投稿元:
レビューを見る
SIビジネスの現状と展望をおさらいするところから始まり、テクノロジーのトレンドを押さえたところで、いよいよシステムインテグレーション崩壊後のSIerはどうやって生き抜いて行けば良いのかに迫る。
ここでは三つの戦略と九つのシナリオが実例を交えてとても分かりやすく説明されているが、規模の小さなSIerの場合はビジネス同期化戦略として挙げられている 内製化支援、シチズンデベロッパー、アジャイル型請負開発が、もっとも現実的に思うし、実際にうちでも既に少しではあるが行っていたりします。
成功事例などから読み取れることは自分たちの売りを端的に表現してのマーケティング活動が成功の鍵といえるようです。それから、ITを活用したビジネスでの目の付け所はIoTに限らずデジタライゼーションされるリアルですが、デジタルだけに着目するのではなくリアルにフィードバックすることが重要。
他にも悩ましいプライシングの問題や陥り易い失敗コースなどがとても分かり易く網羅されていてとても勉強になりました。
投稿元:
レビューを見る
20160420読了
SIビジネスの現状と、ポストSIビジネスの戦略。新しい取り組みをしている会社の事例とか。
最近のSI業界のトレンドとかを知るにはいい本だと思う。
投稿元:
レビューを見る
SIビジネスが今後どのように変貌していくべきか道標となる気がした。新規事業をやってるつもりでも新規事業計画を作ってるだけかもしれないというのはハッとした。
新規事業を行うには自分のまわりではなかなかにハードルが高い状況ではあるものの、日々の業務を着実に実施しつつ、来るべき日に備えて準備を進めていきたい。
投稿元:
レビューを見る
前半のほうの、SIビジネスの現状分析と問題提起の章は、結構な問題作ではないか。SI業界の人からすると反論がある記述がいくつかあるし、乱暴な言い切りも多いように思う。
ただし後半の、新しいSIビジネスの方向性や3カテゴリ9パターンのビジネスモデルは、これからの事業計画のヒントとして良い提案だと思う。クラウド活用とか自動化が進むとか、普通に誰もがそう考えていることではあるが、実際の企業事例紹介をみながらどう実践するのかを考えられるように書かれている。
投稿元:
レビューを見る
今後のシステムインテグレーションについての話。
クラウドを使ったシステムが一般的になっているのに関連して、人月を前提とした収益構造に意味がなくなっているとのことだ。まあ、クラウドぐらい使いこなせなきゃいけなくなるんだろうなと思う。
ちょっと驚いたのが、米国のITエンジニアの7割がユーザー企業に属しているという話。それにたいして、日本はITエンジニアの7割がSI事業者やITベンダーに属しているらしい。そんな違いがあったのかと。
オフショア開発も、少なくとも現地(ベトナムとかミャンマーとか)の人からすると日本の製品の開発は割にあわなくなっているらしい。うちの会社でも、ベトナムの子会社を引き払ったらしいし、どこもうまくいってないんだろうなと思う。
うまく新規事業を作れればいいのだけど、うちの会社じゃ当分むりだろうなとこの本を読んで思った。
投稿元:
レビューを見る
昔、スクラムバリバリ時代に読んでたものを、立場が変わった今、また読んでみた。オフショアリーダーやりながらsier(笑)のリーダーチックになってきた身としては当初と違うところを詳しく読んでみた。
安価なエンジニアが知識を得てどんどん強くなるであろう未来に日本人エンジニアはどうするべきか、はんぱなくむずいテーマと向き合う羽目になってる現在のリーダー勢はチラ見したうえで自分の現場にあてはめかんがえるきっかけにしてもいいかと。つらいけど。
もともとずっと主張しているサービス型への移行はこの本でももちろん書かれているが数年前によんだときも、今読んだときも、そりゃそうだがどーしようかな、転職必要だな、となる(笑)
投稿元:
レビューを見る
本業がSIer(システムインテグレーター)なので、ジャケ借り。やっぱり人月ビジネスは限界ですよね。ただ、私の会社の方向性は正しいことを再確認。
続きはこちら↓
https://flying-bookjunkie.blogspot.jp/2018/04/blog-post_4.html
投稿元:
レビューを見る
業界全体で考えなければいけない問題。
目の前の仕事、そしてこの先の仕事への意義を考え直すきっかけとなる書。
投稿元:
レビューを見る
前半の状況認識は斎藤さんの前著「システムインテグレーション崩壊」と同じ。どちらかというと、そういう前提のもと、SIerにはどういうオプションがあるのかを具体的に示している。細かくはいくつかあるが、結局のところ1)顧客密着で事業ニーズに合ったシステムを開発する、2)特定の部分に特化した開発をする、3)クラウド活用に係る様々なコンサルティング&ソリューションを展開する、4)プラットフォーマーになるに整理できて、4)のプラットフォーマーは資金力の問題で難しいという結論だったと思う。いずれにせよ、特定分野のソリューションを除けば、クラウド、オープン化、アジャイル開発は前提のようだ。そして、これらの技術の特徴は、常に進化していること。今知っている技術が明日には陳腐化しているかもしれない。そういう意味で、常に情報に敏感でどん欲に知識とスキルを吸収するマインドが無いとやっていけない。受け身の姿勢では何もできないということかな。厳しい時代になってきました。
投稿元:
レビューを見る
参考になった文章をメモ。
・中規模SI事業者(売上高500~5000億)は、今後クラウドビジネスが進むと利益がでなくなるので、ポストSIを検討すべきである。P81、P160
・「なんでもやります、なんでもできます」では付加価値の高いビジネスは提供できず、利益も確保できない。自らの得意を明確に打ち出し、そこに特化する必要がある。P155
・中規模事業者(売上高500~5000億)は、知識創発的なビジネスや大規模型ビジネスに向かう必要がある。P30
・同業者の新日鉄住金ソリューションズは、文書管理クラウドサービス(NSxpressⅡ)などを開発し展開している。基本的な仕組みはどのお客様でも同じだが、管理の仕方やルールがまちまちである領域を狙った。P121
・エンジニアは、コミュニティに参加して積極的に貢献するといった「自律的に学ぶ」ことが求められている。P185
・株式会社ソニックガーデンでは、毎朝、5分間の「社長ラジオ」で会社のビジョンや方向性を配信している。P191
・標準作業手順書(SOP)を作るツールがある。teachme bizというものです。(https://biz.teachme.jp/function/)
投稿元:
レビューを見る
ひょんなことからSIerと呼ばれる人たちと仕事をすることになって、
彼らの仕事内容が全然イメージできていなかったのでまず手に取った本。
ITにそこまで詳しくない自分には、??なところもたくさんありましたが、
何となくSIerの置かれた現実と課題が見えてきました。
こういうのは、一冊の本で全て分かるというよりも、
何冊か読んでみて段々見えてくるというものだと思っているので、
これを機会に勉強してみたいと思います。
本も勉強になったんだけど、著者の主催する勉強会の動画の方が
より分かりやすいかも?とも思っています。