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【著者の歴史観をぎやまんの鏡に託したライフワーク】秀吉への貢ぎ物としてポルトガルから渡来したぎやまんの手鏡が、於祢やお茶々、お江、尾形光琳や赤穂義士らの心模様を写し出す――。
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歴史ものは好きだけれど、だいたい関ヶ原で止まってしまっていた。
この物語は、手鏡を語り手にすることで、語られる時間の限界を軽々と超えてくれた。私にとってとても有難い本でした。
これを足掛かりに、江戸明治に進む事ができそう。
続きがあるようなので、そちらも読んでみようと思う。
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ぎやまんの鏡は見た!という設定で、秀吉から江戸の8代将軍吉宗までの激動の時代を、渦中から少し離れた人物の傍から描いた作品。出てくる登場人物がマイナーで実在の人物なのかよくわからない人も多かったが、時代の空気がよくわかる面白い本だった。ぎやまんの鏡を主人公?にすることで、それぞれの時代の美味しいところを垣間見られるので、お得。