治療の甲斐なく失明した北一輝
2024/06/30 19:40
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
終戦後すぐに作品を発表し始めて、
40年以上、日本漫画界を牽引した結果、
「漫画の神様」と呼ばれるようになった、
不世出の漫画家の文庫版全集の
電子書籍版です。
本品に収録されているのは、
一輝まんだらの第二巻。
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<あらすじ>
負傷した目を治療するべく佐渡から上京した北だったが、期待空しく失明を免れない事がわかる。やがて、「国体論と純正社会主義」を携え自費出版までし自らの主張を世に問う北だったが、激動のアジアは明治から大正、昭和へと突入して行く――。戦前の思想家をモデルに描く人間ドラマ『一輝まんだら』完結編。他、短編『時計仕掛けのりんご』『バイパスの夜』『嚢』『イエロー・ダスト』『悪魔の開幕』『山棟蛇』を収録。
<手塚治虫漫画全集収録巻数>
* 『一輝まんだら』(手塚治虫漫画全集MT283『一輝まんだら』第2巻収録)
* 『時計仕掛けのりんご』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
* 『バイパスの夜』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
* 『嚢』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
* 『イエロー・ダスト』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
* 『悪魔の開幕』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
* 『山棟蛇』(手塚治虫漫画全集MT321『大地の顔役バギ』収録)
<初出掲載>
* 『一輝まんだら』 1974年9月28日号~1975年4月12日号 漫画サンデー連載
* ※全巻通しての初出
* 『時計仕掛けのりんご』 1970年4月17日号~5月 8日号 週刊ポスト連載
* 『バイパスの夜』 1969年10月10日号~5月 8日号 週刊ポスト連載
* 『嚢』 1968年5月10日増刊号 漫画サンデー掲載
* 『イエロー・ダスト』 1972年7月12日号 ヤングコミック掲載
* 『悪魔の開幕』 1973月11月27日増刊号 ヤングコミック掲載
* 『山棟蛇』 1972年9月 4日号増刊号 漫画サンデー掲載
(以上、講談社 手塚治虫文庫全集 より 引用)
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激動の中国。燎原【りょうげん】に広がる火の如く、義和団の乱は中国全土を覆っていた。絶大な外国勢力の前に、真の太平国家の建設は可能なのか!? そんな時代に抗し、ひたむきに生きる中国女性三娘【さんじょう】。やがて、惨状を生き延び日本へ逃れた三娘の前に現れた謎の青年、北輝次郎。激しい情熱を胸に秘めつつ、どこか物憂げな彼こそ、昭和の思想界を揺るがす一大指導者、北一輝の若き日の姿だった!!
<手塚治虫漫画全集収録巻数>
手塚治虫漫画全集MT282~283『一輝まんだら』第1~2巻収録
手塚治虫文庫全集「一輝まんだら」第2巻
<あらすじ>
負傷した目を治療するべく佐渡から上京した北だったが、期待空しく失明を免れない事がわかる。やがて、「国体論と純正社会主義」を携え自費出版までし自らの主張を世に問う北だったが、激動のアジアは明治から大正、昭和へと突入して行く――。戦前の思想家をモデルに描く人間ドラマ『一輝まんだら』完結編。他、短編『時計仕掛けのりんご』『バイパスの夜』『嚢』『イエロー・ダスト』『悪魔の開幕』『山棟蛇』を収録。
<手塚治虫漫画全集収録巻数>
『一輝まんだら』(手塚治虫漫画全集MT283『一輝まんだら』第2巻収録)
『時計仕掛けのりんご』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
『バイパスの夜』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
『嚢』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
『イエロー・ダスト』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
『悪魔の開幕』(手塚治虫漫画全集MT261『時計仕掛けのりんご』収録)
『山棟蛇』(手塚治虫漫画全集MT321『大地の顔役バギ』収録)
<初出掲載>
『一輝まんだら』 1974年9月28日号~1975年4月12日号 漫画サンデー連載
※全巻通しての初出
『時計仕掛けのりんご』 1970年4月17日号~5月 8日号 週刊ポスト連載
『バイパスの夜』 1969年10月10日号~5月 8日号 週刊ポスト連載
『嚢』 1968年5月10日増刊号 漫画サンデー掲載
『イエロー・ダスト』 1972年7月12日号 ヤングコミック掲載
『悪魔の開幕』 1973月11月27日増刊号 ヤングコミック掲載
『山棟蛇』 1972年9月 4日号増刊号 漫画サンデー掲載
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スケールの大きな義和団事件を描いた中国編を経て、いよいよ北一輝も登場する日本編へ。帝国主義に対抗して生まれる日本の社会主義運動、日本の維新に憧れ自国の腐った王朝政治を倒そうとする中国の革命家たちなどの物語にからめ、三娘、北一輝を含む2組のカップルたちの恋が描かれるが、この悲恋の物語がとてもいい。続きが読みたくなるところで未完で終わっているのがとても残念。