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記念すべき私のファースト・ミステリィです。
母親にシャーロック・ホームズシリーズを与えられたのは、確か小学3年生くらいの時。それ以来、ひたすらホームズものを読みあさりました。
内容については、もう何も言わなくても良いでしょう。
最後に一言。古典だからといって、毛嫌いしていたら、きっと後悔しますよ。
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ホームズ・シリーズの完結編。
「技師の親指」
「緑柱石の宝冠」
「ライゲートの大地主」
「ノーウッドの建築士」
「三人の学生」
「スリー・クォーターの失踪」
「ショスコム荘」
「隠居絵具屋」
8編収録。
頁の都合で割愛されていた短編を纏めたもの。
始めの二編が(冒険)、次の一編が(思い出)、次の三編が(帰還)、あとの二編が(事件簿)から。
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技師の親指・緑柱石の宝冠・ライゲートの大地主・ノーウッドの建築士・三人の学生・スリー・クォーターの失踪・ショスコム荘・隠居絵具屋
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ホームズストーリーが終わってしまった。この短編集は、各短編集から割愛したものが載せてあるが、最後の作品、「ショスコム荘」および「隠居絵具屋」は『事件簿』の11篇・12篇であり、この短編集のフィナーレを飾る作品である。「隠居絵具屋」は不義密通を知った守銭奴が妻と愛人を計画的に殺したという事件だが、ゴシック的な恐怖の要素は影をひそめ、俗世の感情の色彩が強い。なんとなく、ホームズの軌跡や、ドイルがみていた時代、科学の進歩にともなって神秘を征服しすべてが俗になる時代を象徴している作品だ。ホームズはさりげなく終わった。
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ホームズ・シリーズ、短編集。この巻は新潮文庫のオリジナルで、ドイルの原作にはない。頁数の関係で本来の巻に入りきらず、割愛された短編をまとめて掲載したもの。タイトルは訳者の命名。
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オリジナル版にはない新潮文庫の別冊(文庫にする頁上らしい)。
ワトソン氏の語り方が読者に対して近く感じました。
シリーズ全部読みました。
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自分が読んだ、シャーロック・ホームズ作品の2つ目。
実にシャーロック・ホームズの鋭さには感服させられる。前回読んだものよりも、ホームズのさばきが鮮やかに感じられて今回の方がより楽しめた。
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『技師の親指』
『緑柱石の宝冠』
『ライゲートの大地主』
『ノーウッドの建築士』
『三人の学生』
『スリー・クォーターの失踪』
『ショスコム荘』
『隠居絵具屋』
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なつかしい「技師の親指」「三人の学生」がまた読めてうれしかったことに加えて、
「隠居絵具屋」は初めて読むので新鮮でした。
少なくとも事件簿よりは満足。
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他のホームズの短編集で、収録数が多いものを少しずつ分ける事で、新潮社が独自に作ったホームズの短編集です。
割り振りは、『シャーロック・ホームズの冒険』から技師の親指と緑柱石の宝冠、『シャーロック・ホームズの回想(思い出)』からライゲートの大地主、『シャーロック・ホームズの帰還』からノーウッドの建築士と三人の学生とスリークォーターの失踪、『シャーロック・ホームズの事件簿』からショスコム荘と隠居絵具屋で、『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』は短編集に全て収録された為に、叡智への収録作品はありません。
分けた理由は前述の通り、収録数が多いために文庫が過度に分厚くなることを避けるためですが、これらの作品を抽出した事は、特に理由は無いようです。
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短編集です。
最初の話は「技師の親指」です。
はじめは、水力技師がどういう犯罪と関係しているかわかりませんでした。
5年に1度読み返すと、結末を思い出すものと、結末を忘れているものがあります。
結末を忘れているものが面白くなかったというわけではありません。
逆に、面白くて、話にのめりこんで忘れてしまったものもあります。
すべての話が、すべて同じ水準で面白いというわけではありません。
2度めに読むときには、
1 結末の面白さ
2 筋の展開の面白さ
3 登場人物の面白さ
4 風景、背景の面白さ
5 文章の面白さ
の5項目について採点しながら読んでいます。
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出版社の事情により未収録だった「冒険」「思い出」「帰還」「事件簿」からの8編を集めた短編集。各話の感想はそれぞれの短編集に貼り付け予定。『技師の親指』ワトソンの病院に急患。手に巻いた血だらけの布をとると親指がない!ただならぬ様子を聞き治療後ベーカー街へ連れて行った。ホームズの推理はほんの少し。この気丈な水力技師による奇妙な体験談が話のほとんどを占めるが、これがハラハラさせて面白い。『緑柱石の宝冠』「あり得ないことを除去してゆけば、あとに残ったのがいかに信じ難くても、どれが事実に違いない…」という公理、足跡からの捜査、浮浪者の変装などホームズが得意の特技で解決。延原氏の名訳「(ホームズ捜査から帰還した様子)相変わらず海のものとも山のものともつかぬ顔つき」に笑った。それにしても、国宝級の王冠、宝石が戻っても破損したことには変わりなく大問題だったはず…。『ライゲートの大地主』過労で倒れたホームズの療養を兼ねて、ワトソンの戦友宅へお邪魔した二人。遠ざかるはずだった事件(しかも殺人)がよりによって近所で起こり、捜査協力を要請されてしまう。独特の捜査を進めるホームズは狂人扱いされ、ワトソンが弁解「言行は狂気めいていてもあの男はちゃんと条理が立っている」。推理は怪しい。『ノーウッドの建築士』ホームズ帰還数か月後の話。医院を引き払ったワトソン同居…って奥さんはどうしたっ?!隠退建築士殺害の容疑者と目される若手弁護士が潔白を主張。不利な証拠ばかりでレストレード警部に嘲笑われ、警察相手に初の黒星か?と思わせて…。建築家ならでは犯行。ダメ押しの指紋がアダに。犯人の執念深さに呆れた。『三人の学生』大学町に住んでた時の話。奨学金試験前に問題用紙を何者かに見られたという教師からの相談。ホームズにとっては文字通り朝飯前の事件解決。後味のいい結末。『スリー・クォーターの失踪』ケンブリッジ・トリニティカレッジのラグビーチーム選手が試合前に失踪したと相談。蒸発か誘拐か事件に巻き込まれたのか、見当がつかないまま捜査を進める二人。発信機代わりに馬車にアニシード(アニスシード?)をつけ犬とともに唯一の手掛かりを持つ医者の後を追う。ラストの痛々しさ、悲しさが印象的。『ショスコム荘』亡夫の持家ショスコム荘に住む妹と、借金まみれで騎手の兄。馬の調教師が主人らの奇行を不審に思い相談に訪れた。夜な夜な納骨堂に向かう兄、部屋に閉じこもる妹の行動から仮説をたて、真相に近づいたが若干外れ。警察の寛大すぎる処分に納得いかない…。『隠居絵具屋』年老いた隠居(元絵具屋)が、年若い妻と愛人に金庫の中身を持って駆け落ちされたと相談に訪れた。ワトソンが老人に同行し、屋敷→田舎の教会→ベーカー街→屋敷と大移動(すっかり探偵助手)。そのすきにホームズ捜査。そして判明した犯行の手口の残忍さ。ちなみに今回ホームズに強敵と言わしめた探偵バーカー君登場(他の話には出てこないけど)。あとがきによると、各短編集のページ数がやたら多くなるのを懸念して一部割愛したそうだが、改訂時に元に戻して!とも思った。それとも延原氏翻訳時の意向を汲んであえてそのままにしてあるのか…。新潮社ホームズはこれが最後となったわけだが、時代も手法もバラエティに富んでいて「ドイル傑作集」みたいな感覚で楽しめたので結果オーライ。これにてホームズ祭り終了。入手できたらドイル傑作集(3冊)も読みたい。(2009年1月ホームズ再読月間)
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B面特集
「シャーロック・ホームズの冒険」「思い出」「帰還」「事件簿」から製本上の都合で割愛した作品つまりB面を集めたのがこれ。
つまり原作にはない作品集であると同時に新潮文庫では最後の作品集だ。
B面だけあって・・・と思うのは先入観?
それにしても「昭和30年発行、平成13年5月20日87刷」ってのがすごいなぁ。重みあるなぁ。
作品は以下の通り。
技師の親指
緑柱石の宝冠
ライゲートの大地主
ノーウッドの建築士
三人の学生
スリークォーターの失踪
ショスコム荘
隠居絵具屋
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えっ!ドイル先生の作品でこんな未発表作があるの?
と思って読んだら新潮文庫で割愛されたものの短編集でした。
ドイル先生はホームズが嫌いで止めたがってたと聞いたことがあります。しかし本巻収録の「技師の親指」は1892年3月、「ショスコム荘」は1927年4月と記されています。嫌いで35年も続くんでしょうかね。
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12月31日 読了
ついにコナン・ドイルのシャーロックホームズを全編読み終わった
長かったが楽しかった