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投稿者:タコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
安岡正篤先生の教えでもある「活学」とはなにかが、まさにこの本の中にいくつもとりあげられている。
読み進めていくと心が浄化されていく何とも言えない心の落ち着きを感じる1冊でした。
著者の幼少時代からの話の中に子供のころから四書五経の素読をして古典になじみ親しんでこられたため、学生時代に神経衰弱になりかけた時にも論語や孟子などに助けられた話。知性だけの学問では力にならない事など、今まで自分で考えていた学問についての考えを覆されました。
まさに学問とは「活学」生きた学問でなければ意味がないということを教えてくれる1冊であります。
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●「現代文明の危機は真我の喪失にあり」
今日の世の中に忘れられ、なおざりにされておる最も大切なもの、それを回復しようということで、それはなにかと言えば、結局真実の自己であります。・・・現代は知識階級ほど雑学・俗学・曲学に覆われている。真実の自己というものは、こういうものを払い落としてしまって、はじめて発見する事ができるのであります。
●経済こそ我が国民の将来を決定する要素だと考えるのは、枝葉の繁茂を見て根幹を見ぬからであります。すべての物質的生活問題も、これを有効円満に解決してゆくためには、必ず美しい精神的、感情的要素がなければなりません。
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「活学とは何か」
・本当の読み方は心照古教でなければならぬ。
自分が主になって、今まで読んだ本を再び読んでみる。今度は自分の方が本を読む。
「古教照心、心照古教」(虎関禅師)、自分が主体になって、自分の心が書物の方を照らしていく。
心照古教にならい、自分が研究した知識でなければ、生きた力にはならない。(2021.8.26)
1.HPの日記より2002.8.2
(ボーナス出て購入した本)を読み終えた。中国の古典が多く出てきて、読むスピードが遅かった。"相と運と学"についての話がおもしろかった。
2.2021.7.9Facebook
2021.7.9再読。安岡氏は東洋思想をもとに人のあるべき姿を説いているのが好きで、何冊か読んできた。文庫初版2002年頃読んだが処分してしまい、最近また読みたくなり入手した。なかなか内容を覚えられず、無理矢理読んでるのではないため、老化を痛感。
3.amazonレビュー2021.7.11
「おんにこにこ はらたつまいぞや そはか」
安岡氏の本は、東洋思想をもとに人のあるべき姿を説いているのが好きで、これまで何冊も読んできた。
本書は文庫初版の2002年年ごろ読んで感銘を受けたが、処分してしまい、最近また読みたくなって再度入手した。
というのも章立てのところに紹介してある「おんにこにこ はらたつまいぞや そはか」という詩が心に残っていたからである。
安岡氏は相についても深く、今回は特に講和「相と運と学」について、概要なものではなくもっと詳しく読みたいと思った。
なお約20年ぶりに読み前回と違って気づいた、気になるようになった点は以下である。
・内容が覚えられない。無理やり読んでいるのではないため老化と思われる。
・酒や女性に対し、現代ではハラスメントとされる考えを述べている。しかも頻繁に。
・西洋の研究もしているようで英語、ドイツ語などの単語も頻繁に登場する。
なかなか覚えられなくなっているため、また繰り返して読んでみよう。
※2002.7.13読書開始
2002.8.2読了(1回目)
売却後、再購入
2021.7.11読了(3回目)
2021.8.23読書開始、2023.11.1読了(4回目)
2023.11.2読書開始、2023.12読了(5回目)
2023.12 読書開始、2024.2.26読了(6回目)