投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
たった一人の熱狂 見城徹
慶應義塾大学法学部卒。廣済堂出版に入社。初めて自身で企画した『公文式算数の秘密』が38万部のベストセラーとなる。75年、角川書店に入社。角川春樹と一体となって仕事に打ち込み、「野性時代」副編集長を経て、「月刊カドカワ」編集長に。編集長時代には部数を30倍に伸ばす。
当時、角川の売り上げの7割を見城さんの担当者が上げていたというほど。
この本は、そんな見城徹さんの仕事、そして生き方、に対する姿勢が示されている。
本のタイトルにもあるように
「どうせ生きるなら仕事に熱狂し人生に熱狂しながら死を迎えたい」
と語られている見城さん。
編集者として、作者のうちにあるものを引き出し、無名を有名に、有名はより有名にし、そして世の中に価値を提供することに圧倒的・徹底的にこだわっていおられる方。
~~~
『まあいいか』
という言葉は、絶対に呟きたくない。
『まあいいか』
を否定し続け、自分に打ち克ち、日々初心に帰るのだ。
~~~
”圧倒的・徹底的に”というのは、見城さんを知るため、自身に問いかけるための一つのキーワードだと思う。
しかし、その根底には1日1時間1分1秒死に近づいていくことに対する恐怖心があるという。
日々、「自己検証・自己嫌悪、自己否定」を繰り返し苦悩する。
それでも、自分にはやるべきこと、決めた生き様がある、という思いで、すべてをかみ砕き・飲み込み前進し続ける。
現状まだまだやりたいことが達成できていないことに対するわだかまりや、ふがいなさに対する怒り、そんな中でも約束は必ず守ること、GNO(義理・人情・恩返し)を非常に大切にされている人情味あふれる一面、決しておごることなく学び続ける謙虚さ。
そんな、見城さんの仕事観・人生観が濃縮された1冊。本を読むだけでその熱量が伝わってくる。本を読むことで、その想いや熱量はもちろん、「本当に裏表のない、素敵な方だなと」いうことがこれほど伝わってくることも珍しい。
これから、チャレンジしようと思っている方はもちろん、逆に「自分には熱狂できるものなんてない」と思っている人にも読んで欲しいと思う、私の人生のバイブルの1つである。
そしてこれを書いているのが2018年12月28日なので、明日が御年68歳の誕生日。以前として仕事に、そして生きることに熱狂し続けている見城さん。
現在も熱狂し続けている、その圧倒的な熱量に負けないくらいに、私も熱狂して仕事も人生も一日一日やりきっていこう。
そう思うだけでなく、行動したくなる本である。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
読むだけで背筋にビリビリと刺激が走り、何かをしなければと衝動に駆られる。全てにポジションを取って議論しているから、全てに対して手放しで賛成できるわけではないけど、確固たるポジションで言葉を発し、加えて背後には応援の気持ちが見え隠れするのが優しく繊細なんだなと感じさせる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
【熱量のある人】
努力して、人が喜ぶものを作り、利益を得て、お金を使う人だ。
物凄く馬力のあるエンジンを日々メンテナンスを欠かさず生きている人だ。
私にとってはアマゾンの原住民と対極にいる人だとかんじた。
どちらが上とか、どちらが幸せかというものではない。自分がどう感じるかである。
GNO(義理、人情、恩返し)を大事にする。
無名の人がいてこそ自分があるという考え方。
この2つにとても共感した。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
死の直前に後悔しないようにするために。
やり切ること。臆病であること。忘れないこと。
思想を持つこと。
「絶望しきって死にたいものだ」ジッド
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
仕事に人生を捧げる生き方とはこういうものかと学ばせてもらった。
金が全てや、死ぬ気で努力しろのような過激なことも言っているが、生きるということに対して冷静に分析をしている。
↓以下の言葉に少し救われた。
人を平気で騙すような人間は、社会的な成功を得ていたとしても人間のクズである。人を騙す人間に落ちぶれるくらいであれば騙されて泣きを見た方がよほどマシだ。正面突破で生きて行けば騙されてもまた立ち直ることが出来る。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
・癒着に染まれ。お互いが圧倒的努力を重ねて何枚ものキラーカードを常に獲得し続けるからこそ、お互いがお互いを必要とする癒着は続いていく。
・ひとたび成功体験を得れば、壁を突破するための方程式が見える。それが肉体化する。
・世間が注目している頃には、僕はその仕事を弊履のように打ち捨てたい。次の無名の人と一緒に何かをたくらみ、新しい仕事を爆発させたい。
・数字を曖昧にする人間はビジネスの成否をごまかしている。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
至極真っ当。
「株で儲けろ、と言う本が売れようと、ヘアヌード写真集が売れようと、セックスの指南本が売れようと、ベストセラーは大衆の中でくすぶる欲望の奥深くに突き刺さっている」見城 徹さん
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
現状に安住せずリスクをとって後悔のない人生を歩むこと。自分の好きなことや信じることに忠実であること。自分もそんなかっこいい大人になりたいと思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
オーディオブック(http://ow.ly/YIy630ncFaK)で読了。
角川で一時代を築き上げ、幻冬舎を立ち上げた傑物、見城徹がSNS755で投稿した内容を編纂した本である。
昭和のモーレツさを色濃く残した仕事論、人生論はともすれば現代の若者に疎まれる可能性があるが、それを圧倒的な熱量と巧みな言い回しで上手く伝えきっている。
・No pain , No gain 痛みのないところに前進なし
・圧倒的努力(中略)で仕事をねじ伏せる
・憂鬱じゃなければ仕事じゃない
・自己検証、自己嫌悪、自己否定なき所に成長なし
・「早起きは三文の徳」と言う通り、惰眠を貪る豚であってはならない。
・身を切り血を噴き出しながら戦うからこそ、自分という存在が一つのブランドと化す。
などなど、ひたすら熱い、というか暑苦しい。僕は嫌いではないけどあわない人もいると思う。
個人的にはネイティブアメリカンに伝わる「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちが、どうしても生きたかった大切な明日だ。」という言葉が凄く良かった。一日一日を大切に生きる為に、この言葉は胸に刻みたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
内容は非常にシンプル。言い方を変えると極論とも言えるが、紛れもなく本人の実績に基づく話なので、どの話も受け入れられる。
孤独な熱狂。冒頭から出てくるこのフレーズが全てで、人に何かを伝えることを生業にした職業であれば、手法手段の表面的ではなく根本から自分に足りないことに向き合うにはピッタリの本だと思う。
本当の自分をあなたは知ってますか?
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
やる気出る。元気も出る。病気のレベルで熱意がある人なんだろうと思う。普通の人とちょっとした違いなんだろうけど、その違いに筋金を入れて努力できる人はそういない。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
仕事に対して熱くなれない人にオススメ。
特に以下の内容について心に残った。
・他の人でも出来ることをやってもしょうがない。他人か出来ないことをやる。辛いが、これが仕事の王道だ
・「もうダメだ」からが本当の努力
・出来るか出来ないかではなく、やるかやらないかの差か勝負を決する
・No pain, No gain!痛みのないところに前進はない。
・癒着に染まれ
・仕事が出来ない人間の共通点は、自分に甘いこと。思い込みが強いこと。片隅な人を大事にしないこと。約束を守らないこと。時間に遅れること。他者への想像力が足りないこと
・自分で汗をかきましょう。手柄は人にあげましょう。そしてそれを忘れましょう
・「まぁ、いいか」を否定し続け、自分に打ち克ち、日々初心に帰るのだ
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
タイトル通り見城さんの熱い独演会が繰り広げられる一冊。
ちと、自分には暑苦しかったが、実直に好きなことに心底打ち込み続けられるのは素晴らしい。大変そうではある。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
箕輪が陶酔した、編集者なので手に取る。
彼よりも100倍は熱い。
なにかを残そうと思うなら、自分の熱狂を信じて努力するしかない。不安なのは当たり前。読むと、リスクのない人生はなんとつまらないんだろうと思う。
自分の中にまだそんな核を見つけられない。熱狂したければ動け!!
ただ気になるのが、圧倒的努力というワードが多すぎる。それで何人が変われるのか。
同じ話が何回か繰り返されている。箕輪君の編集した本には、その傾向がある気がする。彼が著者から影響を受けすぎているのでは?と思う
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
信じられないくらいに「濃い」人物である。濃さだけで言えば、私が今まで間接的にも触れてきた方の中で随一ではないだろうか。
実は、初読時は大したインパクトを受けませんでした。「暑苦しいスポ根なおっさんだな」くらい。本自体も、よくある自己啓発の類という印象でした。
読了後、日々の仕事をこなし、改めて読み返してみて、自分が想像するより遥かに彼の言葉が頭に残っていることに気づきました。ボディブローのように、じっとりと体に跡が残っている。こういった本が、良書と言うのだろうと思います。
本の体裁もいいですね。4ページ完結なのがすっきり読みやすいし、4ページに収めるために十分な推敲がなされていることが感じ取れます。文字の級数も丁度いい。
万人が彼のようになれないとは思います。が、彼の思想は一つでも多く取り入れるべき。せっかくやるなら、仕事も人生も熱狂できた方が良い。たった一つでもいいから、熱狂できるモノを見つけられる人生にしたい。
---
■印象に残った箇所
変態でストッキングに異常な興味があるなら、ストッキングの会社に行けばいい
GMO 熊谷正寿
「兄貴!ホノルル中が誕生日を祝福してます!」
ネクシィーズ 近藤太香巳
「装丁だけ作ってください。僕に営業させてくれれば、本の中身が白紙でも2万部は売ってきますよ」
生の虚しさを紛らわせる要素は、仕事、恋愛、友情、家族、金の5つしかない
石原慎太郎に会いに行った時は、バラの花束を持っていっただけでなく、著書を全文暗唱しようとした
都内5箇所のジムに入会しており、週4-5回はトレーニング
上質な休息など全く必要ない
面白く、なおかつ視聴率を取れる番組を量産してこそ、低視聴率だが骨太のドキュメンタリーに予算を回せる
ベストセラーは、大衆の中でくすぶる欲望の奥深くに突き刺さっている。売れる本は良い本であり、売れる本は無条件で尊敬すべき
幻冬社文庫の創刊時は、「光文社文庫の創刊時の2倍」である62作品でスタートした
今日考えたことは、明日には具現化し、できたものをさらに改善する。そういう努力をスピーディに繰り返さない限り、仕事はダレていく
相手がどんな大物作家であっても、自分の価値観で朱を入れてきた。編集者として向き合っている以上、自分の思いを全身全霊でぶつけるしかない
「見城徹は、生意気だが刺激的な編集者」
努力を積み重ねて価値を集積していけば、ビジネスパートナーや得難い戦友は向こうから近づいてくる
癒着に染まれ。人脈は一朝一夕で出来上がるが、癒着は決して一朝一夕では成立しない
多くの人々から支持される優れた作品には、共通点と普遍性がある
いくらビジネスでそこそこ成功していても、当たり前の挨拶や礼儀を大切にできない人が成功し続けられるはずがない。100万人に一人の成功者は神経が細かい
平気で時間に遅れ、人を待たせる人は、自分が極めて初歩的なところでつまずいている事実に早く気づいて欲しい
総理大臣になる前も就任後も、安倍さんは義理と人情と恩返しを大切にしている。人の信用と信頼を損ねることがない、約束は必ず守る、驕らない、無私無欲に生きる
年をとればとるほど、忙しさや体調や天候のせいにして、誤魔化す。要は面倒くさいだけなのだ。「まぁいいか」という言葉は絶対に呟きたくない
できるだけ人を採用しない
数字を曖昧にする人間は、ビジネスの成否を誤魔化している
儲かることは善。ビジネスという戦場で金を儲けて結果を出した段階で、初めて理念を訥々と口にすればいい。理念のために起業するような生半可な人はまず成功しない
よく別れ際に「近いうち、飯でも食いましょう」という人がいるが、食事をする気もないのに上っ面の言葉だけで社交辞令を述べるのは失礼。軽い気持ちで言っていたとしても、守らなかった時点で単なる嘘になる
堀江貴文は、合理的で柔軟な発想がある一方で、頑固に信念を貫く多面性を持つ
藤田晋は、アグレッシブでいて、どこまでも穏やか。滾る情熱をクールに包み込む二面性がある
麻雀をやらない人は、人生の大きな楽しみを知らずにいるとさえ思う
圧倒的努力を重ね、一人で年間4-6億円の利益を上げ続けた。だから、1人5万円の料亭に毎週通って経費を使っても、誰も文句は言えない。角川書店で僕以上に稼ぎ出している人間は誰もいなかった
二次会でカラオケに行くなど愚の骨頂。互いに自己満足な歌を歌いあって2時間も過ごすなど、時間がもったいなくてかなわない