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幻冬舎の社長で、角川書店でも敏腕編集者として腕を振るった見城徹社長の働き方、生き方またまわりのすごい人たちについて語った本。
常に、約束を守る、見た目と違ってとても繊細な方だということ、そして四六時中、それこそ起きてから寝るまで気を抜かない、常人じゃないと思った。
最後に秋元康さんの解説の中で、見城徹さんを「ボディービルダー」と評する部分がある。(実際にジムに通いかなり体も鍛えている)
仕事や恋愛など、いろいろなものに悩む人は、このストロングさの1%でも見習えば、周りからの見られ方も変わるのではと思った。
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熱狂はどこから?
死へと向かう人生の中で、過程に満足するか?最後に満足するか?
見城氏は、楽しいことばかりやって生きても最後に後悔するだけ、できるだけ後悔のない最期にするために、日々辛いことも乗り越えるという。
過程に満足して毎日楽しく幸せにして、辛いことをそんなに感じていない自分と根本的に違う考え方だ。
ただ、彼のいうことも説得力がある。
死の瞬間、どう思うか全く分からない。
本当に「楽しいことばかりやって生きても最後に後悔するだけ」なのか?
彼も本の中で似たようなことをいっているが、
死について考えることが、生について考えることだと思う。
どんな死に方をしたいか。
そのために、どう生きたいか。
何に熱狂するか?
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20160423読了
こうなりたい、という理想を持ち続け、そこに向けてストイックに生きる人生を体現しているなと思った。コンプレックスは生きるエネルギーになるのだろう。
驚くべきは、年老いてなお自分に劣等感を持ち続けることのできる精神力なんだろうと思う。自分の人生に満足することなく、圧倒的努力を続ける著者の生き方は、読んでいるこちらまで沸騰するようなエネルギー、刺激を与えてくれる。
向上心のない者は馬鹿だ、という言葉を思い出す。
また、他人に対する一貫した誠実な態度は見習いたい。
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久しぶりに、モチベーションが上がるような本を読みたくて。
結果、非常に良かったです。
以下、印象的だったところ。
・「僕の場合は、死の虚しさを紛らわせるために他ならない。」(p.27)
→誰にも等しく訪れる死を日々意識して、「ああ、どうせ死んでしまう」と頭を抱えたことさえある人は、意外と少ないらしい。わたしはこの一節に、非常に共感した。
・「僕にとって、1日の終わりは毎日が後悔だ。」(p.69)
→日々を使い捨てながら生きていることを実感し、毎日を反省する人も、意外と少ないらしい。この一節にも、非常に共感。
・「忙しさにかまけて相手に感想を伝えることを横着したり、感想を伝える気持ちが最初からない人がいる。」(p.124)
・「極端な例で言えば近親相姦や親殺しまで含め、物語の筋書きにしても人間の感情の揺れにしても、せいぜい30パターンくらいしかないものだ。」(p.128)
・「仕事ができない人間には決まって共通点がある。小さなことや、片隅の人を大事にしないことだ。そんな人間に大きな仕事ができるわけがない。」(p.133)
うん、良かった。
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角川の伝説の編集者で幻冬舎創業者の見城さんの一冊。仕事に対するビタミン剤的な一冊。元気が無い時に読むと良いかな。胃もたれするかな。
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角川から幻冬舎で独立した社長の話。
今日は死から一番遠い日。
新橋の京味はすばらしいらしい。
全力で、つらいからこそ仕事、という考え方。
充実させるために死を意識するのが良いと考えていたが、ここまで追い込むまでは考えていなかった。
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刺さった言葉
・トレーニングで心身をいじめろ
一No pain No gain 痛みのないところに前進はない
・1日の始め方と終わり方
一朝は遅くても6時起き。スタートダッシュをする。無駄な二次会には行かない。明日はジャンプするための態勢を整える
・無知を武器にする
一毛沢東の革命の三原則は①若いこと②貧しいこと③無名であること、それにもう一つ加えて④無知なことを加える。無知だからこそとんでもない発想が生まれる。
・己の名をあげろ
一安全地帯でモノを言っても誰の胸にも響かない。身を切り血を吹きながら戦うからこほ、自分という存在が一つのブランドと化す。
・小さなことこそ真心込めろ
一仕事ができない人の共通点は自分に甘いこと。思い込みが強いこと、小さなこと、片隅の人を大切にしないこと。約束を守らないこと。時間に遅れること。他者への想像力が足りないこと。
・GNOは絶対死守
一義理、人情、恩返し
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言葉が刺さる
圧倒的に努力して圧倒的な結果を出す
司法試験に浮気するまでは仕事に100%努力してたんですよね。
まあ試験も諦めたのでそろそろ仕事で努力しないと腑抜けになってしまいます。
言葉の1つ1つが刺さるなあと思ったら著者も高校3年間をラグビーに捧げてはったんですよね。
一言一言が怠け心をえぐってくるわけです。
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囚人番号755番 堀江貴文 藤田晋 SNS フリック入力 アナザープレイスへの強烈な欲求 濫読の少年時代 茫漠とした気持ち 生き方の集積 熊谷正寿 近藤太香巳 高校中退 ホノルル市と交渉 ブランドに依拠いきょ 死の虚しさを紛らわせる為に他ならない 上っ面の虚しい生き方は絶対したくない 圧倒的努力 角川春樹 飯倉(港区麻布十番)のイタリアン「キャンティ」 僕はなんとか春樹さんの言わんとしている骨子を汲み取って現実に落とし込んで来た 3776部 努力することに意味があるなどと言うのは単なる人生論であって、仕事に関して言えば「成功」という結果がでない努力に意味はない。いや、そう考えるしかないのである。 「もうダメだ」からが本当の努力である できるかできないかではなく、やるかやらないかの差が勝負を決するのだ。 苦しめば苦しんだ分だけ結果が出る。誰かと闘うのではなく、自分との孤独な闘いがウェイトトレーニングの魅力だ。 「No pain,No gain!痛みのないところに前進はない」そんなふうに独り言を呟いて自分を鼓舞しながら「まだ先に行ける」「もっと先に行ける」と限界を突破する。孤独なトレーニングを終えた時には、肉体だけでなく精神までもが鋭く引き締まる 。ヘミングウェイはボクシングに夢中になり身体を鍛えていたものの、弛み上がった自分の肉体に絶望して61歳でライフル自殺した。 弛み上がった無駄な贅肉を鏡に映した状態では、自己嫌悪でシャドーボクシングなんてできやしない。 蝶のように舞い、蜂のように刺すモハメド・アリのアリシャッフルを真似 ビッグマウスを叩いて勝ち続けた 対価が必ず得られるトレーニングによって自らを鼓舞し、生まれ変わった肉体と精神で再び仕事に飛び出して行くのだ。 アンドレ・ジッド 死のねむ睡り中上健次 嘘を糊塗して偽物を演じるのはまっぴら御免だ 野生時代 低視聴率だが骨太のドキュメンタリー 僕は若い頃から「これは売れなかったがいい本だ」という言い訳は一切やめようと決めてきた 尾崎の再生に、僕は編集者・けんじょう見城徹の復活も賭けた 「自分はまたしても駄目な人間になってしまった」と自覚するからこそ、人は永遠に戦い、永遠に成長し続けられるのだ。 早起きは三文の徳 惰眠を貪る豚 早朝には永遠が見えるとすら思う 矢沢永吉も角川書店も大きく潤った 犬神家の一族 映画と本と音楽のブロックバスター 角川春樹 コカイン疑惑事件 つかこうへい 郷ひろみ 毛沢東の革命の三原則 純潔と純粋の中に、勝負師としての企みが混合する。その時初めて作品は大衆に受け入れられる 井上晴美 本の帯につける惹句じゃっくキャッチコピー 今日考えたことを明日には具現化し、できたものをさらに改善する。 ひとたび成功体験を得れば、壁を突破する為の方程式が見える。それが肉体化する。 圧倒的大差をつければ、嫉妬されることはなくなる。ただし、決して驕り高ぶってはいけない。驕れる者は必ず堕ちていく。 適切な言葉を選び、思考を深めることができれば、人生は思いもよらぬ方向へ拓ける。 鋭敏な想像力 作家の琴線を刺激 安全地帯でモノを言っても誰の胸も打たない。身を切り血を噴き出しながら戦うからこそ、自分という存在が一つのブランドと化す。 君が人知れず圧倒的努力を積み重ねていれば「この人と関われば得をする」と確信して近寄って来る相手がいるはずだ。 公文式算数の秘密 キラーカード 「癒着」と「人脈」は似て非なるものだ。僕は「人脈」という言葉を聞くと虫酸が走る。 キラーカードを持つ者同士の濃密な癒着こそが大きな結果を生み出す。 銀色夏生ぎんいろなつを 感想を伝えるということに無頓着な人とは僕は付き合えない。 感想を伝えることは、人間関係の最初の一歩だ。感想を言わなければ、初対面から始まった人間関係がじみ滋味深いものへと発展することはない。更に言えば、誠意とはスピードだ。 相手は感想を待っているに決まっている。次なる仕事への滋養にするため、生身から発せられる感想に飢えていると言ってもいい。だから常に僕は感想を言い表わすのに一番ぴったりな言葉を探して、のたうち回っているのだ。 千駄ヶ谷ピーター・キャット パッチギ! ウエストサイド物語 沢尻エリカ アメリカン・グラフィティ 風の歌を聴け 慄然と輝いている 無碍に扱うような人 ザッピング 早起きは三文の徳 惰眠を貪る豚であってはならない 今日もまた1日死へ近づくのだ 映画と本と音楽のブロックバスター 安倍晋三 GNO(義理・人情・恩返し)自ら胸襟を開き 醸成してきた厚みのある色気が匂い立つ 死屍累々ししるいるい 羊頭狗肉ようとうくにく 「自分はこれだけ努力した。やれることは全てやったのだ」と自分に言い聞かせ、戦いに挑めばいい。 自分を直視し、自分をごまかさずに辛い道を選んで進めば、必ず結果は出る。 寂寥感 自らゼロの地平に一人で舞い戻る 感情の捌け口 情報の訴求力 暗闇の中でジャンプする 風雲怒濤 寧日ねいじつ 殺るか殺られるか サイレント・マジョリティ静かなる多数 ノイジー・マイノリティ一握りの成功者 今の人たちはずいぶん希薄に生きているのだな 砂上の楼閣 「自分には必ず死が訪れる」と認識した時、生が輝き始める。静岡県清水区 三保の松原と富士山 風光明媚 郷愁 小糸製作所 コミューン 所詮は観念の遊戯に過ぎなかった 現実を阿修羅の如く生きる 七転八倒 匍匐前進 麓の太った豚になるな、頂上で凍え死ぬ狼になれ。 何をエクスキューズしたいのだろう 僻みひがみ 事実を小さくデフォルメするのは許容の範囲内だ 正面突破 訃報ふほう ごうがん傲岸な人間 アメリカ先住民 死へのカウントダウン 死という視座から現在を照射すれば、今自分がやるべきことが鮮明に見えてくる。 峻厳な事実を胸に刻み 莞爾として微笑む 複眼的な視点 人生の切なさを噛み締めて 肉親にさえ窺い知れない事情を抱えて生きている 軽挙妄動 奇抜な発想力 既成の価値観と闘い続けて来た 先送り撲滅会議 会社内ドラフト会議 胸襟を開き 秋元康 吉本隆明『共同幻想論』 そもそも恋愛とは多かれ少なかれ背徳を含むものであって、背徳をまったく含まない恋愛など官能的ではない。 答えはこうだ。「彼女はあなたのことを何とも思っていないでしょう。『自分は高収入ではない』なんて卑屈なことを言っているようでは話になりません。他にあなたの魅力はないのですか?諦めるべきです!」今の時代、ひょっとすると他者への想像力は恋愛でしか育めなくなったのかもしれない。恋愛をしている人は、否が応でも相手の気持ちを考える。相手の気持ちなんてそっちのけで自分のことしか考えていなければ、恋愛関係は早晩破綻する。 不穏な想像力も働かせた いわば人生の���償行為としてゴルフをやっている 恍惚 ニースの窓辺 アルマーニ中毒 今生の記憶さえ 西新橋の名店「京味」ロマネ・コンティ 光陰矢の如し 雲散霧消 言霊が楔のように 「地獄でまた、革命をやろう」世俗的にのし上がるパラドックスの強烈なモチベーションとなった 俗世間の修羅 拮抗 ジハード 無差別テロ 辞世の歌 精神のボディビルダー 歯に衣着せぬ言葉 精神のアスリート fuzzy曖昧な 断捨離
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一部、前の著書と同じ内容が記載されている。圧倒的努力!の考え方は昭和の人って印象だけど、突き抜けるとこうなるのかという驚きと、自分も少し努力してみたくなるのが読後の感想。この人の言葉には力がある。
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生の虚しさを紛らわせる要素は、せいぜい①仕事②恋愛③友情④家族⑤金の5つしかない。仕事は辛く苦しい。しかし、労働によって社会と世界に新しい価値創造をせず、対社会、対世界の関わりを失った生き方のほうがよっぽど苦しいに決まっている。
努力することに意味があるかなどというのは単なる人生論で会って、仕事に関していえば「成功」という結果が出ない努力に意味はない。
→観点を切り替えてる。綺麗に言語化された。
私の胸はNoといったが、私はyesと言った。
No pain, No gain! 痛みのないところに前進はない。
自分の中に何かが突き刺さらなければ、人は身銭を切って本なんて買わない。売れる本は大衆が抱える無意識の欲求や欲望をつかみ取っている。たとえそれが株で儲ける本だろうと、ヘアヌード写真集だろうと、セックス指南書だろうと。面白く、なおかつ視聴率を取れる番組を量産してこそ、低視聴率だが骨太のドキュメンタリーにまで予算を回せるのだ。
自己検証、自己嫌悪、自己否定がないところに進歩はない。
僕にとって一日の終わりは毎日が後悔だ。
→僕と同じことしてる。ちょっと嬉しくなった。僕のやってきたことは間違いじゃなかった。
大した差でもないのに注目されるから、人からやきもちを焼かれて嫉妬するのだ。有無を言わせない圧倒的な差をつければ、「あいつの仕事には誰もかなわない」と周囲の目は諦めに変わる。圧倒的な結果を残せば、おのずと希望のポストは手に入るものだ。ビジネスの世界を勝ち抜く本当のしたたかさを持っていれば謙虚に振る舞うのは当然だろう。
君は職場で目立つ人を見て「あいつはいいな」とうらやましく思うかもしれない。だが、そういう人は誰にも見えないところで魔物のように不安に夜な夜なうなされ、自傷行為のように身を削る努力をしているものだ。安全地帯でモノを言っても、誰の胸も打たない。身を切り血を吹き出しながら、闘うからこそ、自分という存在が一つのブランドと化す。
→確かにズバズバいう人はいるが、本当にそんな深く傷ついているのだろうか。
我が道を行き、安目を売らない。人の器量はやせ我慢によって決まるのだ。
戦争のようなビジネスシーンの喧騒から解き放たれ、清水市で気の置けない友人と語り合う。この時間は、再び戦場へ飛び込む僕にとって大切な充電のひと時だ。
→見城さんの人としての器量に感服した言葉。
君が何となく生きた今日は、昨日死んでいった人がどうしても生きたかった大切な明日なんだ。
今日という日は死から一番遠い。
麻雀を考えた人は天才だと思う。まるで神様が考えて作ったかのようだ。麻雀くらいよくできたゲームはない。偶然と必然があること、運が自分のもとへやってきたり逃げてしまったりすること、勝負時が必ずあることなど、人生の万般が麻雀卓の上に凝縮されている。麻雀をやらない人は、人生の大きな楽しみを知らずにいるとさえ思う。
→ここまで言い切るのはすごい。かくいう僕も全く同じ意見だ。
自分で負けを作らなけ���ばプロにはなれないよ。
SNSでは軽い言葉がやり取りされ、あっという間に言葉は流れて雲散霧消するのが当たり前なのだそうだ。
→僕も軽い言葉は好きじゃない。でも、そういう言葉がかっこいいのかと思ってしまって、真似しようとしてしまう時がある。もうこれからそんな自分に嘘をつくのはやめよう。見城さんのように暑苦しいと思われてもいいから、本気で人と全力で向き合おう。
繊細で大人子供で、死ぬ瞬間に笑うために、筋トレ終わりに瞬間的に味わう満足感のためがごとく、反省し、憂鬱になり、自分を傷つけ、怒る。
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表紙の顔が怖い、血圧が高そう、内容を読むと本人そんなに死にたいのか、死ぬ死ぬを連呼する。最後に趣味の高級品身に着け自慢する件はいらない。「絆」が好きな人たちには受けがいいかも
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過去に読んだ作品の焼き直しが目立つ。
見城さんの初心者に向けたものかな。
いくつか共感できる部分はあったものの、全体を通して自分にも他人にも厳しい姿勢や最後まで満足や安心感を選ばない人間性には少し共感できなかった。
ただ、こういうエキセントリックな方でないと大きな出版社を立ち上げることはできないよなとも同時に思った。
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一文一文実に力強い文章。
タイトル通り、著書の暑さが伝わってくる反面、論理立てたられているから妙に納得してしまう。
恋愛における学歴も収入の低さも関係ない、他にない魅力を磨け、適当に生きている人間に魅力があるはずがない、他者への想像力こそビジネスでも必要で、恋愛でも学べることだ。
は確かになと感じた。
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体温上がりそうなくらい、熱い言葉にあふれた本。ただ、熱いだけの言葉だけじゃなくて、筆者の人生に対する焦燥感も伝わってくる。熱狂できる人生は辛くもあり素晴らしいと思う。繰り返し読みたい本。