少し前に読んだのを再読
2022/10/26 00:17
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
再読しても、あんまり共感は出来ませんでした。最初読み終えた時は、何様だろうこの人……みたいな感想で、ツッコミたい箇所だらけでした。しかし、落ち着いてじっくり再読したら変わるかな……と思い、再読したのですが……。やはり
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投稿者:ベニエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルにひかれて読み始めましたが、独断的な偏狭な考え方の羅列で、ユーモアもたいしたことはなく、途中で読むのをやめました。
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2011/12/6 Amazonより届く。
2016/3/18〜4/3
江戸時代に入って、忠臣蔵、商人文化、日明の関係、琉球との関係に焦点をあてた、いつもの井沢節。ではあるが、本書は現代の世の中を生き抜くための示唆に溢れている。倉庫に入れずに、手元に置いておこう。
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20160416
最初は痛快でした。自分の気持ちを代弁してくれているような感じで、「メガバイト正教徒とキロバイト異教徒の絵文字十年戦争」なんかはニヤニヤしながら読みました。
でもなんだか途中から違和感。「そんなにびっくしなさんな」で「驚いた」という言葉に皮肉を乗せている輩に苦言を呈していますが、ご本人も同じことをしているのでは??と。後半から、言葉に意味通りの意思を乗せず、皮肉や自慢を乗せて書いているように思えてきました。俯瞰している自分、なんでも受け入れられるようになった自分にまだ酔っているような、上から目線感が拭えない。でもこれが独身女の行く末かと他人事じゃない気もしました。私はまだ二十代前半ですが、早めにこの本を読んでおいてよかった。こうはなりたくないと思う部分もあったので。…かく言う私もすごく上から目線ですね。小娘のくせに。
あと私が馬鹿なのか、読みづらい文章がいくつもありました。何度か読まないと正確に意味を受け取れない箇所がありました。最初は自分が馬鹿だからだと思っていたけど、本当にそうなのか?どうなのでしょうね。
独身で経済的に自立しており、男勝りのバリバリキャリアウーマンでそんな自分のことが大好きな人にはおもしろおかしく共感して読めるのではないですか。(皮肉)
というか私はまだ二十代だし、著者と違って男の人にモテないし(これが決定的に違う)。私はまだ青春小説読んで自分に心酔することにします。
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著者のジェーン・スーは、1973年東京生まれ、フェリス女子大卒のコラムニスト、ラジオパーソナリティ(「ジェーン・スー」は芸名で、生粋の日本人)。本書は、2014年7月に発表され、2015年の講談社エッセイ賞を受賞。2016年文庫化。
著者の作品は、通常は書店の女性向けコーナーに並んでおり、アラフィフ男子として目にすることは殆どないのだが、今般エッセイ賞を受賞して文庫化されたことにより、幸運にも手に取る機会を得た。
書名となった「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」に始まり、「女子会には二種類あってだな」、「私はオバさんになったが森高はどうだ」、「メガバイト正教徒とキロバイト異教徒の絵文字十年戦争」、「男女間に友情は成立するか否か問題が着地しました」、「女友達がピットインしてきました」、「小さな女の子救済作戦」等、収められた34本のエッセイのタイトルを見ただけでも、著者の感性のシャープさが伝わってくるが、内容も期待に違わず、読み始めたら最後、あまりの面白さとテンポの良さに、一気に読み切ってしまった。
アラフィフ男子にとっては、(未婚の)アラフォー女子の本音の一端を知ることができる(スー氏のような女子が大勢かわからないが。。。)ということはもちろんだが、男子としても共感できる部分も少なくない。あとがきに書かれた、「理想という名の正論と現実が大幅に乖離している時、理想以外をNGとすれば、必ず自分の首が締まる。なぜって、夜が明ければ気に入らない現実は必ずやってくるから。ならば、理想と現実の間に今日の落としどころのようなものを見つけよう。それが諸々の事象に対する、私の暫定的着地です。これが、楽。すごく楽です」など、思わず膝を叩いてしまう。。。
女子も男子も老いも若きも、それぞれの立場で読むことができる一冊と思う。
(2016年4月了)
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モヤモヤ、ドロドロした気持ちは言葉に出来ない(したくないを含む)なのに、冷静に自分の気持ちを分析しちゃう人。こんな状態になるにはどうすればいいのかな。
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TBSラジオでスーさんのファンになって以来、毎回楽しみに読んでいます。
女子にまつわるあれやこれやが、テンポ良くユーモア溢れる文章で綴られて行きます。
スーさんの文章を読むと、例えると気の合う友達とお菓子をつまみつつパジャマパーティーをしている時のような、なかなか人には見せにくい心の内を話している感覚になります。
ピンクと和解せよの章にふむふむ共感したり(これはブログでも読めます)、オサレレストランでスイーツをシェアする女子会以外にも、カリブの海賊さながらにベロベロになる女子会もあるんですね…(読みながら爆笑でした)。
悩みごとがあったせいか、寝る前に読んでいたら気持ちが軽くなる思いがしました。
女子は女子の最強の味方ですね。
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刺さる刺さる。痛いくらいに言葉が刺さる。そして笑える。こんなに笑ったのは久々だ。ちょっとだけもやもやしたことや、日常でふと気づいたような、そして忘れてしまうようなことを丁寧に拾ってくれて、それもまあいいんじゃないの、そういうもんじゃないのと言ってくれた素敵な本だと思う。いい本を読んだ。
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誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後まで――話題の著者が笑いと毒で切り込む。
著者の前作を読んですっかり虜になり、本作も迷わず購入。相変わらず切れ味のよいスカッとする、でも愛ある文章にどこかほっとしながら読み進める。女子会や絵文字のくだりはそうそう~と頷きながら、食わず嫌いや男女間の友情ありなしは新鮮な話として、全てが分かるわけじゃないからこそ面白い。スーさんに憧れて(?)未婚路線突っ走りそうだけど、こんな40歳いいなと思える女性像がここにある。
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さすがジェーン。筆力がすごい。1つの章の中に分析、自虐、侮蔑、尊敬、達観、etcものすごい量の情報が詰め込まれている。料理に例えるなら、あらゆる野菜と肉類・魚介類をホワイトソースで煮込んでチーズオムレツでくるみ仕上げにデミグラスソースをかけたような1品だ。だから1日に1章だけで十分。いや1週間に1章でいいかも。続けて何章も読むと胸やけがする。
ジェーンさんは「私たちのようになるな」としくじりぶりを語ってくれるが、多くの女子は心強い味方を得たと勘違いしたうえ、「今のままの自分でいいんだ」と安心して眠りにつくような気がする。そして女子には卒業はない。しかも年々新しい女子が誕生している。将来、女子の人口はどうなっているのか、考えただけで背筋が凍ってしまった。
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男性社会で働いていると感じる「期待値では仕事が降ってこない」それは、この作者のいる社会でもいっしょなんだなあと。マイノリティがマジョリティを上回るためには、じっとじっと男性のルールを知ったうえで、正面からぶつかるのをできるだけ避けていくこと。それは、「信頼関係が築かれていない相手に正論を吐いて襟を正してもらえた思えがないから」それは、消耗するだけだと。なるほど!今の自分、舵が取れない自分でいい。そんな不完全な状態を認めてあげて、たまには、委ねながらやってみたら、わりとうまくいくのかも。この本にある
「小さな女の子」というのは、「自分の感情」であり、そのままの素直な姿を言っているのやもしれません。
矛盾に満ち溢れた世界で生き生きと生きていくには、感情を殺すことなく、ほどよく おほほほーってアラサーからは、すごしましょー
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丁寧かつユニークな語り口でこれまでなんとなく感じていた女性心理が言語化されており、共感納得さらには先をゆく者として示唆に富む思考を与えてくれる1冊。アラサー以上の女性でないとおもしろくないかもしれないけど。
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他人を客観的に滅多斬りする系の痛快さを想像していたので、どこまでも続く著者の自虐にはあまり痛快さは感じなかった。
隙のある状態に耐えられる能力は、あいまいな空気を他者との間に漂わせたままにできる強さ。一見主体性のない女の子の方が、強気な女よりずっと強いと思うことがあるのは、己を漂わせる強さを彼女たちが持っているから。周囲から強いと思われている人は、大抵とんでもなく弱い。(p73)
これ、白黒つけずに放っておいてどうするの?と思っても、グッとあいまいな空気に耐える。そうすると、相手が舵をとって船が進んでいく。隙は作るものではなく、堪えることで任せることや信じることで生まれるもの。(p74)
ブスやババアは気に病む要素にはなり得ても、他人がこちらを傷つける道具にはしてはならない。誰かに対してそう思う時は、自分自身に低い評価を持っている。その言葉を使って、相手の価値を自分より低いところに引きずり下ろしたいとき。(p85)
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沢山の横文字が出てくる本。私はタイトルから、ガハハと笑える内容を期待してた。そういう話もあったけど、全体としては自分の素の部分をさらけだしていたりして、エッセイ書く人は大変だ。
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女の人生は忙しい。心の準備もままならないうちに体が女性になり、女性であることを求められ、周囲からはヤレるヤれないの箱に勝手に仕分けされるし、結婚・出産がイコール幸せという価値観を押し付けられる。
この本を読むと、年をとるのも悪くないなあと思えてくる。メールやラインでエクスクラメーションマーク(!)を多用する私、オーガニック(笑)や水素水(笑)好きの女をバカにしてる私、こんなやつははよ四十路なったほうがいいみたい。四十代は、凪のよう(たぶん)。諦めるということは、悪いことばかりではないと思う。
なにはともあれだ。比喩表現の巧みさに唸ってしまった。