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新生バチカン
異彩を放つ空間
教皇フランシスコのあゆみ
家族と教皇フランシスコ
バチカンの伝統
多様な儀式
変わりゆく世界
人々に愛される教皇
著者:ロバート・ドレイパー(Draper, Robert、ライター)
写真:デイブ・ヨダー(Yoder, Dave、写真家)
訳者:高作自子(翻訳家)
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南米アルゼンチン出身の教皇フランシスコ
映画にもなっていた教皇フランシスコ。
図書館で見つけこの本をすぐさま借りてみた。
ナショナル.ジオグラフィック協会制作。
ビジュアルとあるように多くの写真が添えられている。
バチカン宮殿やサンピエトロ大聖堂の写真をみているだけでも楽しめる。
「金持ちよりも貧しい人々に寄り添う」
この信念を胸に歩む、ホルヘ.マリオ.ベルゴリオ枢機卿
変革への一歩が語られています。
本書のなかで、オバマ、バラクは語っている。
「良い人間にならなくてはと、思わせる指導者には、そうお目にかかれない。教皇フランシスコはまさにそう思わせてくれる指導者だ。」
読み終えて、確かにそうであろう....と感じました。
教皇が与える力は計り知れない。
この時代に、彼が教皇として選ばれたことに大きな意味を感じる。
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借りたもの。
2013年、ベルゴリオ枢機卿が第266代教皇フランシスコⅠ世となった。
教皇に密着し、ヴァチカンの日常とミサや外交での様子を、ナショナルジオグラフィックの美しい写真で紹介する。
ヴァチカンに求められる改革、その象徴のようなフランシスコⅠ世の生い立ちや宗教の在り方を、インタビューなどを通して解説。
2013年、ベルゴリオ枢機卿が第266代教皇フランシスコⅠ世となった。
教皇に密着し、ヴァチカンの日常とミサや外交での様子を、ナショナルジオグラフィックの美しい写真で紹介する。
ヴァチカンに求められる改革、その象徴のようなフランシスコⅠ世の生い立ちや宗教の在り方を、インタビューなどを通して解説。
彗星の如く現れた、ダークホースという印象もあったが、そういう訳ではないようだ。
前教皇ベネディクトXVI世の突然の退位は驚かされたが、前教皇が保守的で神学の知識人であることなどから、一般の人や価値観と相容れなかった節が読み取れる…
それに前教皇の退位直前には、聖職者の性虐待とそれを組織ぐるみで隠ぺいしていた事実が明るみになったことで改革の必要性に迫られていたのもあった。
新しい時代、そして対テロリズム、グローバリズムに合わせて保守カトリックの改革をどの様にしてゆくか……
フランシスコⅠ世の行動には、先々代教皇ヨハネ・パウロⅡ世の行動を彷彿させる。
一般信者との交流を厭わず(SPが護衛大変)、諸外国への訪問など。
映し出された多様な人種・性別の人々の歓喜の姿。
向けられているスマホやタブレットにその人気の高さ、熱狂、敬愛が伺える。
ページの合間に添えられた、フランシスコⅠ世の言葉はシンプルに慈愛に満ちている。