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ことばって不思議、ということ、そして、その不思議な言葉を子どもがどうして習得していくのか、それもさらに不思議。それがシステムとして言葉を習得していくという観点だと思うのだが、この観点は、外国語学習にも活かせそうだと思った。
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赤ちゃんが言語システムを獲得していく過程を様々な実験から明らかにしていく。
実験の方法がおもしろい。メケ。
言語システムが物事の考え方を規定してしまうという指摘は重要。
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赤ちゃん〜学齢期前の幼児が、名詞や動詞、助詞などをどのように学習するか、具体例を交えてわかりやすく説明する。中学生くらいでも読めそう。赤ちゃんの言葉の発達を通じて、自らの日本語の使い方への理解についても気が付かされる。「あげる」「もらう」「くれる」を無意識に使い分けてるのも、結構複雑なんだなと感じた。
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子どもが言葉を学習するメカニズムを知ることができる。
哲学や言語学ではなく、認知科学の視点から実験の結果をベースとしているため、素人が読んでもわかりやすい。
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「単語も文法も知らない赤ちゃんが、なぜ母語を使いこなせるようになるのか。ことばの意味とは何か、思考の道具としてどのように身につけていくのか。子どもを対象にした実験の結果をひもとき、発達心理学・認知科学の視点から考えていく。」
目次
第1章 アラミルクガホシイノネ―単語の発見
第2章 ヘレン・ケラーのwater事件―ことばの世界の扉を開ける
第3章 歯で唇をフム―動詞の意味の推測
第4章 血圧がヤスイ―モノの性質、色、位置関係の名前の学習
第5章 ことばの発達の謎を解く―発見、創造、修正
第6章 言語が思考をつくる
終章 読者のみなさんへのメッセージ
著者等紹介
今井むつみ[イマイムツミ]
1989年慶應義塾大学社会学研究科後期博士課程修了。1994年ノースウエスタン大学心理学博士。慶應義塾大学環境情報学部教授。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。現在、玉川大学赤ちゃんラボと共同研究を進めている
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大人になってから多言語を学ぶにはその言語を使う国の文化や生活も分かってないと使うのが難しいし、逆に分かれば感覚的に使えるようになる。結局机上で勉強するよりも移住しちゃった方が手っ取り早いんだろうな。
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言語習得のメカニズムをわかりやすく解説。ヒトの脳の可能性に驚くしかない。外国語習得にも参考になるが、もう無理だと言われている気もしないでもない。
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オノマトペは乳幼児が言葉を理解することに非常に重要。言語発達の面から考えると積極的に使った方が良い。
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気になった部分。
語彙は巨大なシステム。このシステムは以下の「発見」「創造」「修正」のプロセスによって作られていく。特に創造はスーパーコンピュータにも出来ないもの。人間は赤ちゃんの時からこれを繰り返し言葉を身につけていく。
・分析と発見
単語を覚え、暫定的にそれに意味をつける。覚えた単語の間に共通するパターンを見つけようとする。
・創造
単語の間に共通するパターンをみつけたら、多少の間違いをしてもよいからその知識を新しいことばの学習に使い、語彙を増やし、成長させようとする。
・修正
語彙の中の単語の数を増やしたら、さらに単語の 間の共通性を分析し、手がかり自体をアップデートする。
言葉を身につけるために子どもがしている思考は、科学的な思考と大きく重なる。子どもは言語を学習することで、科学的な思考をトレーニングしている。
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子供がどうやって言語を習得していくのかという点から、人間が抽象的なる思考を獲得するところまで認知科学の面から解説されている。
一度母語を習得してしまうと、ある単語は他の言語であっても母語と同じ範囲をカバーしていると考えてしまうが、実際は異なっており言語習得中の子供はその領域が固まっていないから過度に一般化された使い方をしたりする。
言葉を理解することで抽象的な思考もできるようになっていく。
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同期から、面白かった本
さらっとななめ読み。
へぇーって感じ。
(しっかり読む時間と興味がなかった…)
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普段意識せずに使ってる言葉をどうやって習得したか、それによって世界をどのように体系化して捉えてきたかということを理解する一助となった
今後子供ができたらどのように言葉を覚えていくのか意識してみてみたいと感じた