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救急搬送されてくる患者のご家族の方に対する救急医としての対応について、簡単ではないことが臨場感をもって感じられた。
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救急救命である著者が大切にしていること、普段考えていることなどが飾り気のない言葉で綴られている。
「人の命を救う」という究極の危機管理の中で培われた著者の経験や洞察は、他の職業についている方でも共感できるところが多いように思う。
専門用語もほとんどなく、文体も難しくない。医師になろうとしている人はもちろん、多くの人に読んでほしい。
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救急医の覚悟や心構えの一端を知ることができた。
ヒリヒリするような緊張感を前に、どのような準備をし判断を下しているのか、自分の仕事にも参考になった。
ドラマのイメージや著者も言っているが、アドレナリン出っ放しな一種のハイな状態での現場はどこか「さばいている」ようにも感じたが実はそうではない。
救命の仕事はスタートであって、いかに患者自身の治したい意思を後押しできるかが大事なのだと。
そのために限られた時間の中で様々なシミュレーションをし、究極の効率化とも言える阿吽の呼吸でメンバーと意思疎通をする。
それでも救えるものと救えないものの分かれ目は存在し、受け入れてもらうことの大変さと少し俯瞰で接するプロフェッショナルを感じた。
責任者とは「無理が許されない立場」のこと。
成長とは、いろいろな価値観をジャッジしなくなること。
これらの言葉が響いた。