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謎めいたセクシー系超絶美少女のマツリカさんが安楽椅子探偵になって,柴犬こと柴山祐希が持ってくる謎の謎ときをする日常系ミステリー.残念ながら,主人公の柴犬が最後まで(最終話を読んでも)好きになれなかった.
「原始人ランナウェイ」 原始人の正体とは? あまり気持ちのいい話ではなかった.
「幽鬼的テレスコープ」 肝試し会のお話.
「いたずらディスガイズ」 学園祭での劇のアリスの衣装がなくなってしまって・・・.実は小西さんがすごいべっぴんさんであることが判明.
「さよならメランコリア」 伏線が張ってあった柴犬のお姉さんの謎を解くお話.
マツリカさんの謎は,次作以降に持ち越し.
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「medium」を読むための前提として、マツリカシリーズを読み出したが、読み易く面白かった。
特に主人公の柴山がティーンエイジらしくエロい目でマツリカを見ていて現実味がありgood。たいがいの小説のうだつのあがらない主人公は何故か若者が本来持つ欲望を隠していることに納得がいかなかったので。
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同著者のmediumを読んで今回の作品を手に取ってみました。どこか不穏、妙な色気があるマツリカさんに虜の主人公。
不可解な出来事を追っていくとはいえ、思春期独特の性への興味関心、葛藤を描写したように感じました。
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二十代前半の読者だが、ややキツかった。要はガキ向けという事だ。それこそ十代の若い読者か普段小説を読まない人・苦手な人には丁度良いかも知れない。
気弱な高校生が主人公で、物語はその一人称で綴られていく。平易で限りなく話し言葉に近い文体なのでとっつきやすいと思う。
ヒロイン兼探偵ポジションであるところのマツリカのキャラクターは良かった。妖艶だがそれでいて瑞々しい。若い女。と言うか官能美を備えた少女。主人公の視線を介して蠱惑的な肉体の描写が為される。
人格もミステリアスでまだまだ隠されたエピソードを感じさせる。というか、本作では殆どこの人物の核心には触れていない。
美しく怜悧な謎めいた歳上の美少女。本作で語られる彼女の人物像はその程度に留まる。何なら本名すら不明のまま終わる。序でに学年も不透明。まあ続編でその辺りは掘り下げられるのだろう。
肝心のミステリ要素に就いてだが、稍弱いように感じる。一応筋は通るが、すとんと腑に落ちるかと言われると首を傾げざるを得ない。何と言ったら良いのか、そうある可き必然性(?)に欠けるように感じた。尤も所謂日常の謎というジャンルにそこまで期待するのも無理かも知れないが…。そこまでやるか?とか、そうはならんやろ、みたいな。それを言ったら終わりという気もするが。纏めると、妥当性や必然性が無く不自然な感じがするのだ。
表紙のイラストは良い。美麗で、作中の一場面を髣髴させる。
総じると、若い子向け。ミステリ要素はイマイチだがキャラ萌え要素は良い感じ。歯応えは無いけど、その分咀嚼はし易い。
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登場人物はギャルゲーかなと思うくらいに女子しか出てこない。
何も考えずにサクッと読める気軽さがあり、後半の畳み掛けは『medium』の片鱗が見える。
続きが気になる終わり方で、次も読んでみたい。
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柴山に何かあるようだ、と思っていたが、やはり、という感じ。
本作では、マツリカが何者かはわからなかった。次作以降でわかるのか?気になる。
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なんとなく、よくあるコミュ障とドSのコンビが事件を解決する話かと思ったら最後の章ですごく苦く悲しい結末を見る事となる。この2人のコンビがこれからどんな謎を解き明かすのか、続編も読んでいきたい
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購入するとき表紙が恥ずかしかった。
内容は悪くない。
連作短編ミステリー。
米澤穂信さんの「氷菓」シリーズに似てるが少し幼い感。
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2012年の作品らしいけど表紙に惹かれてジャケ買いしてしまった。
読み初めはラノベみたいに文体が軽すぎて失敗したかな?って思ったけど、最後の話はなかなか面白かった。
重い話も複雑な謎も出ては来なかったけど、廃墟に住む美少女が魅力的。
裏表紙には青春ミステリと書かれていたけど、思春期小説かなぁ。
作者の太ももに対するこだわりはとても共感できた(?)
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主人公の姉はやっぱり予想通りだった。
大きな事件とかはおきないので、どのお話もあんまり印象に残らず。
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最後の謎が予想通りだったのでちょっと不満…。
mediumばりの衝撃はなかったです。
レビューを見るに2作目、3作目の方が評価は高いので気が向いたら読んでみるかなあ。
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日常生活を舞台に繰り広げられるミステリーです。
殺人事件とか起こりません。
後味の悪い(何故か苦いという表現がにあうと思う)話もあり、そこがまた味なのかな?
マツリカさんの魅力も伝わってくる。
ただもっと芝犬には頑張ってもっとマツリカさんに踏み込んで欲しかった!(そーゆう本ではない)
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高校生、謎の美少女マツリカと僕、柴山祐希(柴犬)のショート4編からなる連作謎解きミステリー。
原始人の謎、肝試しの謎、アリスの謎、卒業アルバムの謎。
軽いストーリーなので読むのは容易い。
「〜・マハリタ」「〜・マトリョシカ』と続くシリーズ物。
マトリョシカだけが長編で評価が良いので予習的に読了。
いろいろと付箋らしきものが多くて、これだけではモヤっとする。正直、謎解きミステリは、好みではないのだけど、最終的にこのモヤッが解決するならそれはそれで心地よいのかも…と期待して3冊目まで行く予定。
2021/02/25
今年の3冊目
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衝撃的な結末があると思って読み始めたので、肩透かしな感じではありました。読み終わると自分の10代の頃と重なり合ってジワジワと懐かしさや痛みや優しさが広がってきます。
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日常、それも高校で起こる様々な出来事の小さな謎を何個も解明しながら伏線を貼り、最後に大きな謎を1つ解明するという感じの本で相沢沙呼さんはこの書き方を良くするのだと思う。
僕はこの書き方がとても好きで読んでいてとても楽しい。
また、この本にはマツリカさんの事がとてもセクシーに書かれていたが果たして何者なんだろう?
1冊でも楽しめるが、やはり続編がとても気になる終わり方をしたので次もはやく読みたい。