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次から次へと不幸が舞い降りて・・・きっとどんどん深みにはまっていくんだろう・・・後味は悪いんだろう・・・っとわかっていても読んじゃう本。ところどころ自分に重なる部分とかあって、私も内に狂気を秘めてる!?な〜んて(笑)レベルが違うよね。人間に対する洞察力がすごいと思いました。さすが名作☆
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太宰治が自分のように思えた。
自分と重ねながら読んだ。
考え方がすごく似てて、
たまに読むのが辛かったけど、
今の自分の感情を表現する言葉を
たくさん学べた。
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自分はこの人には共感しない、あるいは共感するという人が半々くらいいるのではないかと思う。
そんな私は後者の共感する人。
話は決して明るい、ハッピーエンドなものではなく、とことん暗くて不幸としかいいようがないが、
その面白さにずるずる惹き込まれていく。
読んだことがないという方は是非読んで欲しい。
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・人間失格
久しぶりに読んだらやっぱり違う。
読んだ後に、物語としてどうだったとかいう感想が残る作品じゃなくて、
一つ一つの文章から太宰治の思想、叫びが滲み出ている作品だと思う。
「世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?
世間じゃない。あなたでしょう?
世間じゃない。葬るのは、あなたでしょう?」
世間一般は私を葬るどころか私の事なんか気にもしてないわけで、
私を葬るのは私を見ている誰か、って事だろうか。
一般の人々は自分の事を気にかけてなんかいないことに気づいたから、
「いままでよりは多少、自分の意思で動く事ができるようになりました。」じゃないのかな。
ああ、でも、その誰かは私の事をいったいどう思ってくれているんだろうか。
「ただ、一さいは過ぎていきます。」
・桜桃
「生きるという事は、たいへんな事だ。
あちこちから鎖がからまっていて、少しでも動くと、血が噴き出す。」
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話としてはどんどん破滅に向かうばかりなのですが、それでも読むのをやめられない。太宰氏の筆力はすごい。
ようちゃんはみんなに愛されていて、普通に生きていくことだって出来ていたはずなのに、不幸感度が人の100倍くらいあるために、彼には堕ちていくしか選択肢が見出せないんです。
太宰氏の文章表現が素敵です。
最後の1行に救われました。
《所持》
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松ケンキター!!
…じゃなくって(笑)
これは5月病の人は読まないように。
5月に読まないように。
気づいたら太宰を手に屋上に上がっているかも。
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この歳に初めて手にするものとも思わなかった。
異質を感じながらも同感。
ルバイヤットは、その他を読んでみたい。
子供より親が大事、と思いたい。
けれど、いづれもが大事なのだと思うのには、
遅きに失した。
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こういう話は個人的に好きでした。
私が小6頃に読んでたら鬱が深まってたかも;;笑
表紙がマツケンで買ったのが最初でしたが話はよかったです。
ただ幾分古い小説だから日本語の書き方(?)が少し古くてそこが読みにくかった。
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言わずと知れた一番有名かつ最も読まれている太宰作品。太宰治論の奥野健男氏は「太宰治の全作品が消えても、『人間失格』だけは人々にながく繰返し読まれ、感動を与え続ける、文学を超えた魂の告白と言えよう」とまで評しています。
アフォリズムを作り出す天才だと言われる太宰治。中でも『人間失格』の中の言葉は際立って名文揃いです。主人公である葉蔵の破滅へのリアルな道筋は、読んでいて寒気がするほど。人と人との繋がり、社会との繋がりなどの意味を改めて考えさせられます。
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ダメ男のしょうもない生き様を延々と聞かされているような
しかし共感できる部分もあるせいか、主人公の考えがすんなり入ってくる分
読んでるだけなのになんともいえない暗い気分に満たされる。
読み終わった直後はもうこんな暗いの読まないぞと思っても
何故か、後から読んで良かったと思える本に化ける。
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読むのしんどかった……。
読んでも読んでも全然進んでる気がしないというか、波に乗れないというか。
でも結局、第三の手記辺りからはあっちゅー間だったけど。
人間はこうして駄目になっていくのだなあ、というか。
無自覚っちゅーのは恐ろしいなあ、というか。
もっと女に溺れていく様が描かれているのかと思っていたけれど、それほどではなかった。
読んでる途中では、心中シーンがあっけない書かれ方だったと思ったんだけれど、全部読み終えてみて、葉蔵の中では女と一緒に死ぬということにあまり重点を置いていないから、あんなにあっさりとした一言だったのかなあとは思った。
それに比べると、ヨシ子さんとの仲がおかしくなっていく件は、秀逸。
私の中ではあの数ページがイチバン凄いと思えた。
そこを読んで、そのシーン見たさに、映画に行こうかなと思ったもの。
……葉蔵の人生を動かすシーンだから、映画化されてもカットされないよね、きっと。
何がきっかけでモルヒネ中毒になるのかと思っていたけど、それも呆気ないほどアッサリとした展開で、あっという間に深みに嵌っていたし。
ただ、急に終わるからびっくりしたよ。
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人間失格のみ。
改めて読んでみると深い作品。もっと深く読み込んでみたい。
今、大人になって色々な悩みを抱えながら読んでいるだけに、共感できること、一緒に考えたいことがたくさんある。
映画化されるが、これを映画化するには主人公の心の動きがどこまで表現できるかが重要になってきそう。
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高校生の頃手にしたときは、なかなか内容が消化できず最初で挫折した。24才の秋、再び手に取り、最後まで一気に読むことができた。が、読後は暗く重かった。若き日の自分にはそれを受け止める度量が無かったということだろうか。絶望感や破滅への願望は自分含め人間誰もが持っているのではないかと、痛切に感じる。
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共感出来る所が多くて、怖くなったりもした。
周りの優しい人達の存在が、どこにも逃げられない袋小路を作り出してもいるようで、残酷に感じられた。
「何のために生きているんだろう」というテーマは全く考えないのも問題だけど、考え過ぎたとしても、良い答えが出てくる保障は無いわけだから、適度に考え続ける代物と割り切って、深追いしすぎない生き方の方が前向きなんだろうな。そんな感想。
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選べないから流され、恐ろしいから逃げる。
逃げて流され、流され逃げて。
気が付けば人間失格。
チャンスはあったはずなのに。
きっかけはあったはずなのに。
世の中の全てが恐ろしく、逃げて気付かぬ振りをして。
気が付けば人間失格。
………
つまり、自分には、二者選一の力さえなかったのです。
これが後年に到り、いよいよ自分のいわゆる「恥の多い人生」の、
重大な原因ともなる性癖の一つだったように思われます。
………