
日本では、なぜこのような作品は出ないのか残念。
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『ライアーズ・ポーカー』『マネー・ボール』のマイケル・ルイスが、またしてもやってくれた。サブプライム問題によって引き起こされた金融システムの大混乱に乗じて見事に大金をせしめた 3人を描く、手に汗握る金融ノンフィクション。逆の立場から描かれたノンフィクション「リーマンショック・コンフィデンシャル」も昨年読んで面白かったが、それ以上の面白さで、ほとんど一気読み。
金融システムの崩壊で一儲けというと、人の不幸を飯の種にした酷い奴と聞こえるかもしれないが、実際には、投資銀行と彼らが発行する CDO (債券の寄せ集め)という巨大な化け物が、実はまやかしの存在でしかないことを見破って、それに賭けた男達(こういう莫迦なことをやるのは、いつも男だ)の熱い物語だ。
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サブプライムローンの破綻にかけた男たちのノン・フィクション。ソロモン・ブラザーズ出身の作家の真骨頂。複雑な金融取引のリスクをわかりやすく、金融業界の狂気をつまびらかに描写しており、それでいて、テンポ良く読める。
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サブタイトルに「賭け」の文字が見えるけれど、実際に読んでみると賭けでも何でも無くて常識的な行動をしていたんだなぁという印象を持ちました。
結局、原因をつくった人たちが破綻後も得をしていたというのもちょっと意外。みんなそろって損していると思っていたのに。
時系列で描かれているので、登場人物の出入りが激しい印象が有り、登場人物一人一人の行動の把握が難しいと思いましたし、サブプライム関連の用語が一部難しくて理解できていないところもありましたが、全体的に見れば楽しめたと思います。
結局あの経済危機は何だったのかを把握するには良い本だと思いました。
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難解?な経済の仕組みをわかりやすく説明するために工夫したり、テンポよく話を進めようとどりょくしているのは認めるけど、ちょっと空回りしている感じ。脚本を読んでから映画を観たけれど、話題性はあるものの映画としてはいまいち。残念。
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ちょっと読みにくいところもあったけど、全体としてやはりかなり読ませる。映画も楽しみ。サブプライムローン問題も全然理解できておらず、多少は理解できるようになった(と思う)
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すごい本だった。表面的にしか知らなかったサブプライムローン問題が良く理解出来、ウォール街とアメリカの決して治らない病巣についても良く分かった。それにしてもあの段階であの規模でショートしていた人がいたのに、誰もそれについて耳を傾けなかったところが本当にどうしようもないね。
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機内で映画の方を見た。The Big Short がオリジナルのタイトル。結局のところ、モルガンスタンレーの中の人がモルガンスタンレーに張っていたのはどうなったのか理解できず(英語力の限界)
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サブプライムショックが起きる前、世界経済の破綻に賭けたひとたちのお話。
貧困層に住宅ローンを組ませて、それを金融商品として売り出す。今、考えてみたら、怪しげな商売に思えてしまうけど、アメリカのエリートが集まる投資銀号が考えたことだから、安全なのだろうと思ったのだろう。CDOにCDSの説明については解説が分かりやすかったです。
ひとの欲望は果てしないし経済危機はこれが最後ではないだろう。今回起きたことは中身を見ないで結果しか見ない成果主義の結末の様な気もします。
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正直、CDSなどの仕組みについては、さっぱりわからないまま読み終えた。著者が巻末のエッセイで、自分の母親を念頭に、と書いているけど、ざんねんながら、お母さんも一度読んだだけではわからないだろう。でも、それでも読み続けると思う。それはやっぱりノンフィクション作家としてのマイケル・ルイスの腕、というか、あふれんばかりの才能というか。人物の描き方、時代の空気。仕組みがわからなくてもそのざわざわした……でも表面的には何一つ変わることのない、異様な景色が伝わってくる。
東江一紀氏の翻訳も秀逸。
「リップマンという人物をできるだけ当たり障りなく評するとすれば、“当たり障りだらけの男”ということになるだろう。……けっして無慈悲ではない。無礼ですらない。少なくとも、本人は無礼にふるまっているつもりはない。単に、他人(ひと)の悪感情を極度に刺激するところがあるというだけの話だ」
「ジェイミー・マイは背が高く、はっとするような美男子で、天性の仕切り役というふうに映る。ただし、それも黙っていればの話で、口を開くと、日の出の方向から人類の未来に至るまで、すべてについて確信を持てずにいることが露呈してしまう」
――好きだ~(笑)
最後、著者が『ライアーズ・ポーカー』で辞任に追い込んだかつての上司、ソロモン・ブラザーズの元CEOだったジョン・グッドフレンドと会食をともにする場面は、静かでさりげないけれどエピローグとしてはまたとないものだった。「デビルド・エッグ」の話で結ぶなんてね。名前もいいし。
「素朴な卵がこれほど複雑な、それでいて魅惑的な商品になることに、誰が気づいたのだろう? わたしは手を伸ばし、ひとつ取った。空虚を装いで飾りたてたもの。その魅力はけっして色あせることがない」
――かっこいい。著者と訳者、才気の二重奏だ。
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2007年から2008年にかけて問題となったサブプライムローン。それを遡ること数年前、そのローンをまとめて証券化して、さらにそこから産み出されたCDOの問題に気がついた3組の投資家が、全力でショートにかけた話。
ゴールドマンサックスの立ち回りが上手いのは何故なんだろう。みずほ銀行もちょこっとだけ登場する。
藤沢数希さんの寄稿で、日本国債に言及があるが、確かにこういう不滅と考えられているところにこそ、問題が潜んでいるのだろう。思考停止しないようにしたい。
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面白い。当初リーマンショックに関して、ざっくりした知識はあったがここまで細かく書いた文章を読む機会がなかった。しかしながら、この一冊を読了した今でも、ざっくりした内容しか理解出来ない、そんな風に思えるほど金融商品は入り組んでいる。非常にわかりやすい部分と分かりにくい部分とがあり、後者は翻訳によるものでは、と思うが分からない。
しかし、この内容を映画化した所で何が理解出来て、何が面白いのだろうか、そこは疑問だ。
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世界中の景気に冷や水を浴びせかけたリーマンショック。それはアメリカの不動産を担保にしたサブプライムローンの破綻が発端でした。そのバブルがはじけるまで、サブプライムローンを売りまくっていた金融市場において、その破綻を予期した人たちが存在し、その人達がどのように考えて行動していたのかを詳しく追ったノンフィクションです。
実は私自身も金融商品の仕組み、取引の仕組みがよく分からず、サブプライムローンと言われてもその仕組みもよくわからず、その辺の知識を得られることも期待して読んでみました。読後の印象としては、読んでも分からない部分も結構残りました。もう少し金融商品の知識を得てからこの本を読んだらもっとスリルや緊迫感を感じることが出来たのではないかと思います。
ただ本書から当時の金融市場の大きな流れは掴めますし、取り上げられている人物の描写も丁寧で、読んでいて辛くなることはないと思います。文庫本ですからお値段以上の内容と言えるのでは。
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信用の低いローン・債券を書きあつめてさらに合成したらデフォルト率が低くなる訳ねーわな。
でもこの手のビジネスプランや事業計画や見込みの立て方って結構あるよね。
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映画が面白そうだったので先に原作を読んでみようと思ったわけだけど無理でした。途中で断念しました。これ小説じゃないじゃないか。でも、その後に観た映画は面白かった。