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再読。端的に書いてあり、わかりやすいので悪くないのだけど、ケース別の事例が、この本しか読んでいない人にはアドラー心理学というものを「うさんくさく」思わせてしまう要因になっているかもしれない。とってもわかりやすいのにもかかわらず!
そして、本の中で覚えておきたいな、と思うポイントは限られるので、まるで保健か何かの教科書のようにわかりやすすぎることもあって、ここは読まないでいいや、と飛ばしたくなるページが多いのも確か。結果として、『嫌われる勇気』を読んだほうがいい、ということになるのか。『嫌われる勇気』で感銘を受けた部分が箇条書きにしてあるところがあるので、職場の机に置いて時々見るのもいいかもしれない。しかし、それでは「話し方」に主眼を置いているこの本の主旨には反するだろう。
「不幸な物語」への卒業宣言をし、「幸福な物語」をつくりあげて、それをエンジョイしなさいっていう部分が好き。
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参考になるポイントは数点あったが、大半のページは流し読みで十分と思った。読みやすくはあったが、それに見合う程度の内容でしかない。
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「アドラー流」であり「アドラー」ではないかなという印象。
本の中での会話などはあくまで仮定なので、必ず最良の結果となるのかはわかりませんが、言葉のちょっとした使い方の違いで相手の印象が見違えるほど変化するということは、もっともっと知れわたるべきでしょう。
「みんなに好かれたい」は幻想、
「みんなに嫌われている」は妄想(P.80)
本の中ではこの部分が一番アドラーっぽい。
こういうのを求めているのなら『嫌われる勇気』を読むほうがいいかな。
ビジネス・夫婦・親子などの会話を今まで以上に円滑にしたいと思っている人にオススメ。
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相手に勇気づけできる人は、自分を勇気づけできる人である。
この言葉は覚えておきたい。
相手も自分もHappyになるためには、相手に対する敬意をもつこと、信頼すること、共感する姿勢。
それは、相手が子どもであっても同じ。
どうしても、子供に対しては「やってあげよう」という上からの姿勢になりがちなので、
常に対等であり、一人の人間として向き合うことを忘れないようにしたい。
相手に対して、常に笑顔でさわやかに。
そんな話し方を意識して行動したいと思う。
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アドラー心理学の入門編的書籍で内容が薄い。
以下気になった点。
他者をいかに勇気づけられるかが、コミュニケーションの肝。
他者との合性の分布は2.7.1 か2.6.1。2良い、6.7普通 、1悪い。
自分を勇気づけできる人ができていること。
→欠点ある自分を受け入れる受容力、自分の過去、現在にある傷を財産だと思える価値転換力、失敗を学習の材料にできる教訓力、落ち込むことがあってもある程度のところで持ち直せる復元力、ピンチをチャンスに変える状況転換力、自分の未来を楽観視できる楽観力、他者の関心にも共感できる共感力、他社の欠点に寛容である寛容力、他者と無闇に競争するのではなく協力できる協力力、他者に上手に主張できる主張力。
これらで自分に足りていないものをじゅんに得ていくように努める。
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この本はアドラー心理学の考え方を著者がもっと噛み砕いて、わかりやすく説明してあった。
アドラー心理学をがっつり学ぶには輪郭がぼんやりするかもしれないけど、
実生活に落とし込んで、具体的に自分に対する勇気づけ•人に対する勇気づけの一つの考え方を学べたことはとてもよかったと思った。
勇気づけとは相手に困難を克服する活力を与えること。
そして、相手との関係性はかならず対等な関係を築いているということ。
特に勇気づけに重点を置いてあり、イメージしやすいシチュエーションが書かれていたので、
「自分だったらどう言うかな?」と考えながら読むことができた。
アドラー流にどう言った声かけをするのか?どんな言葉を使うのか?
もしくは引き算として「そっとしておく」のか。
「勇気づけ」は声かけなどの足し算だけではない。そして、単に褒めるわけでもなく、自分を抑えて相手に合わせるわけでもない。
本当に相手を信頼していたら、
「そっとしておく」という選択肢があると言うことも忘れずにいたい。
相互信頼、相互尊敬の関係性があるからこそ勇気づけが成り立つ。
まずは自分から。
まずは信頼し、尊敬する。
私は特に我が子への対応として、本人が困難を乗り越えられるような活力を与えれるように、足し算、引き算を考えながら、
寄り添ったり、そっとしたり、未来を見れる声かけをしたり、頑張っていた部分を認めたり(そのためにはしっかり観察していることが大切)、勇気の出る可能性への視点(考え方)を提案したり、共同の課題にしてお手伝いできることはないのか?提案したり、
それらのことを意識して向き合っていきたいなと思った。
でもなにより、やっぱり、
自分を勇気づけできないと他人を勇気づけることはできない。
自分への見方を減点主義発想ではなく加点主義発想で、
自分を信じて、自分を認め、自分を愛していこうと思った。
この本に書いてある通り、
自分も相手もハッピーにできるよう、
楽しみながら、日々のコミュニケーションを大切にしていこう。