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山中で見つかった老婆の遺体は、光を放つ虫の大群に覆われていた。
警察は法医昆虫学者の御堂玲子に調査を依頼する。
虫の描写は、怖いです。
しかし、医学も生物学もよく分からないないので、虫が何故、人を襲うようになったのかを物語の中に入れて欲しかった。
物語の終わりかたが唐突でした。これで終わり???
何も解決してないような感じて終わり?
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読む人を選ぶかと思いますが、私は面白くて一気読みしました。
でも少々難しいところは流し読みしたりしたせいで、バッチリ理解できた!とはいかず……謎が私の中でいくつか残りました。
が、これはもちろん私がアホなせいなので、いつかまた読み返して完全に理解したいと思います。
妹が変わり果てた姿で訪ねてくるところは、あとから思うとすごく可哀想だった。
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文体は読みづらい。好みが分かれそう。
お話はしっかりできてる。アンハッピーなのも嫌な後味も好き。
某小説に似てるとかなんとかの口コミがありますが、そちらは未読なので比較できず。
お食事どきには読んじゃだめ。食べながら読むのもダメ。
しつこい描写も多いし変な日本語も多いけど勢いがありますね。
次はどんなの書くのか楽しみです。
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第19回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。法医昆虫学捜査官シリーズを少しSF寄りにしたようなミステリ。法医・・・に比べると若干荒削りではありますが、この先が楽しみな作家です
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人間の死体や犬の死骸を食い荒らす蛆の動きの描写がリアル過ぎて鳥肌が立ってしまった。
いじめや宗教や病気といった結構重い内容のはずだがそれほど悲壮感も感じられずさらっと読めてしまう。
最後の悟とめぐみのシーンには思わず苦笑。
まるでホラーのようである。
末期のめぐみとの別れなのだからもう少し何とかならなかったのだろうか。
何かあっけなく終わってしまった気がする。
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日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。だけどこれ、ホラーミステリだなあ。ホラー大賞でもいけたかも、と思ってしまいます。
人を急激なスピードで老化させ、内部から喰らい、そして讃美歌を歌いながら天へと昇っていく奇妙な虫。幻想的でありながらあまりにおぞましいこの虫を巡る謎は非常に魅力的です。だけど、グロ(と、虫系)が苦手な人にはお薦めしません……実写化はしてほしくないですね(苦笑)。
それぞれの患者の感染ルート、病の治療法等気になる謎が多く、ぐいぐい読み進みました。あの人たちの「愛」の物語もまた強烈で印象的です。あの選択は予想だにしなかったし。しかしそれにしてもラストの一文が……ぞっとしました。あんな描写やこんな描写も恐ろしかったけれど。あの一文が一番怖い!
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未知のウィルス「グルウ」に感染した者は、発病すると一日で一年分の老化が進み、やがて意識を保ったまま内部から虫に食い尽くされ死んでいく。このウイルスを死滅させる唯一の方法がまたショッキングだ。それは性に対する倫理観の崩壊を意味する。
悟とめぐみの感染カップルの結末は当然悲劇的だが、最後のシーン(悟のとった行動)には、ものすごく抵抗を感じた。ありえない!
パンデミックが予想される未来に加え、グルウの最終目的が怖い。『ここに食べ物があるよ』
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ホラーなのか、ミステリーなのか……最初は穏やかで平凡な話かと思っていたらまさか。
全く関係ないと思っていたら、あんなに後悔することになるなんて思っていなかった。
人生にはいつ何が降り掛かるなんてわからないってことなのかなあ。
なんとなく後味すっきりしなかった……