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アラフォー女性の日常のエッセイ。
とにかく毒舌だけど愛があって共感できる(笑)
私も晩婚で周りに押されて結婚に行き着いたので、結婚観もわかる〜って感じ!
でも著者同様、女子はやっぱり見た目はおばさんになっても心は女子のまま。
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「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」 ジェーン・スー
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女子会には二種類あってだな」「ていねいな暮らしオブセッション」「私はオバさんになったが森高はどうだ」…誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題…etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後まで―話題の著者が笑いと毒で切り込む。“未婚のプロ”の真骨頂。講談社エッセイ賞受賞作。
「BOOK 」データベースより
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なんてパンチの聞いたタイトルでしょう。。。
そう、私たちはもうとっくに「女子」ではない。
この「女子」というワードは、我々にとっては、時と場所を選び注意して使わないといけません。迂闊に使うとただのイタい人になってしまう年齢なのです。。
いや、イタいの承知でよく使ってしまってるけどね。。
個人的な感覚なんですけど、「女性」の方がほんのり性を感じてしまうんです(笑)。なんだか照れちゃう。
じゃあ「女」と表現してみると、これは粗野な感じといいますか、「オレの女がさ~」みたいなゲスい安い感じのニュアンスを感じてしまう。
ちょうどいいあんばいの表現が「女子」な感じがしてます。(めっちゃ感覚的ですけど。。)
この作者の方、もともとは普通の会社員(ニート的な時期もあり)だったそうですが、mixiで書いてた日記が雑誌の編集者の方の目にとまり、コラムニストとしてデビューすることになったそうです。
いや、ほんと、こりゃプロの目にとまるわ。
文章が面白いもん。
こういう文章書けたら楽しいなぁとホント思う。羨ましい。こういうふうに書きたい。
そして、恐ろしいほど感じてしまうシンパシー。。。
「ピンクが苦手」「かわいいが苦手」など、おそらく王道的な女子街道を歩めず、中途半端な小賢しさを剣にして、そこそこ苦くもっさい青春時代を過ごした女の思考回路そのまんま(笑)!!
そしてその思考を30代後半になって消化できるようになってきた感じも超わかるのです!!
なんだ、このシンパシー。
そう。私もそうでした。
思春期真っ盛りの時期は美男美女へのコンプレックスとか、凝り固まった自意識が邪魔して、ジャニーズなんてそもそも興味ないし、みたいに心のなかで思ったりした時期もありました。
ところが不思議なもので、30前後からは
「あらら、やっぱりジャニーズは素敵やん」
「あら、この人も素敵やん」
「EXILEもワイルドやん」
みたいな状態に。
嗜好がかわったのか、自分が彼らより年上になり「ジャニーズは愛でて、成長を楽しむもの」というロジックを理解できたからなのかわからないけど、年末カウントダウンを見て「ジャニーズに囲まれてみたい!」と素直に言える今のほうが楽しい。
なんかもう最近は20代はみんなイケメンにみえるし(笑)
よくわかんないけど、自分の武装は解除して、バカな部分も出してったほうが楽しいし楽チンだな、���しっかり気付けたのが30代。
どうせどんなに武装していたとしても、わかる人には「あー、あの人、無理してるな」とかわかっちゃうんだな、と気付いたし。。。
ただ不器用でカッコ悪いより、ほんとはカッコ悪いのにそれを隠してカッコつけて、カッコつけてんのが実はみんなにばれてるほうが、めっちゃカッコ悪いな、みたいな。。
作者が、「30代は棚卸しの時期」と言っていましたがすごく共感。
思春期に少しずつ買い足しながら身につけてきた鎧を一回棚卸しをして、上質な鎧だけ厳選してあとは断捨離してる時期だなぁと私も思います。
そういう意味で、女子とは呼べないイタい年代にはなったけど、なんか身軽に自由になって、とっても楽しい30代。
この世代全員ではないと思うし、歩んできた道のりはみんな違うので共感できるところはまた多少違うんだろうけど、なんかいいですよ、この本。
同年代女子たち(←敢えて使う)、読んでみてください。
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私ももう四十路どころか五十路(っていうのか?)だけど、少しピンクを認めて行こかなあ…。そしてオトモダチを作られば!おそくはないですよね?
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友人のレビューを見て読んでみた。「かわいらしいものを見てテンションが上がる、女だけで集まってとりとめもない話を延々続ける、・・・」などを女子特有の行動として「女は生涯、いち女子」と冒頭の文章にあった。
わたしの若い頃からの認識としては、このような行動は「女」の特徴であり、「女は生涯、女」であり、年老いたからといって女性として接しないと、痛い目に会うとして自戒してきたことである。
「女」を「女子」に言い換えているだけと感じる。それ以降は拾い読みするも、文章や内容に引き込まれるところはなく、読了とする。
【追記】別の女友達から、この本に興味ありと言われ、他の人のレビューを読み、改めて表題からいくつかの章を読んでみた。
何かをやりながら、ラジオを聴き流すように、読み流すのには向いているので、列車での旅に携えるのにはいいかも知れない。
「三十路の心得十箇条」「やさしさに包まれたなら、四十路」などは、読み流すにはいいと思う。
ただ、他にも読みたい本が書棚に並んでいる人にとっては、あまり手に取るまでにはならないかもしれません
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30代男子としてはアラフォーからアラフィフまでの自称女子達の自己弁護を女性側からこき下ろしたエッセイかと思って手に取ったらさにあらず。
女性の立場から冷静に分析されていて、読んでいてワタクシも「ああ、そういう心の働きなら納得がいく」と素直に感心しました。
内容は女性が抱える、もしくは直面する問題を些末なことから深い家族問題まで書かれていて非常に面白かった。
著者の生い立ちまで赤裸々に語られていて、でもそれがキャリアポルノとかではない清々しさ。
女性だけでなく、男性も読んで楽しめると思います。
ただ、本気でいつまでも少女性を持っていたい人とかは冷静に分析されているようで嫌かもね。
男についての分析は「うわぁ、その通りじゃわ…」と我ながらゾッとしましたし。
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なんとなく、姫野カオルコさんのエッセーっぽい匂いがするなぁーと思っていましたが、内容やテーマは似ているものの、どちらかというと私は姫野さんよりもジェーン・スーさんの方が自己認識度合いが似ているようで、共感できたし理解しやすかったです。理解しやすいから面白いという部分でもありますね。
姫野カオルコさんは、まったく理解できないからそこが興味深かったりします。
しかし、めっちゃ日本人やのにジェーン・スーて・・って思ってしまいました。
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共感して、時々反省させられる。三十代が少しだけ怖くなくなる。
まずは、まっすぐな言葉をつかう勇気を持ちたい。
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それはもうぐっさぐさ刺さる。そろそろ″女子″を自分で名乗ることに迷いが生じ始めた今だからこそ、耳が痛い。でも著者の文章を読んでいると来る30代以降も少し楽しみになってくる。
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面白かった。
めっちゃ面白かった。
私がやってるのは山賊の女子会だったのだな、と。
わかりました。
明確な自己分析。卑屈になりすぎないで、淡々と書き進める筆致。
わかる!わかる!そうなんだよーと言いたくなる。
そして私ももう永遠に成層圏に漂っていたいです。
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10代~20代前半の女性がターゲット層でしょうか。
僕が歪なものを好きになるのは、その弱さを「可愛い」と認識するからなんだろうと分析。
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ほぼ、8割から9割がた、だよねーだよねーそうだよねー、と同意の内容。かつてブログで読んだ内容ではあるけれど。言説が友人に似てて、読んでるとその子が言ってるような気がずっとしてた。
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お金やスキルや知識を手に入れた結果、私の働き方はどんどん独善的、且つ高圧的になりました。当時の自覚はゼロです。ブンブン腕を振り回しながらブルドーザーに乗った女が、ノーヘルで前だけ見て突進してくる様子をイメージしてください。それが私でした。
↑ここ、声あげて笑っちゃった。
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30歳もとっくに過ぎて女子会だあ!?恥を知れ喝ーーーッ!!!って内容かと思った。違いました。
どちらかというと、可愛いもの好きだよね~お喋り楽しいよね~仕方ないよ私たちいつまでも女子だし~!って肯定してくれる内容でした。
ジェーン・スーさん曰く、女子魂というものは、成長するにつれて消えていく蒙古斑ではなく、刺青のようなものなのです。上手いこと折り合いつけて生活するのが、一番苦しくないよ、とのことで。これはもう観念して己の中の「女子」と付き合っていくしかない。
この本は、「わかる~~!」って腹を抱えて笑ったかと思えば、「わかる……」って両手で顔を覆って黒歴史に呻いて、昭和生まれの女子向けの内容になっております。
最後の章の「小さな女の子救出作戦」がしんみりします。
この本を読んでると、加齢は敵ではない!って歳を重ねることが肯定できます。サンキュー、私もジェーン・スーさんに続く未婚のプロを目指すことにする。
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もう過ぎてしまったけれど三十路の心得は概ね同意。 四十路の心得も是非欲しい。
ピンクとの和解。 すごくわかる。 私は割と早い段階30手前で和解できたから 子供にピンクのランドセル持たせることに抵抗はなかったけれど、 ピンクを子供っぽい、ピンク大好き女子はぶりっ子で浅ましいみたい(妬み?)に思ってた20代の時期あったなあー笑
ただの色なのにね笑
新しいことにチャレンジしつつ人目を気にせずピンクを着るおばちゃんになります。
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タイトルからして、やばい。キレッキレの文章で、ズザッとぶった切る。女子会なんて、なんのためらいもなく使っていたが、齢30代中頃になった己、ふと我に返る。勢いよくことばを乗せる人って、テンポは良いけど薄っぺらだったりすることもあるけれど、この人は文章も上手い。上手くて言い得て妙すぎて腹を抱えて笑ってしまう。「片桐はいり村いちばんの美人」は、大ヒットだった。
そんな感じでわりとライトに読み進めていたところ、途中で「ん?」と、本のタイトルを二度程見直してしまった。著者が、自分の父との関係性について書かれた「早くに母を亡くすということ」という文章が、他の部分とテイストが違ってとても良くて、涙が出そうになったからだ。
母との関係性について書いている人に植本一子さんがいるが、私はあの人の文章を読んでいると苦しくなってしまう。自分の中で蓋をしている部分を無理矢理開けられるような感覚になる。心が整っていて、自分の状態が良くて、かつ前向きな意欲もあるときであれば良いが、気軽に読んだらなかなかきつかった。つまり、親との関係性についての取り扱いはとてもナイーブなテーマなのだ。
でも、この人の文章表現は、なんというか、苦しさももちろんあったのだと思うけれど、光がある。こういう形で自分のコンプレックスを昇華させることができるのかと、感動した。そして、それを全面的に押し出さず、でもゆるやかに主張して提示してくれたこのジェーン・スーという人が、ますます好きになった。
父との関係性についての新しい著作があるみたいなので、それも是非読んでみたい。