紙の本
世にも奇妙なショートストーリー集
2023/08/08 12:37
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
10ページに満たないものから、長くても30ページくらいのショートストーリー集。
奇妙な登場人物や設定で、不可解なのだが、ぐっと引き込まれる。
夜寝る前の読み聞かせにも。
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『カラタチとブルーベル』『太ったひとばかりが住んでいる村』が面白かった。
この人は大体何書いても面白いんだけどね。
でもこの短編集はそんなに好きじゃないかも。
プラネタリウムとかクーツェが好きだから、逆にブランコとポーが受け付けないのです。
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白いいしいしんじと黒いいしいしんじがいるとして、これは黒いいしいしんじのほうの小説でした。
黒いいしいしんじがいしいしんじを支えているのがわかる一冊でした。醜悪な要素を取り出して、嫌な気持ちにはさせないのはなんなのだろう。
でも短編苦手なので読むのにすごい時間かかった。去年から読んでたよもう。
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・・・これ、だいすきなんです・・・!!カラタチとブルーベルにウワアア(´;ω;`)となり、横浜ジェーンのなんともいえぬ極彩色に黙り込み、薄桃色の猫たちに震え上がる。なんておもしろい作家さんなんだ・・・! いままで読まなかったことを公開しました。本当におすすめ。ひとりでも多くの人に読んで欲しいです。いしいさん、ほんとにすごい。
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いしいしんじ2冊目
SS集なので、区切りも良く読みやすい。
『しろねずみ』と『白黒の鳥の声』が中でもお気に入り。
主人公と動物たちのやりとりの様子が可愛らしく、どこかコミカルで心が和む。私もこんな風に動物と楽しく会話してみたい♪
ちょっと不思議でゆったりとした一時が過ごせる。そして、なんとなく紅茶が飲みたくなる。(そんなイメージが似合うと言うことで・・・)
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ショートショート形式です。
お話一つ一つが暗い?かな。
ちょっと分かりにくいモノもおおいような。。
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一つ一つが異様に心に残る短編集
どれから読んでもいいけど、
どれから読んでも全部一気には読めない
中でも
「すげ替えられた顔色」がお気に入り
「私の顔じゃない!私はもっと綺麗なはず!」
現在の美を求め続け、ありのままを否定する風潮をあざ笑っているかのように思えた
母曰く「美の市場は永遠に拡大する」
子曰く「結局自意識の拡大さ」
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めずらしくジャケ買い(中古じゃない文庫!笑)
不思議な短編集。
どうやら最近不思議系によく出会う。
大人の童話という感じ
ちょっとこわくて、森の中に迷い込んだよう。
海外ものを読んでいる気分にもなった
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こどものときに、おばあさんから聞いた昔話のような、おそろしさがありました。
すりガラス一枚隔てたところから見た、きらきら光る世界です。と言われているようでした。
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いしいしんじの不思議な世界。
メルヘンな、ファンタジックな設定の裏に潜むリアリティ。
いしんしんじという人の感性にやられ続ける短編集です。
「カラタチとブルーベル」
「緑春」
「透明に関する四つの小話」
「太ったひとばかりが住んでいる村」
この4つのお話が特にお気に入り。
全部で19話収録です。
『食べられるなら、おいしく。踊れるうちは、足を高く。
―生きるなら、生きるだけのたのしみをからだじゅうに受けて生きようと、ぼくたちは昔から、ただそう思って暮らしているんですよ』
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本を読む時間だけはたっぷりあるからな。
おれたちは運転手だ、お客を目的の場所へ安全に運ぶのが仕事だ、それだけは責任をもってやらなくちゃならねえ、けどな、お客の事情を心配するってのはかえって失礼なんだよ、やっちゃいけねえんだ。相手に余計な気をまわさねえ。まわせねえってことも運転手の仕事には含まれているんだよ。
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不思議で不気味でちょっとせつない、短編集。
透明に関する四つの小話(コント) と
カラタチとブルーベル が印象的。
カラタチとブルーベルのやりとりが、
典型的な、古典西洋の女の子という感じがしていじらしい。
----引用----
虹「じゃあ、あなたには僕が何色に見えますか」
男「私は 私は、目が見えないんですよ」
虹はあっと息を呑み、真っ青になった。
男が杖を突き、畦道を歩き出すころ、晴れ渡った空のどこにも虹の姿はなかった。
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なんて言ったら良いのか『夢』を見ているみたいな気分になる本。無防備に、ふんふん、と読んでいるとエラい目に遭います。読み終わって我に返ってみると、このお話の数々が、手のひらに収まる小さな本に詰まってるのがなんだか不思議。
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不思議なものあり、ブラックジョーク? と首をかしげるようなものあり
意味が分からないものあり、おとぎ話のようなものあり、な短編集でした。
ひとつひとつが短いので分かりやすいはずなのですが
どう読んでもさっぱり分からないものもあり
そういう話なのか、それとも理解力に乏しいのか…分かりません。
心がふんわりするのは、やはり最後の話です。
心の赴くまま、幸せに暮らす人達。
いいな、とは思うものの、到底交る事はできません。
早死にしてしまえば、もう本が読めませんからw
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少々ブラックな短編集。
世にも奇妙な物語的かと思ったら、もうちょっとぶっとんでて、
自由なかんじ?
あいかわらず、色んな国(仮想っぽいところも)のエッセンスが織り混ざってる印象を受けます。
感動的な小説とは違うが、確かに同じ人が書いてるんだなあ、と思う。