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「アメリカ海軍のOBが企業コンサルタント業界に転出」という記事は,Newsweek誌で読んだことがありました。アメリカの企業では今,軍隊OBが引っ張りだこという記事だったと思います。
本書は,マイケル・アブラショフという海軍元艦長が,自らが率いたダメ組織をプロフェッショナルな組織へと変革した時のエッセンスを記したものです。
リーダーシップあるいはマネジメント本としては特に新しい内容ではありませんでしたが,「海軍OBが書いた」という点には新鮮さを感じました。軍隊であろうと企業であろうと,組織論自体は全く違いがないことがわかりました。
終始,示唆に富んだことが書いてありますが,その分,記憶に残りにくい内容です。この手の本は時々読み返して,意識の中に定着させるとよいのかもしれません。
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いわゆる、エピソードを交えながら経験を語る「持論」本。ある意味、自伝を切り取ったものである。自慢気な語り口調は、やや鼻につくが、なるほどと思う部分も多い。再読の際には、ゴシック体の部分を読んでいけば充分であるが、たぶんその必要はないであろう。
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部下の自主性を発揮させて最低の艦が最高の艦になるってのは潜水艦の話があったけど、それと内容的には変わらない。
真に優先すべきことはなんなのか。官僚的な発想に囚われて本質を見失っていないか。部下の力をいかに発揮するか。意思決定の基準にワシントンポスト紙の一面に載って恥ずかしくないかってのは面白い。上司は顧客、プラスアルファのサービスを提供。
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ダメダメだった艦艇や海軍の問題点はほとんどそのままウチの会社にある課題と同じだった。会社の課題というより個人の課題とも言えるけど、何にしても上に立つ人次第で組織は良くも悪くも変わるということ。
アメリカ軍はリーダーシップとかの教育をしっかりしていると思っていたけど、案外現場での実践となると難しいのか。海軍という組織自体にも問題があるのだろうけど。
ということは、社員に意識改革だとかマネジメントだとかあれこれ研修を受けさせるだけではダメで、会社としても変わらないとダメそうだな。
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ざっと読んだところ、数多あるビジネス書やリーダー論とあまり差異が無いように感じた。結局、杓子定規なマネジメントでは部下のやる気は起きない、と。
ただ、著者がアメリカ海軍OBということで、欧米のしかも軍隊という特殊な組織でも望ましいマネジメントは同じなのだと知れて良かった。
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とても読みやすく、
それでいて組織の問題を様々な角度、観点で触れている。
率直な意見として、
(ゴールデンサークル理論でいうところの)
why→how→whatのうち、
特にhow、whatのところは淡白に説明されていて物足りなさを感じることが多かった。
それだけ一つひとつのテーマがそれだけ重要なテーマであり、
なかなか組織で実現できていないテーマだからこそだと考えている。
その物足りないところをもっと読みたかったという気持ちで星は控えめ。
たまにパラパラと読み返してみて、振り返りに使うのが良さそうなほんだと思う。
これをHOW TO本と捉えてしまうと物足りないかもしれないが、
組織や人を考えるためのヒント、刺激として活用できそうだと感じた。
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うんちくや理屈を垂れるだけのリーダーシップ論とはモノが違う。
それは、この話が実話だから参考になるんです。
説得力があるし、読み物として単純に楽しい。
ワクワクする。
読んだ後の高揚感は別格。
すぐ読めてしまうし、オススメします。
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ビジネス、とくにリーダーに必要なエッセンスが描かれた一冊。
一隻の海軍副艦長に任命された主人公が、革命的に艦を立て直すストーリー。
実際のビジネスにも、入社まもない自身にとっても心掛けておくべきキーワードが詰まっており、今後の日々の姿勢が正された。
海軍の話に落とし込んで具体例を示し、理解度を深めようとしているのかもしれないが、若干回りくどい印象を受けたため☆3つでお願いします!!
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著者のアブラショフは全米一の落ちこぼれ軍艦「ベンフォルド」を如何に建て直したか。答えは極めてシンプル。部下を徹底的に信じ良いアイデアは実践し評価をする。しかしこれが極めて難しい。
本書に描かれるエピソードは大げさでもあり映画的でもある。ゆえにドラマチックな印象を受ける。しかし船員たちの行為は高度に独創的でも複雑なものでもない。艦長が風通しの良い意見が言いやすい組織を作りしっかりと評価をしフィードバックをする仕組みが機能したことで螺旋の相乗効果を生み出し最強の軍艦に仕立てあげたといえよう。
全てがすべて描かれているような劇的な効果をもたらすものではないが日頃の行いを反省させられ色々と示唆に富むマネジメント本である。
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#読書開始
・2015/12/25
#読了日
・2016/1/7
#経緯・目的
・後輩が読んでおりおもしろそうだったので、借りる。
#達成、感想
・文庫本のこの値段で当内容は非常に有益。
・リーダーシップ論、経営組織論が海軍での実話に基づいて学べる。臨場感があり、読みやすいのに内容は秀逸で本質をついている。
・理想の上司となるに参考になった。
・冬季休暇で読書をしなかかったので、読了まで日数をかけたが通勤3日もあれば読める。
#オススメ
・管理職が主な対象。チームリーダーもおすすめ。
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■2016/02/06読了
■あらすじ
米海軍元大佐。機能不全に陥っていた戦艦ベンフォルドの艦長として、同艦を海軍ナンバーワンと呼ばれるまで大変革した経験談を本人が書いたもの。訳は元トリンプ社長で、デッドライン仕事術で有名な吉越氏。
■コメント
最初から最後まで、経験に基づく興味深い話が満載。参考になることも多い。
今後も繰り返し読むことになるだろう。
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管理者としてのメンタリティは確かにと思う反面で、
それ(ここでいえば最強のチーム)を具体的にどのように作るかが難しいこと。
どうやって他の艦よりも高い能力を持つようにしたのがない。
メンタリティだけで強いチームは作れない。
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著者は米海軍の軍艦ベンフォルドの艦長に就任しますが、前艦長の退任式で愕然とします。
「彼が去っていくのを見つめる約300人の乗組員たちに、惜別の上など微塵も感じられなかったのである。」
ベンフォルドは機能不全を起こした職場でした。
そんなベンフォルドを、著者は2年の任期の間に艦隊でもっとも優秀な艦に押し上げました。
文章は論理的で読みやすく、大事な所は太字になっているので、とっても読みやすかったです。
ただし、訳者による序文とあとがきは、わけのわからない日本のビジネスの典型例でした。
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Intel Global SummitというIntelがやっている技術投資のイベントで、講演を偶然に見てなかなかおもしろかったので購入しました。非常にわかりやすいアメリカの軍人的なお話で、本よりも講演のほうがチャーミングでした。本は、参考にはなります。ただ、たまに自慢かなーって思うかも。
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題名の通り、志気の上がらない軍艦に任命された艦長が、No1の艦にするまでの経験を紹介、仕事においてのチーム作りに役立つ。
内容はベタであっと驚く内容でもないが、読むと「そうだよな」と納得できる当たり前のことを、当たり前に続ける事の大切さ再認識。
リーダーとは「勇気を持って、チームが最大限に力を発揮できる環境を作り上げていく」事かな。
【心に残る】
部下の身になって、何がいちばん大事かを考える
上司のやり方によって部下のモチベーションがいかに左右されるか。上司が部下と真剣に向き合い、彼らが全力で任務に打ち込める環境を整えるだけで、どのくらい成果が上がることだろう
上司が自分を強く必要としているときに手を貸すというのは、大きな投資である
前向きで、直接的な励ましこそが効果的なリーダーシップの本質だ
オープンでフェアな環境づくり
上司が必要としている事を、本人が気づく以前に察する努力をする
これほどやりがいのある仕事はたとえ報酬が無くともやっていただろう