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寂聴さんの本を初めて読みました。
私小説というのか、自叙伝というのか
的を得た言葉が思いつきませんが、本人の
話と思われる小説9編です。
やはり90歳を超えて書かれる話はどことなく
趣があって、いい意味で枯れていて、エロス的な内容
であっても京都や故郷の徳島の風情が漂うような
内容に思えてきます。
とてもきれいな、言葉、お話でした。
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瀬戸内寂聴いつまでも女なんですなー色気を感じます
さすが文章がキレイ上手い
2016年1冊目の読書本☆
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地位のある老境のご婦人と、若い男との関係の話が多い。
それが友情なのか、愛なのか、敬愛なのか、今の私にはわからない。
同じような年代になれば理解できるのかも。
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図書館で借りた本。
短編集。超短編もあって、ん?って思っている間に一つの話が終わってたことも。最後の「わかれ」が一番良かった。いろんな愛の形があるのだなぁ。翔太さんが元気に帰ってきて、「なぁ~んだ」な続きを想像するのが楽しい。
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数奇な運命を辿った小説家であり、尼僧であり、齢九十を超える瀬戸内寂聴の小品集。
小説でもあり、エッセイでもあり、記憶でもあり、でも、それらはすべて、色気をもったまま乾いていった寂聴さんの描くいま。
無理はなく、意図的でもなく、投げやりでもなく、ただ淡々と、寂聴さんのいまが書かれていたような気がする。
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瀬戸内寂聴さん
すごいね
高齢であんなにみずみずしい
エッセイ、小説
曖昧としてる
交友が魅力的
思索の巾や深さが魅力的
でも「源氏物語」が一番好き
≪ 色香はね 歳じゃないんだ 内からね ≫
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瀬戸内寂聴さんは好きです。
源氏物語も小説もエッセイも法話もテレビでのコメントも。
もちろん、この御仁がただの坊さんではなく、私では理解し難い過去を持っていることも知っている。
でも、あけすけなく話すこのお婆さんが好きです。
ただ、このところ、本を読むよりもメディアに出ている姿をよく見て、しかも、私生活を披露されすぎているので、この作品を読んだ時、主人公が皆、坊主の袈裟着た婆さんが浮かんでしまう。
たぶん、狙ってのことかもしれないけれど、物語と思って手に取ったので、赤裸々婆さん色恋話にはしないで欲しかった。
でも、文体というか、読み口はすんなりと入ってくるとても好きな文章であることは変わりなかった。
願わくばずっと書き続ける元気を持ち続けて欲しい。
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これが、90年もの人生を生きてきた人の作品なのか。否、90歳になっても、創作はこのようにできるものなのか。稀有な才能であるにしろ、そういう人生の先輩の活躍は生きる励みになる。
吉行淳之介のことが書かれた「約束」。今まで、振ってきたことしかなかった著者の男女関係で、たった一度振られた話。(エッセイなのか、フィクションなのか、私は全て著者を主人公に浮かべながら読んだ) 全作品、始まりから気持ちをとらえて最後まで離さない筆力。あるいは著者の人生経験の力か。
生きすぎるのは辛い、という高齢者の孤独も、本作品のテーマのひとつ。
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瀬戸内さんの小説を読んだのは初めてかもしれない。
同時期に荻原浩の短編小説も読んでいたのだけれど、話は荻原さんのほうがおもしろいけれど、迫ってくるものは瀬戸内さんのほうがある。
私は瀬戸内さんのほうが好きかもしれない。
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苦手や嫌いな作家の作品もたまに読むと「前頭葉」にいいとかで、著者には失礼ながら読んでいます。瀬戸内寂聴「わかれ」、2015.10発行。短編小説らしき9作品が収録されています。最初の「山姥」がお気に入りです。