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アラフォーに限らず、女性のあり方を、鋭くつっこみ。
恋愛から、仕事、通販などなど。たくましいけど、実は温かく悩みながらも進んでいる著者の顔がうかぶよう。男性の中で仕事をすすめる女性の立場から、
しっかし、通勤の行き帰りでなんど噴き出したことか。
いや~楽しめました。
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一番新しく、刺激的な女性論。この表現がちと古いか。
世代的には、もう少し下の人からこの手の新しい感覚(文章のキレ、感覚)が出てくるかと思っていたら、意外と上だった。
それにしても、面白い。文章の構築力が素晴らしい。
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読破できなかったけど、この人の語り口は嫌いじゃない。
いやむしろ好きかな。
文庫版、どこかで見つけたら買ってもいいな。
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粉チーズをストックしたくなったり、「Nissenを絶賛」ににやにやしてみたり、SNS普及後の脳内リベンジって大変なんやなぁと思ってみたり。ピンクと和解は比較的若いうちの方がいいよね。選ぶものの枠が広がる。非難としてのびっくり、つい使ってしまっているな。NGフォルダからTO DOリストへ。食わず嫌いせずやってみて、合わないってわかるならそれもよし。ちょっと合わないところもあったけど、立場が違うから仕方ない。読むのにちょうどいい世代だったのかな。
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『東京タラレバ娘』を友人に薦められたものの、あまりの内容のつらさに一巻すら通読できず撃沈。もう少し優しめから…ということで、手に取った一冊。
いやー、良かった。名言多すぎるし、心に刺さりまくりの共感しまくり。いろいろ勇気付けられました。
以下、印象的だったところ。
・「なんとなく、にもホントは理由があるんだけど、それを説明するのは無粋なのが、女子。」(p.10)
・「私の人生はさながら『(敵を)刺して、(今日を)生きて、(単身)老いていく』といったところでしょうか。」(p.22)
・「私はよく『しっかりした人』と言われますが、それはあいまいな空気を漂わせたままにしておくことが苦手な、自信のなさの裏返しでもあります。」(p.72)
・「『女と言えば、ピンク色』なんて思われてるけど、私は女である前に人間です!」(p.98)
・「豊富な語彙の用法を誤らないよう注意しながら、レトリックには惑わされず、まっすぐな言葉を使える心を持ちたい。」(p.110)
・「『毎日を!一生懸命!楽しく過ごしてまいりました!』としか言えないのが苦しいのですが。」(p.116)
・「キリンジはメロドラマの主人公には決してなれない市井の人々の控えめな日常や感情を、丁寧に丁寧に歌ってくれる。」(p.156)
・「結婚も出産もせず生き長らえていると、生きることはまるで賽の河原で石を積むのと同じように思えてきますね。」(p.164)
・「東京人ではない人が東京を作り、そこで生まれた光はガーッと地方を照らし、誘蛾灯のように地方からまた人を集めてくる。」(p.229)
・「『こんな会社、いざとなったらいつでも辞めてやる!』という無駄な気概を持ち合わせていました。これは、会社を辞めても人生の致命傷になるとは思わなかったからこそできたことです。」(p.266)
・「over五十五おじさんたちは、ルールブックとして、十分な価値がある。たとえ、そのルールを今後変えていこうとこちらが画策していたとしても。いまのゲームのやり方を知らなければ、将来それを変えるのは難しい。」(p.272)
・「女子になりたいと願いながら女子連中を下に見て、己の女子性を否定する。私が女子を背負えなかった時代です。その期間は長く、十代半ばから二十年近くあったと思います。」(p.287)
女子を背負えない、というのはもうスタンディングオベーションしたいくらい的確な表現。
かと言って男性になりたいかというとそういう訳でもなく、この女性性の体を捨てることも出来ず、
なぜこうも自分の心と体はちぐはぐなのか、社会とわたしはちぐはぐなのか…という悶々とした思いは、いまも霧散した訳ではないのですが。
かと言ってジェンダー論に踏み込んでいきたい訳でもなく(なぜか分からないが、ジェンダー論を語る人は、不寛容な人だと思えてしまう)。
そんなあいまいな気持ちを抱えたままでも、まぁいろいろ折り合いつけて楽しく生きていきましょうよ、と思える一冊でした。
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冒頭の「海賊女子会」からわかるよ〜わかりすぎるよ〜という感じ。ただ、読み進めるうち内容が硬派になっていくので、最初の勢いとユーモアを維持したテンポで通読したかったかもしれない。
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タラレバ娘で追い込まれた人はこれで中和すればいい。前半は軽めでつい笑ってしまう感じで、後半はちょっと重めになりますが、前半で著者のスタンスが受け入れられれば一気に楽しく読めます。
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うん。うん。うん。うん。
まだ途中までだが。
山手線2駅分で1ネタ読めるくらい。
うんうん。そうそう。そうなんだよね。と薄ら笑いと共に電車を降りる 笑
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女性ならば避けて通れない問題がある。
「カワイイ」などその最たるもの。
「カワイイ」と思われたい、が、叶わず、「ブス」と言われ続けているうちに、コナン君ばりに「ちっきしょ、バーロー!!!」と思うようになる。
そして、「小さくか弱くぅ?守られるなんてまっぴらだ、なめんじゃねえ!」とこじらせてしまう女性も一定数はいる、はずだ。
だから『カワイイはだれのもの?』のエッセイは、そのこじらせ方がまるで自分を鏡で見ているようで、滑稽で、悲しみのスパイスを少々、でもやっぱり面白い。
『ピンクと和解せよ』
これも私なのか。
ピンク、桃色、それが嫌いなわけじゃあないのだ。
しかし、なんというかこの溢れ出る「女の子です(ハート)」「カワイイでしょ?」と言わんばかりのこの色が苦手だったのだ。
ピンクを選ぶなら、赤。朱色。ボルドー。
アンチピンク。ピンク滅すべし!とでも言わんばかりに避けまくっていた。
しかし、心のどこかで、私だって、使いたい、着てみたい......という気持ちがくすぶっていたのも事実だ。
ピンクにも彩度明度がいろいろあるのだ、という当たり前の事実に気づいた時、何もふりふりお姫様ピンクを取り入れなくてもいい、とわかり、そこからはピンクのリハビリが進んだ。
ジェーン・スーさんよ、私も全くもって同じだぜ。
でもやっぱり青みが好きで、レースやリボンは似合わない(これは年齢もあるか)けれど、ピンクと和解したら世界が広がったんだ。
ありがとよ、同志!
己と向き合うのは思春期、就活、幾度も機会はあるけれど、その度に人は理想と現実を混ぜていく。
責任が増え、怒りも悲しみもゴクリと飲み干し、自分で、理想の自分というマネキンを作り出す。
だが私たちは人間だ。
マネキンのように生きつづけれられるはずもない。
「落としどころ」。
それを見つけて「暫定的着地」を目指すのが「小さな女の子」を連れた「大人女子」のちょうどよさなのかもしれない。
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ラジオを聴いて、スーさんの発言のスタンスというか、バランス感覚に興味を持って読んでみた。
40代になっても自分の中にある「小さな女の子」(さみしくて傷ついた気持ちや、嬉しくて飛び上がりたい気持ちを素直に感じている存在)をどのように現実に不時着させるかという問題をぐるぐると巡っている。
「女子」は刺青だとか、「かわいい」と言われると見下されたと思っていたとか、ピンクを身につけるのに抵抗があったとか、FBで子供の写真をみるとざわざわするとか。
30代の心得10カ条はそんなもんかと面白かったけど、読んでるうちに、あまりに赤裸々で居心地の悪くなってきた。
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ラジオでその才能は感じていたけれど、スーさんの分析能力とそれを言葉で的確に表現する力が本当にすごいと、この本を読んでつくづく感心致しました。
特に自分の感情について掘り下げていって根源を明らかにして問題解決に至るなんて、本当はとても苦しく面倒なことだろうに。
只者じゃないよ、やっぱり。
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三浦しをんさんの解説まで含めて面白かった。なんというか、ジェーン・スーさんの分析力が素晴らしい、ピンクと和解できなかった私には腑に落ちることが多かった。ピンクの洋服を着てもいいのだ、雑貨や小物を見て可愛いと感じる「女子性」はあってもいいのだなと読んでいて肩の力が抜けました。そして、私、自覚せずに非難する意味で『驚いた』を使っていたことに気付かされました。びっくりの脱法使用、気を付けようっと。
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アラフォー女性の日常のエッセイ。
とにかく毒舌だけど愛があって共感できる(笑)
私も晩婚で周りに押されて結婚に行き着いたので、結婚観もわかる〜って感じ!
でも著者同様、女子はやっぱり見た目はおばさんになっても心は女子のまま。
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「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」 ジェーン・スー
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女子会には二種類あってだな」「ていねいな暮らしオブセッション」「私はオバさんになったが森高はどうだ」…誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題…etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後まで―話題の著者が笑いと毒で切り込む。“未婚のプロ”の真骨頂。講談社エッセイ賞受賞作。
「BOOK 」データベースより
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なんてパンチの聞いたタイトルでしょう。。。
そう、私たちはもうとっくに「女子」ではない。
この「女子」というワードは、我々にとっては、時と場所を選び注意して使わないといけません。迂闊に使うとただのイタい人になってしまう年齢なのです。。
いや、イタいの承知でよく使ってしまってるけどね。。
個人的な感覚なんですけど、「女性」の方がほんのり性を感じてしまうんです(笑)。なんだか照れちゃう。
じゃあ「女」と表現してみると、これは粗野な感じといいますか、「オレの女がさ~」みたいなゲスい安い感じのニュアンスを感じてしまう。
ちょうどいいあんばいの表現が「女子」な感じがしてます。(めっちゃ感覚的ですけど。。)
この作者の方、もともとは普通の会社員(ニート的な時期もあり)だったそうですが、mixiで書いてた日記が雑誌の編集者の方の目にとまり、コラムニストとしてデビューすることになったそうです。
いや、ほんと、こりゃプロの目にとまるわ。
文章が面白いもん。
こういう文章書けたら楽しいなぁとホント思う。羨ましい。こういうふうに書きたい。
そして、恐ろしいほど感じてしまうシンパシー。。。
「ピンクが苦手」「かわいいが苦手」など、おそらく王道的な女子街道を歩めず、中途半端な小賢しさを剣にして、そこそこ苦くもっさい青春時代を過ごした女の思考回路そのまんま(笑)!!
そしてその思考を30代後半になって消化できるようになってきた感じも超わかるのです!!
なんだ、このシンパシー。
そう。私もそうでした。
思春期真っ盛りの時期は美男美女へのコンプレックスとか、凝り固まった自意識が邪魔して、ジャニーズなんてそもそも興味ないし、みたいに心のなかで思ったりした時期もありました。
ところが不思議なもので、30前後からは
「あらら、やっぱりジャニーズは素敵やん」
「あら、この人も素敵やん」
「EXILEもワイルドやん」
みたいな状態に。
嗜好がかわったのか、自分が彼らより年上になり「ジャニーズは愛でて、成長を楽しむもの」というロジックを理解できたからなのかわからないけど、年末カウントダウンを見て「ジャニーズに囲まれてみたい!」と素直に言える今のほうが楽しい。
なんかもう最近は20代はみんなイケメンにみえるし(笑)
よくわかんないけど、自分の武装は解除して、バカな部分も出してったほうが楽しいし楽チンだな、���しっかり気付けたのが30代。
どうせどんなに武装していたとしても、わかる人には「あー、あの人、無理してるな」とかわかっちゃうんだな、と気付いたし。。。
ただ不器用でカッコ悪いより、ほんとはカッコ悪いのにそれを隠してカッコつけて、カッコつけてんのが実はみんなにばれてるほうが、めっちゃカッコ悪いな、みたいな。。
作者が、「30代は棚卸しの時期」と言っていましたがすごく共感。
思春期に少しずつ買い足しながら身につけてきた鎧を一回棚卸しをして、上質な鎧だけ厳選してあとは断捨離してる時期だなぁと私も思います。
そういう意味で、女子とは呼べないイタい年代にはなったけど、なんか身軽に自由になって、とっても楽しい30代。
この世代全員ではないと思うし、歩んできた道のりはみんな違うので共感できるところはまた多少違うんだろうけど、なんかいいですよ、この本。
同年代女子たち(←敢えて使う)、読んでみてください。
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私ももう四十路どころか五十路(っていうのか?)だけど、少しピンクを認めて行こかなあ…。そしてオトモダチを作られば!おそくはないですよね?