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【あらすじ】
林亜紀、18歳。声優を志すものの、なかなか仕事にありつけない女の子。そんな彼女の運命を、唯一の特技である「トップアイドル・小沼エリンの物真似」が一変させる。喉の不調を訴えるエリンの「声の代役」に抜擢され、スイスに行くことになったのだ。有頂天になる亜紀。まさか旅先でエリンの死体を発見し、殺人の濡れ衣を着せられた挙げ句に命を狙われるとも知らず―。華やかな世界を舞台に繰り広げられるドラマチック・ミステリ。
【感想】
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ミステリ好きな「常連さん」が日常のミステリについて語るもの。
1冊を通して「小説」になってはいるが、やはりミステリ小説の紹介コラムを集めただけの印象だ。
手元に置いておき、「あ、あの本なんだっけ?確か乾くるみの小説で紹介されてた...」というときに使えればいいかな。
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ミステリ好きで「この本読んだ」というひとは楽しめるかも。
僕には知らない本ばかりで、感情移入できなかった。
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ちょっとした謎解き短編+ミステリブックガイド。謎が簡単すぎてわかってしまうものもあったが知ってるミステリが出てくる時は面白かった。表紙とイメージが違うと思う。
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古本を買ったら、その場でコーヒーを飲みながら読書ができます。そして、本について語り合うことができます。
こんな古本屋にときめいちゃう人には是非オススメしたい作品。
実際のミステリー小説の紹介も交えながらのお話なので、面白い本を探したいなぁと思ってる人にも楽しく読めると思います。
ただ、一点だけ残念な事が。
この小説にラベル?に「イニシエーションラブよりも驚きます!」っていう宣伝が書かれていますが、それを期待して読むと少しがっかりするかも。
イニシエーションラブとは、また違った味を楽しむ事ができました。オチも含めて(笑)
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ちょっと期待はずれだったかなー。
もうちょっと色々謎がちりばめられてるんだと勝手に思ってたので・・・
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びみょー。
考えてみれば、『イニシエーション・ラブ』以外はたいした事がないのだ。
これも外れだったよ。
短編的な形式なのに一回一回本屋や人物の説明が入るのはいかがなものか?知ってるっつーの!と読むのがめんどくなる。
月刊誌かなんかに掲載されてたようなので仕方ないっちゃー仕方ないかもしれんが、文庫化にあたりこのくどさをなんとかして欲しかった。
構成は毎回繰り返されてマンネリ、内容はたいした話でもない、月々読んでいくのなら時間も空くのでリフレッシュされ手軽に楽しめるだろうが、一気に読める一冊の本となると話は別だろう。
まず結論ありきのデキレースをみてるかのような気になった。
最後の終わり方は綺麗で良かったと思う。
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書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチの大村龍雄、高校生の柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、至福の十四か月が過ぎたとき…。乾くるみがかつてなく優しい筆致で描くピュアハート・ミステリ(「BOOK」データベースより)
こんな古本屋があったら私も通い詰めるー。
二次元ながら、理想の古本屋さんでした。
ただ内容はやや凡庸。
日常の謎を毎回解き明かすのですが、心に残るような謎はなかったです(ある程度、ミステリを読んでいる人じゃないと、面白さがわからない話もありましたし)。
連動している〈林雅賀のミステリ案内〉のアイデアはいいと思うんですけどね。
特に14番目のミステリ案内は、最後を締めくくるのにぴったりでした。
なかなか気が利いてるラストでしたよー。
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書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチ、高校生、小学校女教師―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、至福の十四か月が過ぎたとき…。
乾くるみによる古今東西のミステリー紹介。読んでみたくなる本がいくつも紹介されていて、重宝しそう。東野圭吾の「ある閉ざされた山荘…」や萩原浩の「噂」など、最後にとんでもないことになる作品を取り上げていて、乾の「イニシエーション・ラブ」に通じるものを感じた。
(B)
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ミステリーあんまり読んだことないのですが、これは古書店にくる常連たちが体験した日常の謎を解いていくので、楽しかったです。
途中ミステリの本の事が出てきて分からないこともあるんですが、店長が本の紹介をしてくれるので、読んでみたい気持ちになりますwそして最後の展開がよかった(▽`*
100円以上の本を買えば、奥の喫茶スペースでコーヒーが飲めるこんな古書店あったら行ってみたい☆
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乾くるみさんのイメージとはちょっと違いましたが、楽しめました。
次に読むものを探す、参考書みたい!
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「日常の謎」な連作短編集。
ミステリ名作を下地にしたストーリーの後は、ミステリ名作を紹介するコラムが続く。
ほのぼのとした短編の雰囲気も好いが、ミステリを読んでこなかった僕にはむしろコラムのほうがありがたい。 ここで紹介されている作品を読んでみよう、とか思っちゃった。
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コーヒー飲みに行く時に持っていって、一杯分ずつ読む本かな。
何日か空いてもまた読みはじめられるありがたい本です。一気に集中して読む本ではありません。
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日常の謎系の短編集です。
ミステリ専門の古書店・蒼林堂。
奥の一角に四畳半ほどの喫茶コーナーがあり、100円以上の本を買うか売るかすると、店主にコーヒーを一杯出して貰える。
常連のメンバーが集うようになり、そこでは日常の謎が話題に。
書評もやっているマニアな店長マサこと林雅賀(まさよし)が名推理を見せる。
林と同級生で40目前のバツイチの大村龍雄、高校生の柴田五葉とそのクラスメイトの木梨、小学校教師で25歳の茅原しのぶ。
日曜になると集まってきて…こちらが店の主かもしれない京介という猫も時々参加。
楽しいですねえ。
一つ一つが短いので、読みやすいですよ。
「秘密結社の集い」は、たまたま店で見かけた年齢性別職業バラバラらしい謎の集団は何の集まりだったのか?
といった話題で互いに推理を出し合う。
小学生の書いた作文が~事件が起きたと示唆しているかも知れない?謎とか。
登場人物が買う本についての話題や、似たジャンル、影響を受けた作品についての解説とか。
そして、月に一度やってくる美女・しのぶが買った本のラインナップの意味は・…?!
林雅賀のミステリ案内というコラムも「ヒッチコックと推理小説」「共同住宅が舞台のミステリ」「故人の想いを探る」「猫と童話とミステリ」といったテーマで14。
私はトリックにはそれほど熱意がないのでミステリマニアまで行かないけど、それだけに名作を知らないので~こんなふうに紹介されると次々に読みたくなってしまいます。
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「ミステリで何を読むか迷ったら、この本を読む」という使い方をするといいかも。「日常の謎」も自分で探してみたくなりました。
しかし、物語としてはいまいち・・・
連作短編といえども、登場人物に特段の魅力もないし。せめてマスターにもっと魅かれる点があってもよかったのでは。