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参院選後の田原総一郎の番組を見ていてプロとしての政治家のあまりにもお粗末な議論に正直むかついたので、ああは決してなりたくないと思い手にしました。しかしディベートのスペシャリストはロジックの組み方といい、それの伝え方といい、すばらしいです。タイトルに全く誇張がないどころかいろんな気付きを与えてくれました。これはマジで良書です。
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ディベートと言うイベントの説明に主眼が置かれた本。
ビジネスシーンにおけるディスカッション力の向上につながる事を期待して購入したので残念でした。
ミラクルワードの大切さを教えてくれた本。
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前読のサンデル教授の授業に触発されてか、『ディベート』をちょっと掘ってみようと思い、本書にめぐり逢いました。
『ディベート』っていう言葉の印象って、人を論破するための、なんだかちょっと理屈っぽいイヤな奴が得意とする分野って感じでしたが、この本はそのイメージをかなり変えてくれることになりました。
『論破するのは自己満足にすぎない』と冒頭で語った後で、
ディベートとは論理力を磨くことだと定義をして、
・ロゴス=論理で分かりやすく情報を整理し、
・パトス=感情、感動、情熱に訴えかけ、
・エトス=信頼・安心される人柄で、相手の心に届くようにする
と、かなりプレゼンテーションのノウハウに近い内容になっています。これはディベートというゲームが、審判という観客にアピールして勝敗をつけるという性質上、共感や理解を得るプレゼンテーションという技法が基礎になるのは当然のことだと思いました。
プレゼンテーションと大きく異なるのは、ディベートは相手あってのゲームなので、議論がインタラクティブに行われ、臨機応変な対応が求められる側面は、プレゼンテーションとは大きくことなるポイントなので、その手法についても述べられていきます。
これまで単なる人を打ち負かすための手法だと勘違いしていたディベートでしたが、いろいろなビジネスシーンで役にたつ有益なスキルだということが理解できました。
・『立論』の5大争点は、そのままビジネスの問題解決のアプローチに使えますし、
・情報を観客に届ける技法は、プレゼンテーションそのままですし、
・情報収集の重要性は、立案の基本です。
海外それも特にアメリカの方々が理路整然と議論を展開できたりする能力って、こういうレッスンの賜物なのだなと改めて感心させられます。よく何でもかんでも議論しがちな彼らの態度って、なんだかウザイなぁって今まで思っていましたが、こういうゲームに慣れ親しんでいるので、お互いの理解を深めるためのちょっとしたお遊びみたいなもんなんだろうと、ちょっと納得したような気もしました。
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「豊富な図解でポイントすっきり」ディベート初心者の私でもスッキリわかります。
ディベートという言葉は知っていても、実際にどういう手順をふめばいいのかがわからなかったのですが、図式になっていて「知りたいことがすぐわかる」本です。他にいくつかディベート関連の本を見ましたが、これが一番わかりやすいと思いました。
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競技?としてのディベートに主眼をおいており、日常のシチュエーションと関連づけにくい。ただし、考え方はとても参考になる。量も少なく読み切りやすかった。