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リーダーとは何か?と思っていたときに出会った本。数あるリーダー本の中でも、とにかく読みやすい。難しいことは書いておらず、すっと言葉が頭に入ってくる。時折、具体例が挙げられるが、AKBメンバーに詳しければ、なおわかりやすいのだろうと思った。
しかし、若いのにいろいろと考えてるんだなぁと感心してしまった。私も頑張らねば。
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高橋みなみ自身が見たこと感じたことが自分の言葉で書かれています。書いてあることに目新しさや斬新なことはなく、また難しさもありません。
だからこそ実際に行うには難しく思います。
一歩踏み出す勇気と自分にもやってみようと感じさせる良書だと思います。
努力なしに夢を叶えることはない、褒めるのも自分、足りなかったところを感じるのも自分。適性を知るためにも努力は必要。自分のダメなところを理解し、いいところも見つけられるようにしたいものです。
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本当に感動しました。
高橋みなみさんが、この10年、いかに重いものを背負い、いかに努力をしてきたか。
その結晶が文章として姿を現した一冊だと思います。
まだ20歳そこそこの女の子ですが、
人生は長さじゃなくて、どう生きたか、を体現してくれる存在だと思いました。
努力は必ず報われるとは限らない。
でも、私は報われることを信じて努力し続ける。
そう言い切れる凄まじさですよね。
心から尊敬しています。
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平易な文章で、高橋みなみさんが考え行動した「リーダー・総監督」の仕事について書かれている。「努力は必ず報われる、ことを一生をかけて証明する」という言葉が響く。
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◆自分に自信がないからこそ、努力するんです。周りに少しでも追いつくため、自分が掲げる理想の自分に近づくために。そうやって10年間凡人なりにもがき続けてきました。近道はできなかったぶん、その途中で見えた景色がたくさんありました。人からは寄り道だったねと言われるかもしれないけれど、もがきながら、努力しながら見たその景色は今、私にとって大きな財産です。
◆メンバー同士を繋ぎ、メンバーとスタッフをつなぐ。私なりに考えた結論としては総監督はつなぐ人です。
◆リーダーの5つの仕事
メンバーを理解する
ほぐして、つなぐ
導く
手本を示す
任せる
◆自分にはリーダーは向いていたんだろうなと思います。なぜなら、リーダーとは何なのか、より良いリーダーになるためにはどうしたらいいかを学んだり模索したりすることは、苦しいときもあるけれど、やり続けたいと思えることだったからです。何が言いたいかというと、リーダーになるひとに、生まれながらのカリスマ性は必要ないということ。チームのことが好きでみんなを引っ張りたい、という気持ちがあればいい。その気持ちをちゃんと行動な移せばいい。だから、誰でもリーダーになれる。
◆チームのメンバーにとって、いいリーダーとはどういう人か。それは自分のために何かしてくれる人だと思います。自分のために頑張ってくれているんだ、自分を見せてくれているんだという信頼感がないといいリーダーとは思われないんじゃないでしょうか。
リーダーはメンバー個人に対してこの人は信頼できるなと思われる関係性を一個ずつ作っていかないといけない。日頃から私は君のことを見てるんだよという認識を、ひとりひとりにちょっとずつ植えつけておかないといけない。
悩んだり不安で押し潰されそうになった時、この人に頼ればいい、きっと助けてくれると感じられる関係性がひとつでもあれば、頑張れる理由になるんじゃないかなと思います。
ひとりひとりといい関係性を築くためには、時間も気力も必要です。でも、一人一人が集まることで、みんなになる。
◆人と話をするときはどんどん愚痴ってもらうようにしています。口のなかには、その人を理解するための情報がたくさん入っていると思うんです。愚痴と愚痴を付き合わせていくことで絡まってしまった人間関係をほどいてあげることもできる。
◆一対一の関係性を築けたなら、その子の変化に気がつけるようになります。私が仕事の現場に入ってまずすることはメンバーのコンディションの把握です。気持ちの変化に気づいたあとの第2段階としたは、大丈夫?と声をかけるかを決めます。話を聞いてほしいのか、そっとしておいてほしいのか。すごい難しい判断なんです。大丈夫?と口にして心に触れてしまったなら、その人とガツンと関わらなきゃいけない。関わることって労力を使うし、私は人の感情に揺さぶりやすいのでのちのちまで引きずってしまうことも多いです。でも大丈夫?という一言が相手の心を軽くすることもできる。
◆こうしたほうがいいよとアドバイスすることは可能性を広げもするけれど狭めもする。だから、私の姿勢としてはこういうこともあるんじゃない?と選択肢をひとつ増やしてあげる気持ちで答えるようにしています。勢いだけで考えていると、一個の答えにしがみついてしまう傾向があると思うんです。そんなときに、人からこういう見方もあるんじゃない?と言われると、もう一度改めて問題と向き合える、スペース(隙間)ができる。選択肢を増やしてあげること、心のスペースを広げてあげることが私が思ういいアドバイスです。
◆スピーチ7ヶ条
太文字になる言葉をイメージする
声のトーンで聞くテンションを作り出す
事実を前提に客観的に話し始める
感情ではなくその感情を抱いた理由を言う
聞き手を想像しながら喋る
何も喋らず間を作る
前向きな言葉で自分と聞き手の両方の気持ちを高める
◆私のAKB48人生を振りかえってみたら、努力する→自分の適正のなさを知る→また努力するのその挫折の繰り返しだったように思います。その挫折が新たな努力のスタートでした。そこでめげすに努力した結果、自分でもまったくの予想外の場所に辿り着きました。何が幸いするかやからないんです。本気で努力した先には当初思い描いていたのとは別の到達点がある。努力には副産物がついてくることがあるんです。
◆やばいと思えたなら、まだいける。できないことは努力次第で伸びしろになる。弱いからこそつよくなれる。
◆コンプレックスをどうにかしたいという思いは、自分を変える力になると思います。別に今の自分でいいやと満足してしまったら、自分を変える変えるきっかけさえ持てないからです。大事なことは自分を好きでいてあげようということです。自分のダメなところはきちんと理解しつつ、自分のいいところも見つけてあげる。
◆エースには色んな形があります。グループのなかで自分の果たす役割を持っている。それぞれの形での一番の輝きを放っているならエースです。光があれば、周囲を照らしてくれることにもなるんです。輝いているひとりの、隣にいるメンバーの姿もはっきり目に入るようになる。エースがたくさんいれば、チームの隅々まで輝かせることができます。目指すは全員エースのチームだと思います。
◆常に強くいることが正解ではない。その人の弱さを知ると、不思議とその人についていきたくなる。弱さを見せられることもまた、強さなんです。
◆これからの未来を担うのは、若手メンバーです。その子達を伸ばさなきゃいけないんだと思った時に、自分だけでやっちゃいけないと気づきました。自分の仕事をどんどん任せて、託して、負荷をかけて成長させなければいけない。リーダーをやっていると自分が何人もいたら楽なのにと考えてしまう。でも、自分ひとりの考えだけではグループの可能性を狭めてしまうことになりかねません。いろんな可能性をみんなに見せてもらってみんなでアイデアを練り上げたほうが未来の可能性はどんどん膨らんでいく。人を成長させるには、時間もかかるんです。でも、その時間はグループの未来のために必要な時間です。だから、私としては若手に対してヒントを出すけれども手を出さずにじっと待つ。
◆リーダーの大事な仕事はメンバーのひとりひとりといい関係性を築くこと。みんなとは、ひとかたまりの何かではない。一対一の関係性の積み重ねがみんなになる。
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AKB48第一期から所属し、2014年12月に引退発表、そして1年後に引退を遂げた、総監督 高橋みなみのリーダー論
最後は、300人ものチームのトップとして役割を担った経験から出てくるものは、巷にあふれる"リーダー論"より実感が湧くものが多かった。
何より、リーダーとして役割を全うしながらも、一人一人を見て、理解し、期待をかけ、成長させていく姿は、多くの壁を乗り越えたからこそ出てきたものだと感じた。
また、チームメンバーだけでなく、新たに入ってきたスタッフの名前も覚えて声かけをする部分、常に見え方を意識して立ち振る舞う徹底さは、理想のリーダー像の1つではないだろうか。
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思わず買ってしまった。
思わず読んでしまった。
思いの外、良かった。
アイドルで、女の子だけという特異な集団の経験ではあったけど、所々そうそう!とうなずける部分が多くあった。
参考になる部分もあって良かった。
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「みんな」をまとめる極意は、ひとりひとりと信頼関係を築くこと。しかしそれは現実的でない。そこで必要なのがスピーチ術。いわく「リーダーは言葉で道を示す」。いかなる言葉を発するかで事実の意味付けが変わり、大衆の未来すら変えうることを彼女は知っている。
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彼女がやってきたことをまとめた本。彼女が喋ってきた言葉がそのまま本になった感じ。なので、本としては若干読みづらいところもある。あとは、もっと実践的というか、AKBの裏話してくれるかなーと思ったけどそうでもなかったな。よっぽどリーダー論を知りたくて困っているなら勧めるけど…たかみなを知りたい!っていうのならちょっと違うかもなぁ。ちょっとだけ期待はずれ。
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組織のリーダーも、そうでない人も、みんなに読んでほしい一冊。著者はうんと年若の女性なのに、ハッと気づかされることが多かった(*゚Д゚*)
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みなみちゃんがいかにAKBを引っ張ってきたかがわかる。一人一人に寄り添い、励まし叱りながらがんばってきた。
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☆☆未読☆☆
Newspicksでで凄い反響を呼んでるので興味あり
【AKB48・高橋みなみ】リーダーの最後の仕事は、任せること
https://newspicks.com/news/1342836/body/
【高橋みなみ】失敗を許す力―AKB48の危機を乗り越えて見えたもの
https://newspicks.com/news/1344832/body/
【実島】
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「え?たかがアイドル本でしょ?」と思って手に取らないとしたらもったいない。
AKBグループという300人規模の特殊な集団の「総監督」という立場を続けてきたには意味がある。
彼女が誰かに学んだ要素があるのか、自然に身に着けたのかまではわからないが、
彼女がこの本で語る内容はまさにリーダーに求められるような内容。
また単なる理屈だけでなく、
実際にそれを行ってきたということが伝わってくる内容である。
「努力は必ず報われると、私、高橋みなみは、人生をもって証明します」
総選挙で彼女が語ってきたその背景にもいろいろな思いが感じられるし、
彼女はリーダーとして一貫性をもってその任務を全うしたのだと思う。
最後(2015年)の総選挙のスピーチ全文も掲載されており、読み物としても面白い。
(いしの)
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◎高橋みなみ的リーダー論は、ビジネスマン必見
実際にリーダー的なふるまいをすることがある人は、一度この本に目を通しておくととてもよい。はじめてリーダーになる人でも実践することができることばかりだ。
一番目を引いたのは第三章「ひとりひとりの理解者になる」。
あれだけ多いメンバーと対しても、ひとりひとりの感情・性格・出自を理解しながら、自分ができる範囲で声掛けをしたり悩みをサポートしてあげたりする。
ひとりひとりと関わることはエネルギーがとてもいるけれど、それを成し遂げようとがむしゃらにやれることをやった、それが高橋みなみなのだと思う。
また、AKBグループ以外のグループは、そんなに手出しできるわけではないので、そのリーダーに任せる、ということも学んだそうだ。
同時に、高橋みなみの苦悩も伝わってくる。「前田敦子にはなれない」が象徴的だった。
ビジネス書の分類でもいいのではないか、と思わせるくらいに、高橋みなみはAKBグループをまとめることに全力を注いだのだということをこの本を読んで感じた。
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国民的アイドルグループのAKB48やその姉妹組織を総監督としてまとめてきた高橋みなみの経験やそのノウハウをまとめた本。若い女子特有の部分もある一方で大半が会社組織のリーダーシップをとる上で利用できるもの。リーダーとしての仕事を以下の5つにまとめている。
①メンバーのことを理解する、②ほぐして、つなぐ、③導く、④手本を示す、⑤任せる。
自らがその組織を好きになり一人一人と向かい合う、そして徹底的に努力をする、というのが主たるメッセージと理解。
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AKB48の第一期生のメンバーで、チームAのキャプテンを経て、2012年には300人以上のメンバーをまとめるAKB48グループの総監督(初代)に就任、2016年3月には、活動10周年をめどにAKB48から卒業し、ソロ歌手として活動予定。
キャッチフレーズ?は、
『「努力は必ず報われる」と、私、高橋みなみは、人生をもって証明します!』
そんな高橋みなみが、年頃の女の子ばかりのチームのリーダーとして気をつけてきたこと、行動してきたことをまとめた今どきの子対応型リーダー論。
女の子は、小さいグループをつくりがちで、その小さいグループのリーダーらしき人の考えに流されることがよくある。高橋が最初に目をつけたのは、この小さいグループをなくすこと。小麦粉に水を入れてかき混ぜると、小さいダマができるのに例えて、その小さいグループをダマと呼び、そのダマをひとつひとつ崩していく。そして、ひとりひとりと関係を深め、ひとりひとりをみんなにしていく。
16人のグループがあって、4人のグループが4つあるより、ひとりひとりの16人のほうが、チームとして強い!という理由からだ。
また、リーダーとしてのスピーチ術では、自分の感情を伝えるのではなく、その感情にたどり着いた経緯や理由を語り、そしてマンガのセリフ等で見かけるような文字にすると太字になるような言葉をスピーチに散りばめて、声のトーンや間を考えて話す。
リーダーとしてチームをまとめるためには、思いを言葉にして伝える必要がある。そんな場面でしっかり思いを伝えられるように、スピーチ術を知っておくことは、リーダーの武器になると思った。
キャッチフレーズでもわかるように、高橋みなみは努力をやめない。その姿勢に魅せられて彼女を推しメンとするファンも多いし、随所で見せる言動はAKB48グループのメンバーじゃなくとも、心に響くものがある。
自分も彼女のその姿や言動でファンになった。
しかし、本著には期待していたほどの、画期的なものはなかった。
ということは、多くの人が思い浮かべるリーダー像、リーダーがやるべきことを当たり前にこなしていくことしか、チームをまとめていく方法はないんだろうと感じた。
リーダーとは自分でも努力を怠らず、ポジティブに、メンバーの心をつかみ、チームが進むべき道を指し示すことができる、そして重要なのは、ある時は自ら、ある時は信用してメンバーに任せるというバランスが大切。
上記に挙げたようなリーダーとは違うタイプ、違ったやり方のリーダーもたくさんいるとは思う。
しかし、チームで物事を進めていく場合には、率いる者によって、その成果は大きく変わってくるものだと思った。
『一匹のライオンに率いられた百匹の羊は、一匹の羊に率いられた百匹のライオンに勝つ。』