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昭和30年代にブレイクしたマンボ、ドドンパ、ニューリズムのムーブメントに関するラフな概説。1990年代にVictorのコンピレーション盤「黄金のニューリズム」を愛聴していた身としては即買の一冊であった。橋幸夫「あの娘と僕」の歌詞に登場する「ピチ娘」の意味が分かるなど、体系的な記述には到らない部分が多いまでも、魅力的なエピソード記述が豊富であり、当時の歌謡曲風景を垣間見ることができる。昭和30年代の歌謡映画を観る時にも役に立ちそうだ。
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戦後〜80年代後半・90年代にかけての、「踊る」ことをテーマにした音楽の受容の歴史について。話題になってる音楽を聴きながら読みたい。
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こういう研究を待ち望んでいた。
『お座敷小唄』のリズムは脳裏にしっかりと焼き付いている。そのドドンパの成立にアイ・ジョージが関わっていたのは知らなかった。
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昭和歌謡を学術的に解き明かしたマジメな本。
音楽を踊れない、踊れる、に分けて芸術音楽と大衆音楽に分ける考え方は面白い。
いささか強引かな、とも思うけど。
戦前の西洋音楽の輸入からサンバ、ボサノヴァ、果ては日本独自のドドンパ、世界を席巻したツイスト、そしてアイドル歌謡、現在はユーロビートまで、日本で流行した「歌謡」を考察する。
大変面白い読み物でした。
今はYouTubeが有るからホントに便利。気になった音楽は、その場で確認出来る。
「ブルースブラザーズ」は凄く面白そう。
アイジョージの、ドドンパは私が作った、との後追い説明も時代を感じて興味深い。今なら通用しない言い訳ばかり。
全編通じて飽きさせない語り口でした。
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他とは違う視点からの日本の大衆音楽の分析で面白い。流行ったリズムとしてマンボやドドンパが出てきて、それらを美空ひばりが『お祭りマンボ』や『ひばりのドドンパ』でしっかり押さえてきているところがさすが。