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ここで言う宇宙論とは宇宙の構造ではなく、宇宙の誕生時と未来に関する話である。なかなか一般書では触れないような話が多いが、だからこそ難しい。多少宇宙のことを知っているとか、量子論を知っている程度ではとても理解することは難しいし、自分は出来なかった。
ただ、雰囲気を掴むぐらいの意気込みで、かつそこそこの知識があれば楽しめるものだと思う。なかなか見ることの出来なかった佐藤先生の研究の話も時折出てくるのが個人的には少し嬉しかった。
面白いテーマではあると思うが、少々難しすぎるので星は3つで。
http://blog.livedoor.jp/namunamu_6_3/archives/51578224.html
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入門といいつつ、文系の頭では、もはやついて行けないレベル。
何度も繰り返し読めば理解できるのだろうか?そうとも思えない。
「私たちの宇宙は、10次元、もしくは11次元時空に浮かぶ膜の世界である」といわれても…そりゃイメージがわかない。
おもしろいけど、どうしてもついて行けないから、判定不能ということで3つ星。
それでも神秘の魅力にはかなわない。
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無理。
これは無理。
考えることは大事だし、きっと宇宙に未来はあるけど。
これは無理。
マクロの宇宙と、ミクロの宇宙。
地球という内部の点から、全体を理解することは果たして可能なのだろうか?
ちょっと考えさせられた。
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本書は、そのタイトル通り、宇宙論について記された本です。
著者は、インフレーション理論を世界で始めて提唱した佐藤氏(現東京大学教授)です。
宇宙には関しては、中学生の頃に興味を持って、理科の先生に本を借りて読んだくらい
興味を持っていました。
内容は入門となっていますが、難解とまでは行きませんが、完璧に理解する事は
難しいかと思います。アインシュタインの特殊相対性理論以前は、時空つまり
時間と空間は絶対的な存在で、その存在を調べる事はしなかった。
その後、特殊相対性理論・一般相対性理論を発端に多くの物理学者が統一理論を
目指し研究していく。その内容と歴史を述べている感じですね。
LHCで話題になっている、弱い力と強い力がなんとなく理解できたような、
出来ないような感じですが、多くが新鮮な情報(知識)だったので、読んでいて楽しかったです。
また、本書の最後の方に「人間原理」と言われている理論が説明されていますが、
これもなかなか面白かったと思います。
宇宙の謎は、まだまだ果てしなく解明できない事が多い事が分かりました。
今後はLHCの実験でなにが解明されるのか。そこに注目です。
宇宙に興味のある人、平易ではないですがお薦めです。
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2008年には南部陽一郎氏がノーベル賞を。
「対称性の自発的破れの仕組みの発見」ということですから、真空の相転移という宇宙論はまさに時宜にあってるなぁ・・と思う。
しかし、宇宙の起源を知りたいと思っても、物質を形成する素粒子の理屈を多少知らないでは付いていけないのも事実。
まさに「ウロボロス」(蛇が自分の尻尾を飲み込もうとしている絵)そのもの。
この新書はさらに、未来の宇宙にも言及している。
この宇宙にいる知的動物が人類だけだとしたら、我々の身体そのものを加工することによって、宇宙の色々な場所に生息するかもしれない・・・、と考えるのはおもしろい。
メタンガスで生きることができる遺伝子操作を・・・・なんてのはどうだろう。
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導入はSF的で興味をかき立てられたが、面白く読めたのは前半までで、「真空のエネルギーの相転移」の話が出た途端、理解不能。
「宇宙論入門」とあるけれど、入門書としては専門用語が多様されすぎており、親切ではないと感じる。
読み進めるにしたがって、突っ込みを入れたくてしょうがなくなる。
収縮に転じた宇宙の中で膨張する宇宙を誕生させて生きながらえることが可能?
筒井流ナンセンスSFになりそうな話が小難しい物理学と一緒くたにされているのは、わざと混乱を狙っているのか?と疑ってしまう。
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平易に噛み砕いた佐藤氏の著書を何作か読んだので、少しレベルが高そうな新書版に手を伸ばしてみましたが、名称は覚えてるけど現象は忘れている単語が頭に入ってこなかった。
平易な著書から続けて読んだ方が理解できそうです。
けれど、今まで宇宙について分かってきたこと。これから分かるであろうと予測されること。が分かりやすく書かれていて、宇宙論がどのように発展してきたのか知ることができてとても面白かった。
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『宇宙論入門―誕生から未来へ』(佐藤勝彦、2008年、岩波新書)
宇宙のはじまり(ビッグバン)とそのひろがり(インフレーション)から、宇宙の未来(ビッグ・クランチ)までを解説した入門書。入門書とはいいながら、宇宙物理学の専門用語が飛び交うので宇宙物理学に精通していないと理解するのは難しいかもしれない。
宇宙は現在137億歳であり、今後収縮に向かい、最終的には消滅するという。その過程が素人には難しいのであるが、わからないなりにも宇宙の深遠さやロマンが感じられると思う。
(2010年3月24日 大学生)
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最近量子力学等の本を読むようになって、やっとウロボロスの図がぼんやり分かるようになってきた。宇宙の始まりが解明されてきたり、ダークマターやダークエナジーの発見、力の進化等の研究が進んでいる。ただ単純に見果てぬ空間や想像を絶するような時間の流れに思いを馳せられる研究者の方々にただただ畏敬の念をいただくばかりです。
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日本の宇宙論研究者では最も有名な一人、佐藤勝彦氏が新書の形式で宇宙論の最先端を説明した本。「入門」であるが、前提知識としてそれなりの物理学、特に量子論や素粒子の知識を要求する。ただ、それがなくても一通りのイメージがつかめる構成になっているところが、やはり優れた学者の腕であろうか。背景知識をつけてから読むとまた変わって見える。読むたびに理解が深まっていくという点において、宇宙論の入門書として十分である。
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[ 内容 ]
アインシュタイン以来約一〇〇年で、一三七億年という宇宙の歴史が明らかになってきた。
その研究史は逆転につぐ逆転の連続であり、現在は暗黒エネルギーの支配という深く謎めいた状況にある。
はたして謎は解けるのか?
日本の第一人者が理論と観測の最前線を展望し、宇宙と人類のはるかな未来を考察する。
[ 目次 ]
プロローグ ビッグクランチからの脱出
第1章 宇宙論の始まり
第2章 素粒子と宇宙―インフレーションという鍵
第3章 見えてきた宇宙の歴史
第4章 宇宙の未来
第5章 マルチバースと生命
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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入門の割には、私には難解な点が多かったです。しかし、イラストや写真も、多く内容は充実したものです。よい簡単な入門書を読んだあとに再度挑戦したい。
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正直よく分かりませんでしたが、何か熱く語っていることだけは伝わってきた。
学者の本はこうでなくてはならない。
未知なる本を苦労して読むということは読書の重要なプロセスであって、分かる本だけ読むというのは為にならん(と自らに言い聞かせる)。
それにしてもこの本と比較すると村山さんの本は改めてすごいと感じる。
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新書で入門編とは言いつつも、ある程度の物理学などを学んだことを前提で話は進んで行くので内容はかなり難しかった。
しかし、わからない単語をいちいち調べながら読んで行ったので、
この本を読んだ後に多少難しいディストピア小説やSF小説等を読んもすらすらと頭に入ってきた。
また、この本では宇宙の過去から現在、未来までなぞらえて構成しているので宇宙についての興味は深まる。
その上でより易しい宇宙科学の本を読むと知識が身に付くと思う。
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入門という割に難しいぞというのが印象。ですが、宇宙研究の最近の知見を知ることのできる本かな。インフレーションにより、地球がある宇宙とは別の宇宙があることが予言されていることが面白かった。関連して、相対性理論も勉強してみたいと思うけど、ついていけるかな。。。